【大阪府大阪市】女性たちと考える建設産業の未来予想図。「NO BORDERS」が大阪・関西万博で開催

大分県別府市のアイ.ジー.シーが、建設産業における女性の活躍をさらに推進する挑戦の場「NO BORDERS」プロジェクトを立ち上げた。

7月8日(火)には、大阪・関西万博のウーマンズパビリオンで、建設産業に携わる女性たちと未来を考えるトーク＆共創イベント「NO BORDERS in EXPO2025」を開催。様々な“境界線”を越えて、建設産業で働く女性たちが現場で感じた課題ややりがい、自分らしく働くための工夫、そして未来へのビジョンを自分たちの言葉で語る。

「NO BORDERS」のはじまり

「NO BORDERS」は、大分県内で5年間にわたり育まれてきた建設産業の女性ネットワークから生まれたプロジェクト。「まだ見ぬ仲間とつながり、共に未来を描く」ことを目標に掲げ、大分県内の建設産業に携わる女性が参加。女性が少ないとされてきた建設産業において、安心して働き続けられる環境づくりや、自身のキャリアを見つめ直すきっかけとなり、これまで多くの変化をもたらしてきた。

参加者からは、「周囲に女性がいない職場で孤立していたが、同じ想いを持つ仲間に出会えたことで前向きになれた」「本プロジェクトでの学びを通じて上司と対話できるようになり、現場の働き方改善が実現した」といった声が寄せられている。これにより、実際に職場環境の見直しや女性リーダーの誕生といった変化にもつながっているのだそうだ。

「NO BORDERS」プロジェクトの原点は、「業界の中で声をあげにくい女性たちが安心してつながれる場をつくりたい」という現場からの切実な声。その想いに応える形で立ち上がったこの取組は、次第に共感の輪を広げ、業界内外からも注目を集めている。

今回の万博登壇は、そうした取組の集大成。性別・肩書き・年齢・地域…あらゆる境界線を越えてつながった仲間たちが、現場の課題に向き合い、互いに学び合いながら生まれた変化を全国へ届けていく。

「NO BORDERS in EXPO2025」について

「NO BORDERS」のコンセプトは、「建設産業の未来を、もっと自由に、もっと多様に」。「NO BORDERS in EXPO2025」では、大分県内で建設産業に携わる女性が中心となって、会社や立場、肩書きを超え、横のつながりを活かしながら、それぞれが抱える想いや課題、そして希望を共有し、新たな可能性を探っていく。

この取組は、単なる女性活躍推進にとどまらず、性別・国籍・世代といったあらゆる境界線を越え、誰もが活躍できる建設産業をどうデザインしていくかを問い直す挑戦。女性ならではの視点を起点に、これからの時代にふさわしい、誰もが誇りを持てる建設産業の未来像を描いていく。建設産業に関わるすべての人、未来を担う若者、多様性を推進したいすべての人に届けたいセッションだという。

プログラムの予定として、Session1「大分県から生まれる新しい価値」では、これまでの5年間で積み重ねてきた挑戦と実践を、現場で働く女性たち自身がピッチ＆トーク形式で発信。課題に直面しながらも、仲間と支え合い乗り越えてきたプロセスや、現場での具体的な変化を語る。

Session2「地域を超えて、つながる未来へ」は、組織・地域・立場を超えて、より良い現場をつくるためのヒントを探るセッション。経営者・実践者・支援者が一堂に会し、「誰もが活躍できる建設産業」の可能性について語り合う。

クロージング「NO BORDERS未来宣言」では、登壇者・参加者が一体となり「未来に贈る一言メッセージ」を共有。会場がひとつになる瞬間を通じて、次の一歩につながる対話を生み出す。参加企業は、中津市のM・ZEC、伸和建設、東九工業、宇佐市の末宗組、竹田市の高山組、大分市の三浦国土建設、由布市のラックワイドの予定だ。

「誰もが活躍できる現場づくり」を探求する挑戦の場「NO BORDERS」。大阪・関西万博で開催されるトーク＆共創イベントをチェックしてみては。

■NO BORDERS in EXPO2025ー女性たちと考える建設産業の未来予想図
日時：7月8日(火)14:00〜17:00(13:30開場)
会場：大阪・関西万博 ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier
定員：40名(事前申込制／Peatixにて受付)
参加費：無料(万博入場チケットは別途必要)
申込URL：https://nobordersoita.peatix.com/view

アイ.ジー.シー公式HP：https://www.igc44.net

(熊田明日良)

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