物価高が直撃!ゴールデンウィーク、過ごし方の最多は「自宅でのんびり」 フリーランスの約3割が「連休ない」

ITフリーランスの新しい働き方を提案するPE-BANKは、全国の20歳~60歳の正社員、契約社員、派遣社員、自営業、個人事業主として働く人を対象に、2025年のゴールデンウィークに関する意識と実態の調査を実施。昨今の物価上昇の影響がうかがえたほか、会社員とフリーランスとで連休や仕事に対する意識の違いが明らかになりました。

■自営業の4割、フリーランスの3割が「連休なし」

最初に期間中の「最大連休数」を聞いたところ、「4日」が38.3%と最多。今年のゴールデンウィークは日の並びが悪く、もともと飛び石型の連休のため、多くの人がカレンダー通りの4日が最大となる模様です。次いで多いのが「5~7日」の18.7%、中には「10日以上」が8.0%ある一方、「連休は無い」との回答も16.3%ありました。

「連休は無い」を自営業・自由業(フリーランス)に限ると、それぞれ40.0%、29.4%と全体より高い傾向が見られました。自営業・自由業(フリーランス)は比較的自由に働き方を調整できることから、GWにこだわっていないことが推察されます。

■ここにも物価高の影響…節約傾向が如実

次に、公休日以外の休暇の取得方法について尋ねると、半数の50.0%が「有給休暇」と回答。「会社指定の特別休暇」も12.7%ありました。また、「公休日以外は無い」という人にその理由を聞くと、「休むと業務に支障が出る」が52.4%と最も多く、「休暇より収入を優先」との回答も22.2%ありました。

GWにかける予算を聞いたところ、「特別な予算はかけない」が45.7%と最多に。主な予定も「自宅でのんびり過ごす」が53.4%、「近場への外出」が37.0%など、全体的に節約傾向がうかがえました。あわせて「長期休暇があることで仕事へのプラスの影響はあると思いますか」の質問に「あまり思わない」「思わない」「どちらとも言えない」と回答した人については、最多の理由が「物価高でお金がかかる」の45.4%になりました。やはり長引く物価高の影響は非常に大きいようです。

 

■フリーランスは休み中も「仕事が心配」の傾向

最後に「休み中に仕事のことを考えますか?」と聞いたところ、全体の39.3%が「まったく考えないと思う」と回答。「少しは考えると思う」「常に考えると思う」と回答した人でも、「どんなことを考えると思いますか?」との質問に対し、48.7%の人が前向きな「リフレッシュすることでのポジティブな意欲」を挙げました。

ただ、一方で「休み中に溜まるであろう仕事量などが心配」(30.8%)や「再開が憂鬱で退職や転職などを考える」といった回答も全体で9.9%あり、このうち正社員と契約社員では、それぞれ10.6%と14.2%みられました。また、「少しは考えると思う」「常に考えると思う」の回答を自由業(フリーランス)に限ると88.3%にのぼり、会社員との大きな意識の差がうかがえました。フリーランスは「仕事を忘れて休む」ということが難しい心理状況があるようです。

調査を終えて、同社は「当社は、ITエンジニアの多様な働き方を支援するため、1989年(平成元年)から、ITフリーランスが活き活きと活躍できる制度や環境作りに取り組んでまいりました。今後もフリーランスへのサポートをはじめ、多様な価値観を尊重する社会に貢献してまいります」とコメントを寄せています。

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