「スマホ、財布、行動…全部チェック済♡」夫を愛しすぎた鬼嫁の実態
※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
本記事は、「夫のことが心配で、つい “ 全部チェック ” してしまう鬼嫁になった」という、投稿者の赤裸々な実体験をもとにしたお話です。
投稿者は、関東在住の30代女性・Kさん。
結婚後も仲良し夫婦でいたいと願い、夫との信頼関係を築いていたつもりでしたが──
ある日ふと見えた “ 1件のLINE通知 ” をきっかけに、Kさんの中に不安の種が芽生えます。
スマホ、財布、レシート、GPS…。
「愛してるから、気になる」その思いが、いつしか“監視”へと変わっていったのです。
★1話完結で描かれる、“鬼嫁化”した妻の暴走と気づき。夫婦の絆を取り戻す、リアルストーリーです★
「好きすぎて」から始まった私の “ チェック習慣 ”

結婚3年目。
夫との生活にも慣れ、穏やかな毎日が続いていた頃でした。
でも──
ある日、夫のスマホ画面に「昨日はありがとう♡」というLINE通知がポンと表示されて。
たまたま見えただけなのに、私の心はざわつきました。
「誰?何がありがとうなの?」
聞けば、会社の後輩との仕事帰りの飲み会だったらしく、やましいことはないと夫。
けれど、それ以来、私は “ チェック ” せずにはいられなくなったんです。
スマホ、財布、レシート…夫の行動は私の監視下に
最初はスマホの通知だけ。
でも、そのうちLINEのやり取り、通話履歴、写真フォルダまで覗くようになっていきました。
財布の中身も確認します。
何を買ったのか、どこへ行ったのか──レシートが教えてくれますから。
「まさか私、疑いすぎ?」と自問した日もあります。
でも夫は「疑ってくれてるうちは、まだ愛されてるって思うよ」と笑って言いました。
そんな風に言われたら、余計にやめられなくなるじゃないですか。
GPSアプリで居場所も確認、安心の “ 全把握 ”
ついに私は、夫のスマホに “ 家族用GPSアプリ ” を入れました。
「災害時のためだよ」と言い訳をして。
これで夫がどこにいて、どこを通って、何時に帰ってくるのか、リアルタイムで確認できます。
夫も「安心ならいいよ」と了承済み。
──だけど、そんなある日。
会社帰りに、GPSが “ あるビルの前 ” で30分止まったまま動かないことに気づいたのです。
「なにしてるの?この場所なに?」頭の中がぐるぐるして、心拍数が上がりました。
鬼嫁の出動!ついに現場へ “ 直行 ”
私はそのまま、ビル前に直行しました。
スマホ片手に、場所を確認しながら。
すると──
夫は、居酒屋の前で男性の同僚と談笑していました。
どうやら、同僚の愚痴を聞くために立ち話をしていたらしいのです。
「なにやってんのよ、こんな時間まで」
私が怒ると、夫はびっくりしながらも笑いました。
「……もう来たの?GPSって怖いなぁ」
「全部チェックしてるんだから当然でしょ」
そう答える私に、夫は苦笑しながら、財布を私に差し出しました。
「ほら、今夜のレシートもどうぞ。隠しごとは何もないよ」
私が“鬼嫁”になった理由と、それでも愛される理由
「愛してるからこそ、心配になる」
そう言い聞かせてきたけれど、最近ようやく気づいたんです。
“ 信じる ” って、チェックしないことじゃない。
“ 安心する努力 ” を、自分の側からもすることなんだと。
今でも私は、夫の行動を完全には放っておけません。
でも、こっそりチェックするのはやめました。
代わりに、
「気になることがあるなら言ってね」
と、素直に言えるようになりました。
すると不思議なことに、夫の方からも
「今日こういうことがあったよ」
と、前より話してくれるようになったのです。
まとめ:疑うことと愛することは、紙一重
“ 全部チェック済♡ ” な私を、夫は「鬼嫁だなぁ」と笑います。
でもそれは、私が心から彼を愛している証。
ただし──愛が重すぎると、信頼を壊してしまうこともある。
だからこそ、チェックするのではなく、「話してもらえる関係」を作る努力が、
“ 本当に安心できる夫婦 ” の第一歩だと思います。
愛しすぎる妻のみなさん。
あなたの “ 心配 ” が、いつの間にか “ 監視 ” になっていませんか?
少しの勇気と笑顔が、関係を変えてくれるかもしれません。

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