本間日陽、〈ZIPANGU the Party!!〉出演への意気込みと同郷の“ラスボス”小林幸子への憧れを語る

本間日陽、〈ZIPANGU the Party!!〉出演への意気込みと同郷の“ラスボス”小林幸子への憧れを語る

日本の伝統音楽と最先端のクラブミュージックを融合をコンセプトにした革新的な音楽イベント〈ZIPANGU the Party!!〉が2025年2月14日(金)国内最大級のナイトクラブ「ZEROTOKYO」にて開催される。☆Taku Takahashi(m-flo) ,block.fm)、kz(livetune)TeddyLoidBPM15QDÉ DÉ MOUSE& RINNEEEら、豪華アーティストがDJとしてステージを彩る予定だが、イベントの目玉として注目されるのが、特別ステージ〈ZIPANGUサクラガミ〉だ。なんと、 “ラスボス” 小林幸子が富士山の化身としてクラブに初降臨して、イベントテーマソングとして新曲『サクラガミ』を披露するという。さらにLED5,000個を纏った全長約17メートルの光る大蛇を引き連れて登場することも予告されており、始まる前から既にカオス状態となっている。

そして、〈ZIPANGUサクラガミ〉に出演することが発表されたのが、元NGT48の本間日陽だ。長年のクラシックバレエ経験を活かし、伝統音楽×クラブミュージックの舞台で新たな表現に挑戦する。今回、リハーサルに勤しむ本間にインタビューを行い、斬新なイベントへの参加を前にした心境と意気込みを訊くと共に、同郷の大先輩・小林幸子への尊敬と憧れの想いについても語っていただいた。

ZIPANGU the Party!! 出演について

 
本間日陽、〈ZIPANGU the Party!!〉出演への意気込みと同郷の“ラスボス”小林幸子への憧れを語る

――〈ZIPANGU the Party!!〉は多数のアーティストが出演する内容盛りだくさんのクラブイベントですが、特別ステージ〈ZIPANGUサクラガミ〉に出演が決まった際の率直な気持ちを訊かせてください。

本間:出演が決まったときは、すごくびっくりしました。私が芸能活動を始めたきっかけが、新潟を拠点としているアイドルグループNGT48だったんですけど、アイドルを卒業してからは「もう踊ることはないんじゃないかな」と思っていたので、あるときマネージャーさんから、「本間さん、踊ってもらいます」って言われて(笑)。「えっ踊るの!?」ってまずびっくりしました。それから詳細を聞いて、小林幸子さんがオリジナル曲を歌唱されるっていうことにもすごく驚きました。とにかく本当に驚きがいっぱいで、「どうなっちゃうんだろう?」という気持ちでしたね。

――ファンの方も、どんなステージが見られるのだろう?と感じていらっしゃると思います。日本の伝統音楽とクラブミュージック・EDMの融合というイベントのコンセプトについてはどう感じていますか。

本間:最初に聞いたときに、それらの要素が1つになるってどういうことなんだろうと率直に思いました。でも稽古をしてみると私自身ワクワクするような気持ちになったんです。ストーリー展開や、それこそ全長約17mのオロチ(大蛇)が登場するのもすごく楽しみですし、今のところは何がどういうふうになるのかを、私自身もすごく楽しんでいます。間違いなく、絶対ここでしか見られない特別なステージになるなという確信があります。

本間日陽、〈ZIPANGU the Party!!〉出演への意気込みと同郷の“ラスボス”小林幸子への憧れを語る

――日本の伝統音楽とクラブミュージック、両面から訊かせてください。まず伝統的な音楽ということに関しては、どのような受け止め方をしているのでしょうか。

本間:私は6歳の頃からクラシックバレエをやっているので、日本のものではないのですが、歴史があってずっと受け継がれている踊りや物語を表現するということには、馴染みがあります。今回共演させていただく「石見神楽」も、昔からある文化がずっと長く受け継がれてきて今も続いている伝統芸能なので、ご一緒できるのをすごく楽しみにしていました。長い間、ずっと変わらずに受け継がれている文化って素敵だなと思っているので、すごく嬉しいですね。

――6歳からクラシックバレエをやっているとは、すごいですね。

本間:ありがとうございます。でも、いろんな習い事をした中でクラシックバレエしか続かなかったんですよ(笑)。

――そうなんですか?(笑)。他にはどんな習い事をしてたのでしょう。

本間:他はスイミングやピアノとかをやっていたのですけど、自分の中で一番続いたのはバレエ。物語の中の一部になれたり、初演から物語が変わらずに、そしていろんな流派があるにもかかわらず、同じ音楽で同じパ(バレエにおけるステップや動きのこと)で踊り続ける。それがずっと続いているっていうのがすごく不思議だと思うのです。それがすごく楽しくて好きになったので、それって今回の石見神楽にも通ずることなのかなって思います。

――ストーリー性という意味では、〈ZIPANGUサクラガミ〉は日本神話を題材にしてるというところでも同じですよね。

本間:そうですね、そこはすごくシンパシーを感じています。実際に稽古で石見神楽のみなさんを見るとかっこよくて。振り付けの中でも、「こんな感じの動きある?」って先生に訊かれて、すぐに「こんな感じですかね」と即興で踊り、どんどん振りが決まっていきました。私は私で、バレエの振りを先生からいただいたりして、踊っていてそれが合わさったときがすごく面白かったです。振り付けのときに、何か新しいものを作っているという感覚が私にとってもすごく新鮮でした。

