日本生活習慣病予防協会が「からだにやさしいお酒のたしなみ方」がわかる動画を公開!
毎年2月は、日本生活習慣病予防協会が主催する「全国生活習慣病予防月間」だ。2025年の強化テーマは、日本生活習慣病予防協会の健康標語「一無、二少、三多」より、「少酒~アルコールは少酒を心がけ、ほどほどに!~」。
今回、2025年の取り組みとして、市民公開講演会のWeb講演会「からだにやさしいお酒のたしなみ方」を、同協会YouTubeチャンネルで公開中だ。アルコールと健康に関する話題について、厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」作成委員で、減酒指導で活躍中の吉本尚先生(筑波大学健幸ライフスタイル開発研究センター長)が解説している。
「少酒」にまつわる8つの疑問点を解説
日本生活習慣病予防協会は、生活習慣病の一次予防を中心に、その成因、診断、治療、リハビリテーションに関する知識の普及啓発、生活習慣病に関する調査研究を行うことにより、国民の健康の増進に寄与することを目的として、2000年に設立された。役員は、医師を中心に構成されている。
今回公開中のWeb講演会「からだにやさしいお酒のたしなみ方」の動画内では、講師を務める吉本先生が「飲み過ぎで生じる健康の害にはどんなものがありますか?」など、「少酒」にまつわる7つのトピックスと8つの疑問点を解説している。
6つの健康標語から構成
日本生活習慣病予防協会の健康標語「一無、二少、三多」とは、一無は、無煙・禁煙。二少は、少食・少酒。三多は、多動・多休・多接。この6つの健康標語から構成され、日常心がけたい生活習慣をわかりやすく、より実践的に表現した健康標語だ。同協会の顧問、池田義雄氏が1991年に提唱し、協会が普及啓発に努めている。
糖尿病、高血圧などの生活習慣病は、長い時間をかけて進行し、病気として自覚しにくいという特徴をもつ。それを防ぐには日頃の体調、身体の些細な変化など、常に自身の健康に目を向けることが必要だ。そして、中高年になってからではなく、若い頃から適正な生活習慣を獲得し維持することが大切だ。
飲酒は、1日約20gまでが望ましい
さまざまな生活習慣病がアルコールと密接に関わっており、過度の飲酒を長く続けると、多くの病気が誘発される可能性が高まる。もっとも怖い病気がアルコール健康障害(依存症)だ。アルコール健康障害による精神的・身体的な影響のために、日常生活に支障が出てくる。「健康日本21」では、飲酒は、純アルコールに換算して1日約20gまでが望ましいとしている。
徒然草:兼好法師(室町時代)の「百薬の長とはいへど、万の病は酒よりこそ起れ(酒は百薬の長というが、多くの病気は酒が原因だ)」という格言もある通り、お酒をたくさん飲める人でも、1日の飲酒量はその程度が望ましいということだ。
「一無、二少、三多」の習慣で、生活習慣病を予防!この機会に、Web講演会「からだにやさしいお酒のたしなみ方」をチェックしてみては。
【少酒】全国生活習慣病予防月間2025 市民公開講演会~からだにやさしいお酒のたしなみ方~<前編>:https://youtu.be/Taady4c8RDo
【少酒】全国生活習慣病予防月間2025 市民公開講演会~からだにやさしいお酒のたしなみ方~<後編>:https://youtu.be/Xj7kJAJLEdQ
日本生活習慣病予防協会:https://seikatsusyukanbyo.com
(江崎貴子)
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