トラヴィス・スコット、【コーチェラ】終演時間を数分オーバーしたため主催者に約280万の罰金
【コーチェラ・バレー・ミュージック&アート・フェスティバル】の最初の週末に行われたトラヴィス・スコットのセットが終演時間を数分オーバーしたため、主催者のゴールデンヴォイスがインディオ市に対して罰金2万ドル(約280万円)を支払うことになったと、市当局が声明で発表した。
現地時間2025年4月12日、ヘッドライナーを務めたスコットのセットが午前1時3分に終了したことで、罰金の対象となった。ゴールデンヴォイスは、フェスティバルの終了時刻を金曜と土曜の夜は午前1時、日曜は午前0時とする協定を市当局と長年にわたって結んでいる。この協定によれば、【コーチェラ】が終了時間を守らなかった場合、最初の5分間に対して2万ドルの罰金が科されることになっている。
今回はトラヴィスのライブの開始が遅れたため、予定されていた時間をオーバーする結果となった。インディオ市は米ビルボードへの声明の中で、トラヴィスのセットへの罰金は、【コーチェラ】の両週末と4月27日に幕を閉じた【ステージコーチ・フェスティバル】を含む3週末を通して出された、唯一の終了時間違反による罰金だったと述べている。
ゴールデンヴォイスは、過去にも終了時間違反に関連する罰金を科されたことがある。2009年にはポール・マッカートニーが決められた時間を54分オーバーしたため、ゴールデンヴォイスは5万4,000ドル(約770万円)の罰金を支払った。2年前には、バッド・バニー、フランク・オーシャン、ザ・ウィークエンド、スクリレックス、フレッド・アゲイン、フォー・テットの6組のパフォーマーが終了時間を超過し、合計で16万8,000ドル(約2,400万円)以上の罰金が科された。昨年はラナ・デル・レイの遅刻により、1万7,000ドル(約240万円)の罰金が発生した。
ゴールデンヴォイスの関係者は、終了時間や罰金に関して基本的に静観の姿勢を取っているが、他のフェスティバルでは出演者が定められた時間を過ぎるとすぐに電源を切るという対応が行われている。2021年には【ボトルロック・フェスティバル】で、ガンズ・アンド・ローゼズとデイヴ・グロールが「Paradise City」を披露した際、終演時間を過ぎたため主催者がステージの電源を切った。また2012年には、英ロンドン警察が終了時間から30分が経過した時点で、ブルース・スプリングスティーンがマッカートニーをステージに招いた直後にマイクとサウンドを打ち切った。
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