【大分県大分市】今年度も、臨海部の工場群の夜景を船上から楽しめる「工場夜景クルーズ」実証事業実施

日本製鉄シーバース

大分県大分市では、グリーンコンビナートへ変化していく大分市臨海部の工場群の夜景を贅沢に船上から楽しめる「工場夜景クルーズ」の実証事業を実施している。3年目となる令和7年度は、実証事業の検証をさらに深化していく。

臨海部の工場群は、大分市の強みの一つ

大分市は、製造品出荷額等が九州第1位(経済産業省2023年経済構造実態調査)であり、臨海部の工場群は九州・日本の工業をけん引する同市の強みの一つ。

大分石油化学コンビナート

ENEOS 大分製油所

大分市ではこの強みを活用し、産業観光の新たなコンテンツの造成、およびカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進め、グリーン・コンビナートへと変化していく工場群を新たな魅力として発信していくため、「工場夜景クルーズ」を定着させることを目的とした実証事業を令和5年度から実施している。

令和6年度の様子

令和6年度の様子

また、この「工場夜景クルーズ」は、将来的な民間事業による主体的なクルーズ実施に向け、その需要や効果等についても検証することとしている。

3年目となる令和7年度は、「インバウンド枠や貸し切り枠など様々な募集方法での集客が見込めるか」や、「高価格帯での集客が見込めるか」など、実証事業の検証をさらに深化していく。

「工場夜景クルーズ」の様子は、YouTubeでも配信されている。

「工場夜景クルーズ」は、ブルーアース大分と関門汽船によって運航。

九州電力・大分LNG

ブルーアース大分による12名乗り船舶の運航期間は4月末～10月末で、第1便17:30頃～19:00頃／第2便19:00頃～20:30頃／第3便20:30頃～22:00頃の1日3便、8日間の計24便が運航される。

第1、2便は飲食提供ありで、無くなり次第終了。参加料金は、飲食ありが5,000円・小学生以下2,500円、飲食なしが3,000円・小学生以下1,500円、貸し切り(飲食あり)が70,000円だ。

次回は、5月24日(土)に運航。6月以降は順次募集される。
　

おおいた「夢」花火2024の様子

関門汽船による70名乗り船舶は、おおいた「夢」花火2025開催前後の8月29日(金)～31日(日)に運航。

8月29日(金)・31日(日)は第1便18:00頃～19:30頃／第2便20:00頃～21:30頃、30日(土)は第1便17:30頃～19:00頃／第2便19:30頃～21:00頃、1日2便の計6便運航される。

なお、8月30日(土)の第2便は「花火観賞クルーズ」となる。

全便飲食提供ありで、料金は「工場夜景クルーズ」が4,000円・小学生以下2,000円、「花火鑑賞クルーズ」が8,000円・小学生以下4,000円となっている。

12名乗り船舶、70名乗り船舶いずれも、全便、飲食の持込みは自由。70名乗り船舶は、日程が近づいたら募集が開始される。

運航コースや集合場所等詳細は、大分市公式HPで確認を。乗船予約は、旅行会社ハートトラベルのHPにて受け付けている。

「工場夜景クルーズ」に参加して、進化する大分の工場群の輝きを海上から楽しんでみては。

(佐藤ゆり)

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