【北海道伊達市】名刹の善光寺から、統一感のある市街地の町並みへ

北海道伊達市
日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、北海道伊達市を写真とともに紹介する。
Vol.430/北海道伊達市
次にやってきたのは伊達市だ。伊達市は地名の通り、仙台藩の流れをくむ亘理伊達家が、戊辰戦争後に移住して開拓を行なったまちだ。まちの中心部を訪れると、建物が黒のシックな調子に統一されていて、これも伊達家のイメージなのかなあと感じられる。江戸時代以降に開拓された土地ではあっても、城下町風だった。たとえば全国にあるスーパーマーケットのA-COOPは、オレンジと緑色を基調とした外観をしているけれど、伊達市では黒色のA-COOPだった。そのことには結構驚いてしまった。

善光寺さんへ

美しい御本堂だった

伊達市街地と海を見渡す

伊達市役所

中心部の町並みには統一感があった

郵便ポストが黒色

A-COOPも黒色だった
最初に訪れたのは善光寺というお寺だ。有珠山噴火を経ても境内が残っており、境内は国の指定史跡になっている。茅葺の本堂が堂々と鎮座していて、雰囲気のある名刹だった。
そして、内浦湾に面する市街地へ。やや小高い場所から住宅地と海を見渡すと、平野部にぎゅっと住宅が集まっていて、たくさんの暮らしがあることを感じられる。その後、市街地まで降りて黒色のシックな町並みを歩いた。沿岸部で空も広く、雰囲気のあるまちの中で、流れている日常は穏やかだった。
福島県にも同じ伊達市というまちがあり、そちらを先に訪れていたけれど、当然ながらまちの雰囲気は違っていて、それぞれに伊達市らしさがあるのだなあと思ったのだった。
(仁科勝介)

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式X:https://twitter.com/katsuo247
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