【東京都】墨田区の老舗銭湯「電気湯」が地域共生に向けた拠点となる書店「kamos」をオープン

撮影:奥村直樹氏
銭湯「電気湯」を運営するエイトカンパニーは、東京都墨田区京島にて、誰かの居場所を作るための書店「kamos」を5月1日(木)にオープンする。
大正11創業の老舗銭湯が手がける書店

撮影:奥村直樹氏
書店「kamos」では、大正11年に創業された地域の生活拠点である銭湯「電気湯」の新たな挑戦として、「知らない誰かと生きる」というテーマとその関連分野の専門家による厳選書籍を取り揃える。地域文化を支え、共生社会に向けた新しい文化発信の拠点を作っていく。
銭湯と書店が地域社会の共生・共在に向けた空間へ
大正11年の創業以来、まちなかで他者と生きていくための共在の空間を維持し続けてきた銭湯「電気湯」は、共在のあり方を醸造する書店「kamos」を開店する。
kamosでは、「他者と共に生きる」ことの周辺分野を扱った書籍の販売のほか、様々な専門家と協働する新たな書籍販売サービス(5月リリース予定)を通じて、「まちなかで知らない誰かと生きる」ことに向けた思考の場所として、オンライン、店舗、そしてまちなかで様々な活動を広げていく。
周縁を観察し思考する本を媒介とした対話と学びの場
「kamos」という店名は、電気湯のコンセプトである「澄む=住む」が由来。まちに住み、生きていくための「澄む」場所として、「他者と生きる」ことの実践の場として「電気湯」は運営されてきた。しかし「澄む」ことに向かいすぎた空間は、滞りなく誰かと生きられることが当たり前とされ、そこに準ずることができない人々はいつの間にかその場からこぼれ落ちてしまう。結果として、同質的な空気感が充満する平坦な空間に成り、共生・共在への道が危うくなってしまう。
澄みすぎた水の奥底には、どこかでこぼれ落ちて忘れ去られた「誰かと生きる」ための感覚が沈澱していると考えられるので、その共在の感覚をかき集め、ふたたび「知らない誰かと共に生きる」ことを醸造するための場所として、書店は「kamos=醸す」と名付けられた。
ゆるやかに、誰ともつながらずに、誰かと生きていける社会に向けて。周縁を観察し思考する本を媒介とした対話と学びの場を創出し、東東京のまちなかで対話の作法を醸していく。
老舗銭湯・電気湯が手がける「kamos」を訪れて、まちなかで知らない誰かと生きることについて考えてみては。
■kamos
住所:東京都墨田区京島3-48-1
営業時間:15:00〜21:00
営業日:日・月・水
HP:https://kamos.base.ec
X:https://x.com/kamos_books
電気湯
住所:東京都墨田区京島3-10-10
営業時間:15時〜24時 日曜日のみ朝風呂(8時〜12時)+通常営業
定休日:毎週土曜日
HP:https://denki-yu.studio.site
(山本えり)
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