規格外品再利用&アートを取り込んだ「ART WITH ME × 上ノ国ワイナリー」コラボワイン
障害福祉推進機構(以下、ART WITH ME)は、北海道上ノ国町の上ノ国ワイナリーとコラボレーションし、新しいアルコール飲料「ART WITH ME × 上ノ国ワイナリー」2,200円(税込)を、1,000本限定で5月19日(月)に特産品販売サイト「上ノ国から、届け。」にて発売した。
福祉特化型のデジタルアートプラットフォーム
ART WITH MEは、障がいを持つ人が自身のアート作品をNFT(Non-Fungible Token)として世界に発信できる、福祉特化型のデジタルアートプラットフォーム。NFTを活用することで、作品が唯一無二のものであることが証明され、アーティストの新たな収入源として期待されている。身体障がい、発達障がい、全盲、難病、LGBTQ+など、多様なバックグラウンドを持つ人が、自分の「ストーリー」や「想い」を込めた作品を登録・販売できるのが特徴で、関係者も一緒に登録することが可能だ。
フードロスの削減とサステナビリティを推進
上ノ国ワイナリーは、自然豊かな北海道上ノ国町にある廃校をリノベーションし、ワイナリーとサテライトオフィスを併設した複合施設を運営。ワイナリーでは、ワイン葡萄の栽培・醸造・販売を行っており、施設内のショップや地域のイベントなどでオリジナルのワインを販売している。サテライトオフィスは、フリースペースやグループルーム、個室のほか、バスルームや洗濯室も備えているので、個室での宿泊も可能となっている。
同ワイナリーでは、「自社の定める品質基準を満たさない(酸が高い)ブドウを廃棄するのではなく、あえて新しいアルコール飲料として蘇らせる」という挑戦を通じて、フードロス削減とサステナビリティ推進を実現している。
上ノ国ワイナリーの取り組みに注目
こうした上ノ国ワイナリーが取り組む革新的なプロジェクトに、日頃から「固定観念を揺さぶり、人々に新しい視点を提供する」ことを活動方針に掲げているART WITH MEが注目した。
「規格外=価値がない」という思い込みを覆し、アルコール飲料づくりの常識から見れば“失敗”や“欠点”とされる「高酸度」を、むしろ新しい味わいやコンセプトへ転換する試み。この“価値転換”の発想こそがART WITH MEのアーティストたちが日頃から提示する「当たり前を疑う」「別の角度から世界を見る」という姿勢と合致したことで、今回のコラボレーションが実現した。
特別ラベルでストーリーを可視化
「ART WITH ME × 上ノ国ワイナリー」は、北海道厚沢部産2023年収穫のセイベル種を使用。通常規格を超えた酸度を活かした、爽快感とキレのある味わいのロゼワインだ。
特別なラベルをデザインし、アートの力でストーリーを可視化。単に“規格外品の再利用”で終わるのでなく、ラベルやビジュアルデザインにアートを取り込むことで、プロジェクト全体の背景や想いを視覚的に表現している。商品の売上の20%は、ART WITH MEの活動に使われる。
「ART WITH ME × 上ノ国ワイナリー」コラボワインを手に入れて、通常規格を超えた高い酸度を活かした味わいを、ラベルデザインとともに楽しんでみては。
ART WITH ME HP:https://www.dwpo.net/art-with-me
上ノ国ワイナリー HP:https://kaminokuni-winery.jp
上ノ国から、届け。:https://www.kaminokuniwinery.com
(山本えり)
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