福岡の老舗和菓子屋「如水庵」が70年ぶりに天神にOPEN！店舗限定商品も販売

店舗イメージ

福岡の老舗和菓子屋「如水庵」は、4月24日(木)、「如水庵ワンビル店」を、福岡天神ビッグバンエリアの福岡ビル・天神コア・天神ビブレの跡地に建つ大型複合ビル「ONE FUKUOKA BLDG.」にオープンした。

おいしさひとすじ、健康に良いお菓子を

古くから博多の地で商いを行ってきた「如水庵」は、「おいしさひとすじ、健康に良いお菓子を」という想いを胸に、代表銘菓「筑紫もち」をはじめ、黒田如水に因んだ最中や季節感あふれる上生菓子や大福などを販売している。

美味しくて詩心あふれるお菓子を通して「筑紫・博多・福岡」の風土を賛え、くつろぎとやすらぎの平和の文化を創造することを目指している。

店内に飾られる「五十二萬石」の看板は天神西鉄街店に飾られていた看板

博多の菓子屋であった「五十二萬石本舗」(旧森榮松堂)。

1954年開店：天神西鉄街店

昭和29年(1954年)、博多の街を出て、満を持して天神に出店したのが、天神一丁目一番地の「天神西鉄街店」だ。

この始めの一歩が、現在の発展の源。縁深い天神の地に、昭和・平成・令和という激動の時代を生き抜き、「筑紫菓匠如水庵」として70年ぶりに同じ地に帰ってきた。

長い時間をかけて紡いできた技術と伝統に「今」を取り入れながら、これまで以上に利用者に、喜びと感動、平和とくつろぎの時間を提供できる菓子屋になりたい。そんな新たな挑戦を象徴する店舗の開店だという。

佐藤理子和菓子一級技能士

和菓子一級技能士の佐藤理子氏は、技能の研鑽や後進の指導育成等に努め、業界の発展に功績をあげている優れた技能者に贈られる、福岡市技能職団体連合会技能奨励賞を受賞した和菓子職人。「如水庵ワンビル店」では、同氏が制作した工芸菓子「希望の藤」を展示する。

【工芸菓子過去作品】2022年：西日本食品産業創造展出展作品「恵み」

【工芸菓子過去作品】2024年：撮影：株式会社エスエス西日本食品産業創造展出展作品「和文様」

工芸菓子は、自然風物を写実的にかつ芸術性豊かに表現したもの。職人の技と感性が凝縮された美しさを、店頭で自分の目で確かめてみてほしい。

撮影：株式会社エスエス

新たにオープンしたワンビル店では、同店限定販売の商品を用意。

厳選した素材を使用し、職人が一つひとつ丁寧に仕上げたこだわりの和菓子が揃う。如水庵の伝統技術を受け継ぎながらも、新しいお菓子を届けたいという想いを込めたという。

当時の天神西鉄街店で販売していた「殿様最中」をはじめ、若手社員が開発したネオ和菓子「うめみづき」など期間限定販売している。

開店記念期間限定商品は2種。

「殿様最中」1個1,680円(税込)は、黒餡、白餡、抹茶餡の3色餡の特別な最中。種(皮)には、黒田家の藤巴の家紋を配している。

「うめみづき」1箱9粒入1,296円(税込)は、福岡県花でもある「梅」をモチーフにした琥珀糖。自然素材のやさしい色合いが美しい、見た目にも楽しめる和菓子だ。

また、同店限定で通年販売する「ほまれわらび」1箱1,080円(税込)は、如水庵自慢の黄な粉(タマホマレ)を贅沢に使用した黒糖入りわらびもちだ。

70年の時を経て、伝統とともに新たな一歩を踏み出した「如水庵」のワンビル店をチェックしてみて。

■筑紫菓匠如水庵ワンビル店
所在地：福岡県福岡市中央区天神1丁目11-1 ONE FUKUOKA BLDG.地下2階
営業時間：10:00～20:00

如水庵公式企業サイト：https://corp.josuian.jp
如水庵公式オンラインショップ：https://online.josuian.jp

(鈴木京)

ストレートプレスは、トレンドに敏感な生活者へ向けたニュースサイトです。ファッション、ビューティー、ライフスタイル、モノの最新情報を“ストレート”に発信します。