【北海道八雲町】渡島半島の中央部、八雲町の市街地へ

北海道八雲町

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、北海道八雲町を写真とともに紹介する。

Vol.423/北海道八雲町

旧砂原町から八雲町へ向かう道中、空が怪しかったので先に雨具の準備をして出発した。予想通り途中から、大変な土砂降りが15分ぐらい続いた。ようやく小雨の兆し、遠くの空が明るくなる。それが見えた瞬間は、すごく嬉しくなった。八雲町へ到着したタイミングでは、なんとか雨も上がってくれて。

八雲町では木彫り熊資料館に行ってみて、あとは市街地を散策した。八雲市街地は、渡島半島の東側の海に面しており、今日は訪れないものの、同じく八雲町の旧熊石町は、渡島半島の西側の海に面している。すなわち、八雲町は市町村合併で二つの海に接するようになり、「二海郡(ふたみぐん)」が新設された。郡の名前は消えてしまうことの方が多いけれど、合併で郡の名前が新設されることもあるのだなあと、勉強になる。

雨と海岸線

ようやく雨が上がった

木彫り熊資料館へ

かっこいい…

市街地を巡る

暮らしが集まっているなあ

木彫り熊資料館は、大小様々な熊の木彫りが展示されていて、ヒグマと人間の関係性を垣間見ることができる。あらゆるものを、コントロールしようとする現代の私たちにとって、ヒグマは相反する動物かもしれない。しかし、たとえば彫刻の熊の置物というものはものすごく生活に馴染んでいる。共存や共生、といった言葉で簡単に括ることはできないけれど、私たちが生きてきた時間のそばに、クマはいるよなあと思う。

市街地の区画は直線が多く、ぎゅっと同じ場所に住宅地が集まっている。その密集したエリアの奥には、緑色の草木が見えた。さらに奥は海か山である。北海道らしいスケールの大きなまちの様子だなあと感じたのだった。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247

  

  

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