冬の乾燥&インフルエンザに注意すべき環境を「絶対湿度」で“見える化”したら…。驚きの事実が分かったよ

この冬、家族がインフルエンザにかかりました……。

加湿器を使い、乾燥に気を付けていたつもりなのにナゼ? そこで、我が家がどの程度加湿されているかを調べるため、温湿度計を購入しました。

インフルエンザと熱中症をダブルで見張るお助けアイテム!

エー・アンド・デイ「みはりん坊W」3,520円(税込)

部屋の湿度が適切かどうかを測るために購入したのが「みはりん坊W」です。

季節性インフルエンザが流行する目安となる「乾燥指数(絶対湿度)」と、熱中症予防対策のための「熱中症指数(WBGT)」を知らせてくれるという優れモノです。

コンパクトなサイズで設定もカンタン

箱を開けると、温湿度計、電池、ストラップ、取扱説明書が入っていました。

サイズは縦8.2cm×横4.7cm×幅1.2cmと、想像していたよりもコンパクト。背面には壁掛け用の穴も付いています。

設定は「おまかせモード/熱中症指数モード/ 乾燥指数モード」の3種類。

筆者は自動で「乾燥指数(絶対湿度)」と「熱中症指数(WBGT)」の表示を切り替えてくれるおまかせモード、アラーム音はONを選びました。

湿度の数値、実は2種類あるって知ってた?

2月の初旬、4.5畳ほどの個室を測ったのが上の写真。この部屋ではファンヒーターと加湿器を使用していました。

数字の上から順に
乾燥指数(絶対湿度)→8.3g/m3
温度→20.7℃
湿度→46%
時刻→12:54

この数字でポイントとなるが「乾燥指数(絶対湿度)」の数値。

「乾燥指数(絶対湿度)」とは、天気予報などにも使われていて普段よく聞く「相対湿度」とは異なる方法で表す湿度の値。

「相対湿度」と「絶対湿度」の違いは、メーカーの公式サイトに詳しい説明ありますが、カンタンにいうと相対湿度は温度によって変わるけれど、絶対湿度は空気中に含まれている水蒸気の重量を示す数値なので、温度によって変化しないということ。

例えば、相対湿度が50%の場合、容量1g/m3の空気中に含まれている水蒸気の量は、20℃では8.7g、10℃では4.7g、5℃では3.4gとなります。

相対湿度が同じでも、夏はベタベタと蒸し暑く感じるのはこれが理由。気温が高い方が、空気中に多くの水蒸気を含んでいるからです。

「乾燥指数(絶対湿度)」と「熱中症指数(WBGT)」でキケンを通知!

季節性インフルエンザは「乾燥指数(絶対湿度)」が7g/m3以下になると空気が特に乾燥している「警戒」レベル。ウイルスの流行に適した湿度環境にあります。7g/m3から11g/m3が「注意」レベルの状態でウイルスの流行が始まる湿度環境にあるとされています。

「みはりん坊W」は「絶対湿度」がインフルエンザウイルスの流行が始まる7g/m3以下になると、ランプと警告音(アラームをONにした場合)で教えてくれます。

部屋の乾燥とインフルエンザへの危険レベルが数字でわかるのがありがたい!

部屋の加湿、本当にそれで大丈夫?

同じ日に、寝室を測ったのが上の写真。ファンヒーターを付け、加湿器は不使用の状態です。

乾燥指数(絶対湿度)→6.2g/m3
温度→20.0℃
湿度→36%
時刻→12:59

「乾燥指数(絶対湿度)」は「警戒」レベル。加湿器を止めて4時間ほど経過していることもあり、部屋の中はカラカラに乾燥しているようです。

就寝前に、同じ部屋で測定したのが上の写真。暖房なし、加湿器を付けて1時間ほど経った状態です。

乾燥指数(絶対湿度)→8.8g/m3
温度→19.1℃
湿度→54%
時刻→0:00

暖房を付けず、加湿器を使っている部屋でさえ「乾燥指数(絶対湿度)」は「注意」レベル。加湿がたりていないことがわかって大ショックです……。

結局、リビングや廊下など、家中どこを測定しても「乾燥指数(絶対湿度)」が11g/m3を超える「快適で健康に適した湿度」になることはありませんでした。

さらに、屋外で測ったところ、このような結果になりました。

乾燥指数(絶対湿度)→2.5g/m3
温度→8.9℃
湿度→28%
時刻→15:29

やはり、外はかなり乾燥していますね。

この冬の乾燥はスゴい! 部屋に加湿器1個では、全然たりていなかったということがわかったので、乾燥対策を本格的に考えているところです。

ちなみに、夏は「熱中症指数(WBGT)」が28℃以上で「厳重警戒」、31℃以上で「危険」を表すそう。

今年の夏も暑くなる気がするので、「みはりん坊W」を活用して夏の熱中症対策もしていきたいと思います。

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