【危険あり】再利用NG!ペットボトルに入れちゃダメな“飲み物5選”
一見なんでも入れられそうな「空のペットボトル」。
でも、実はアレを入れると危険だったなんて──知っていましたか?
冷蔵庫で保存したり、持ち歩き用に再利用したりと便利な反面、
使い方を間違えると健康被害や事故の原因になることも…。
今回は、「意外とやりがちだけどNG!」な飲み物を5つ紹介します。
あなたも、知らないうちにやってしまっているかも!?
① 熱湯・コーヒー・お茶の“熱い飲み物”

ペットボトルは熱に弱い!
空のペットボトルに熱い飲み物を入れていませんか?
実はペットボトルは、約60℃以上の熱で変形・溶解する性質があります。
特に家庭でよくあるのが、「麦茶を熱いうちに入れて冷まそうとする」パターン。
表面が縮んだり、内部の化学成分が溶け出すことで、
飲み物に有害物質が混入するリスクもあるのです。
■ 対処法
・熱い飲み物は必ず冷ましてからペットボトルへ
・ステンレスや耐熱ガラス容器を使用するのがおすすめです
② スポーツドリンク(ポカリ・アクエリアスなど)

酸性×プラスチックの危険な相性
意外と知られていないのが、スポーツドリンクの再利用問題。
一般的なペットボトルは“使い捨て用”として設計されており、再利用についてはメーカーも推奨していないケースがほとんどです。
酸性飲料との組み合わせは、ボトルの劣化を早める恐れがあるため、専用ボトルを使うのが無難です。
さらに、長時間常温で放置すると菌も繁殖しやすくなるため、
「前日のスポドリをそのまま翌日に再利用」は避けたほうが無難です。
③ 牛乳・乳製品系(ミルクティー・ラテなど)

雑菌が大繁殖しやすい!
牛乳やミルクティーを「ペットボトルに入れて持ち運び」はNG!
乳製品は常温で放置するとすぐに傷み始め、雑菌の温床になります。
しかもペットボトル内部の洗浄が不十分だと、カビや細菌が残ってしまい、
次に入れた飲み物にまで影響が出ることも。
見た目はキレイでも、中身は「腐敗の一歩手前」なんてこともあるので要注意です。
④ 手作りジュースやスムージー

酸化と発酵に注意!
フルーツや野菜を使った手作りジュースやスムージー。
ヘルシーに見えても、ペットボトルには向きません。
時間が経つと酸化しやすく、特に柑橘類などは発酵してガスが発生する可能性も。
密閉したまま放置すれば、ペットボトルが膨張して破裂することすらあるのです。
保存容器として使いたいなら、通気性のある蓋やガラス容器を選ぶのが安全です。
⑤ アルコール飲料(ビール・焼酎など)


「ちょっと残ったから移し替えよう」と、アルコールをペットボトルに入れるのもNG。
ペットボトルは酸素バリア性能が低いため、ビールの酸化が進みやすいのが難点。
少しの時間でも、風味が落ちて「ぬるくて苦いだけ」のビールになってしまいます。
また、間違って子どもが飲んでしまうリスクも考えると、
見た目が似ているペットボトルでの保管は非常に危険です。
なぜ“再利用”が問題になるの?

ペットボトルは基本的に「使い捨て容器」として設計されています。
再利用することで次のようなリスクが高まります。
ひび割れの隙間に菌やカビが入り込むリスクがあります 。
洗浄しても細かい溝やふた部分に汚れが残る場合があり、衛生的にも再利用はおすすめできません。
熱や酸に弱く、成分が溶け出す可能性があります。
つまり、「何度も使えばエコで安全」とは限らないのです。
まとめ:入れていいもの・ダメなものの線引きを!

以下のように線引きしておくと安心です。
○ OK → 冷ました水・お茶(無糖)・薄めたジュース
× NG → 熱い飲み物・乳製品・酸性飲料・アルコール
とくに小さなお子さんがいるご家庭では、誤飲や腐敗による健康被害のリスクを防ぐためにも、“見た目で判断しない”慎重さが大切です。
この記事をきっかけに、「入れてはいけない飲み物」の意外な落とし穴を見直してみませんか?

- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。