【世代間ギャップ判明!】若者の約83%が「補聴器を着けることに抵抗がない」 最新AI技術で騒音下でも自然なきこえを実現する最新補聴器とは?

みなさんは補聴器と聞いて、どんなイメージを持ちますか? 「年配の方が使うもの」「ちょっと目立ってしまって恥ずかしいかも……」なんていうネガティブな印象を持っている方もいるかもしれません。ところが最近、そんなイメージが大きく変わりつつあるようです。

世界トップクラスのシェアを誇る補聴器メーカー、GNヒアリングジャパン株式会社が実施した最新の調査によると、なんと15〜35歳の若年層の約83%が「将来、聞こえにくくなったときに補聴器をつけることに抵抗がない」と回答したことが明らかになりました。

この調査は、首都圏在住の若者500名と、難聴を自覚しているシニア層(60代以上)500名を対象に行われたもの。結果として、若者の多くは補聴器をポジティブに受け入れていることがわかりました。

実際、補聴器に対する若者の印象として最も多かったのは「恥ずかしいことではないと思う(56.4%)」という意見でした。さらに「聞こえ難いことを解決できるから積極的に取り入れたい(54.7%)」という回答も多く、「目が悪くなったらメガネをかけるように、耳が悪くなったら補聴器を着けるのは自然なこと」という声も寄せられました。

一方でシニア層の多くは、「聞き取りは難しいが日常生活に大きな支障がない」と感じていたり、「見た目が気になる」「年寄りに見られたくない」といった理由で補聴器の装用に抵抗を感じている傾向が強く見られました。

補聴器に対するイメージのギャップは、まさに世代間で大きく分かれる部分と言えそうです。

「補聴器はアンチエイジングツール」 専門家が語る、聞こえがもたらす心と身体への影響とは

この調査結果を受けて、東京みみ・はな・のどサージクリニックの耳鼻咽喉科医であり、補聴の専門家でもある市村恵一先生が、聞こえに関する重要な視点を語っています。

「年齢を重ねると誰でも“きこえ”は加齢とともに低下するものです。でも、それをそのまま放っておくと、日常生活に支障が出てくることもあります」と市村先生。たとえば会話がうまくいかずに引きこもりがちになったり、孤独やうつ、認知機能の低下といった負のスパイラルに陥るリスクがあると指摘します。

WHO(世界保健機関)も、難聴が認知症発症の大きなリスク要因であると報告しています。市村先生は「耳から入ってくる音の情報が脳を刺激し、脳の活性化に繋がる」とし、「補聴器は単なる補助具ではなく、体と心と脳を健康に保つ“アンチエイジングツール”だと捉えてほしい」と語っています。

さらに若年層のポジティブな意識については「今の若者はSNSなどを通じて人との繋がりを大切にしていて、会話がスムーズにいかないことによる孤立を避けたいと考えているようです。補聴器を使ってでもコミュニケーションを保ちたいという姿勢はとても前向き」と評価。

また、最近では若者に人気のイヤホンに似たデザインの補聴器も登場しており、高齢者の中にも「こういう補聴器なら着けたい」と言う方が増えてきているそうです。市村先生は、「補聴器を着けて“聞く努力”から解放されると、脳にも心にも余裕を持てるようになり、認知機能の維持やコミュニケーションの活性化にもつながる」と、補聴器の積極的な使用を推奨しています。

世界最小AI補聴器「リサウンド・ビビア」登場! 会話に強い「サビー」も同時発売

そんな中、GNヒアリングジャパンから補聴器の常識をくつがえすような最新モデルが登場しました。2025年5月14日に発売されたのは、世界最小AI補聴器「リサウンド・ビビア」と、会話に特化した補聴器「リサウンド・サビー」の2機種です。

まず注目したいのが「リサウンド・ビビア」。その特徴は、なんといっても“世界最小クラス”というサイズ感。耳の中にスッと収まる小さなボディに、リサウンド独自のAI技術がギュッと詰め込まれています。新機能「インテリジェントフォーカス」により、騒がしい環境でも人間の耳と同じように“聞きたい音”に自然とフォーカスを当ててくれるのが特徴です。

AIの中核を担うのは、新開発された「ディープ・ニューラル・ネットワーク(DNN)チップ」。日本語を含む1350万の会話データを学習し、390万のサウンドパラメータを解析。なんと1日あたり4兆9000億回もの演算処理を行うとのことで、耳に入る音の“質”が劇的に向上しています。さらにBluetooth LE Audioを搭載しており、1回の充電で最大24時間使用可能というのも嬉しいポイントです。

一方、「リサウンド・サビー」は、“会話に強い”ことをコンセプトに開発された補聴器です。どこから話しかけられているのか、誰の声なのかが直感的にわかるように音を調整してくれる機能があり、特に人との会話が多い場面で効果を発揮します。

両機種とも最新のワイヤレス接続技術「Auracast(オーラキャスト)」に対応しており、従来のBluetoothのように“1対1”ではなく、“1対多”での音声共有が可能になりました。たとえば映画館や空港、イベント会場などでも、補聴器を通じてクリアな音声をリアルタイムで受け取ることができます。

しかも、これらの機能は比較的お求めやすい価格帯で提供されており、これから補聴器を初めて検討する方にとっても非常に魅力的な選択肢となっています。

実際に補聴器を試してみた! あれ、つけてるの気づかないレベル……?

聞こえに不安を感じることって、実は年齢に関係なく、誰にでも起こりうることなんです。もはや「補聴器=お年寄りのもの」なんて時代じゃありません。今や補聴器は、“自分らしくいるため”のスマートなツール。そこで筆者も気になってきたので、実際に最新補聴器を体験してきました!

感想ですが、正直に言います——めっちゃ自然。全然目立たない!

特に髪が耳にかかるヘアスタイルだったら、ほとんど誰も気づかないレベル。後ろから見ても、あれ? 装着してる? ってぐらい自然。しかも、つけ心地も軽くて快適で、つけていることを忘れそうになるほどでした。

目が悪くなったらメガネをかけることと同じで、聞こえにくくなったら補聴器を使うって、普通にアリじゃない? と思ったのが率直な感想です。このクオリティで“自分らしい聞こえ”が手に入って、コミュニケーションも快適になるなら、むしろ使わない理由がない! と本気で感じました。

GNヒアリングジャパンが生み出した「リサウンド・ビビア」「リサウンド・サビー」は、その最前線を走る注目のアイテム。あなたもぜひ、未来の聞こえ体験に触れてみてはいかがでしょうか?

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 【世代間ギャップ判明!】若者の約83%が「補聴器を着けることに抵抗がない」 最新AI技術で騒音下でも自然なきこえを実現する最新補聴器とは?
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。