本物と区別できる? 人工いくら「みらいくら」開発の裏側を聞いた

カニ風味かまぼこ、ウナギ風味かまぼこ、レバ刺し風こんにゃくなど、日本では当たり前となっているコピー食品。外観、味、食感を限りなく本物に寄せたコピー食品が多いので、言われないとコピー食品だと気付かない人も多いのではないでしょうか。
ここ数年なにかと注目を集めている代替肉もコピー食品の一つです。
株式会社ニチレイフレッシュは、コレステロールフリーで魚卵アレルゲンフリーの人工いくら「みらいくら」をチルド商品として販売しています。
同社のプロフェッショナル、髙田理一朗さんに「みらいくら」の開発理由を伺ったところ「家族にコレステロールが制限されている方や魚卵アレルギーを持っている方がいる場合に、家族が気を使って(遠慮して)あきらめている状況を改善したい、という思いから開発しました」と答えてくれました。
高田さんは「食事をする際の“あきらめている”課題を解決したい、そして、それらを解決することで、日常のちょっとした幸せ感に貢献したいと思っています」とも話してくれました。
外観、味、食感を限りなく本物のいくらに近づけるため、開発過程では味付けや膜の食感などにこだわったそうですが、いくら特有の「丸い球形をつくるのに一番苦労しました」ということです。
「ターゲットは、個人向けです」というものの「外食時でも召し上がっていただきたいと考えています」とのことなので、近いうちに回転寿司チェーン店で「みらいくら」の軍艦巻きなどが提供される日がくるかもしれません。

最後におすすめレシピを聞いてみました。
「色々な料理と合わせることができますが、あえて言えば“みらいくら茶漬け”をおすすめします。熱湯でも変色しないので色合いも楽しめますし、優しい味なのでお夜食にもおすすめです。塩分控えめに薄味に仕上げておりますので、お好みで醬油などをお使いいただけます」
「みらいくら」ニチレイフレッシュ e-shop
https://item.rakuten.co.jp/nichireifresh/20038/[リンク]
※画像:株式会社ニチレイフレッシュ提供
(執筆者: 6PAC)

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