【(((サウンド)))トラック野郎 試聴室】第2回『国宝 オリジナル・サウンドトラック』でいつまでも続く感動の余韻

【(((サウンド)))トラック野郎 試聴室】第2回『国宝 オリジナル・サウンドトラック』でいつまでも続く感動の余韻

OTOTOYで配信中のサウンドトラックをじっくり聴いてみる【(((サウンド)))トラック野郎 試聴室】。

今回は、映画『国宝』のサントラ『国宝 オリジナル・サウンドトラック』を聴いてみました。

話題の映画、『国宝』。映画が公開されたのは6月6日(金)のこと。上半期の終わり間際、一気に2025年前半の話題をかっさらっていった印象です。筆者も先日、TOHOシネマズ渋谷で鑑賞してきたのですが、平日夕方にも関わらず満席でした。きっと、その日がTOHOウェンズデイ(毎週水曜日は映画が1,300円)だからに違いない、とせこいことを考えたのですが、どうやら割引料金につられた私のような愚か者で埋まっていたわけではなく、他の劇場・曜日・時間帯、どこを見ても数日先まで席が真っ黒に塗りつぶされているではありませんか。これは本物だ、とばかり目を見開いて鑑賞しましたが、噂に違わずじつに面白い映画でした。上映時間175分も決して長く感じませんでした。むしろ、濃厚なストーリー展開を若干端折り気味にしている感じも受けたので、何部かに分けても良いのでは、というぐらいに惹きつけられました。

国内外で活躍する音楽家・原 摩利彦による『国宝 オリジナル・サウンドトラック』は、映画公開日の6月6日(金)にあわせてリリースされた音源です。長時間の作品だけに、“この曲はこの場面で使われていたな”というようなことは、正直曖昧な記憶の中にあるのですが、「国宝メインテーマ」を聴くと、作品全体を包み込む荘厳で優美な世界が目の前に広がるようで、思わず背筋を伸ばしてしまいます。さらに、「継承」「襲名前夜」「鷺娘」といった曲名を追いながら聴くと、場面ごとの鮮やかな映像が少しずつ浮かんできます。そして、ラストに収録されているのが、物語を締めくくる主題歌「Luminance」。作曲は原摩利彦、作詞は坂本美雨が手掛けており、歌唱を担当しているのはKing Gnu 井口理。深遠で幻想的で、昇天するようにいつまでも感動的な余韻を与えてくれます。『国宝』をご覧になった人はもちろん、これから観に行くという人も、是非一度OTOTOYのハイレゾ、ロスレス配信で聴いてみてください。きっと世界が変わるはずです。

文:岡本貴之

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