――アイドルグループ時代には、大勢の中でのフォーメーションや歌割りがあってステージに立っていたと思うのですが、共通点はあったりしますか。

本間:やっぱり新しいものを作るっていう意味では、グループ時代も1期生として加入したので、新しいことに挑戦するのはすごく好きでした。誰も見たことのないものだったり、誰も知らないものをみんなで作り上げていくことにワクワクしていたので、それは今回も通じるところなのかなって思います。ただ、グループ時代はいろんな文化が混ざり合うみたいなことはなかったので、そこはまた新しい体験として楽しみたいなと思っています。

――一方で、クラブカルチャーに関してはいかがですか?

本間:私、クラブカルチャーには全然なじみがなくて。今回お話をいただいたときも、「クラブでバレエ…?」みたいな(笑)。一瞬、自分の中で解釈するのにすごく時間がかかって、頭の中でぐるぐるしている時間がありました。そこから、振り付けをいただいたときに、そういう楽曲で自分がバレエだったりコンテンポラリーの要素を取り入れたダンスをするというのがすごく面白くて。なので、本番のステージも楽しんでもらえたらいいなって思っています。全く違うものが掛け合わさって一つのステージで楽しめること、そこが今回の見どころだと思います。

――イベントのスタートが23時からですから、出演は深夜になりますよね。どんなステージをイメージしているのでしょうか

本間:深夜にパフォーマンスするのは初めてなのですが、やっぱりクラブと聞くと華やかなイメージがあります。でも実際に先ほどZEROTOKYOのステージのお写真を見て、すごく良いシチュエーションだなって思っていて。「ここでパフォーマンスしたらめちゃくちゃ楽しいだろうな」っていうのは、もう私の中で結構確固たるものになっています。

――これをきっかけクラブ好きになる可能性もなくはない?

本間:なくはないですね(笑)。それはそれで面白いかなって。

――そういう化学反応というか、何が起こるかわからない面白さがありそうですね。今回は出演アーティストの方々も大勢いますが、同じステージに立つお気持ちはいかがですか。

本間:私の友だちで、アニソン好きでよく1人でクラブのアニソンイベントに行き、明け方まで楽しんでいる子がいるんです。今回、私がこのイベントに出演することが発表されてから、その友だちからいきなり連絡が来て、「何これ!?DJのみなさんがめちゃくちゃ豪華!行きたすぎる!」って(笑)。私は詳しくなかったので、「すごいところに入ってしまったな」と思いました。あと、私のファンの方でもDJの方やクラブミュージックが好きな方がいらっしゃって、その方は「このメンツの中に私の推しメンの名前があるなんてアツすぎる!」みたいな、すごい長文のメッセージで思いの丈を送ってくれて(笑)。自分自身も今回初めての体験が多い中で、アイドル時代から応援してくださっている方々から、「まさか好きなものと好きなものがこんなところでくっつくなんて!」みたいなお言葉をいただいたりとかするので、何かいい機会になるのではないかと思っています。

本間日陽、〈ZIPANGU the Party!!〉出演への意気込みと同郷の“ラスボス”小林幸子への憧れを語る

――今回、大きな話題になっているのが、同郷の大先輩である小林幸子さんのクラブイベント初出演です。小林さんとはどのような関係ですか?

本間:自分がアイドルグループのときメジャーデビューする際に駆けつけてくださったりとか、私の地元・新潟県村上市で文化公演を行ったときに私がMCとして参加させてもらった際に地元で歌ってくださったりとか、度々お会いしています。あとは、幸子さんが長岡の山古志村で毎年やっていらっしゃった「幸子米」の収穫のお手伝いに行かせてもらったこともあります。お会いするたびにすごく優しくしてくださって、周りがぱっと明るくなるような大好きな先輩なので、私自身芸能界の目標にもなる憧れの存在でもあります。今回ご一緒できるということで、すごくテンションが上がりました。

――小林幸子さんの新曲「サクラガミ」がイベントのオリジナルテーマソングとして、今回のステージで初披露、2月15日に全世界配信リリースされます。「サクラガミ」についてはどのような感想を持ってらっしゃいますか。

本間:振り付けのときにデモ音源を聴かせていただきましたが、デモ音源からもう既に、すごいパワーをいただきました。今回のステージにふさわしい、日本のパワーみなぎる神々しさもありつつ、この楽曲でステージを締めくくれる幸せっていうのがあります。

――小林さんの生歌を聴いたことも何度かありますよね?

本間:そうですね、生で聴かせていただいたこともあります。そのときに、幸子さんがステージに立つだけで、もう若い方からご年配の方まで本当にお顔がパーッと2トーンぐらい明るくなるような存在感を感じたんですよ。それを見て私は「幸子さんみたいになりたいな」って思いました。今回もクラブミュージックステージの中で、そんな幸子さんが見られるんじゃないかなと思って、楽しみです。

――全長17メートルの光る大蛇を従えて歌えるのは小林幸子さんだけでしょうね。

本間:そうですよね(笑)。私はまだ大蛇には遭遇してなくて映像でしか見てないんですけど、実際に見たらすごい迫力だろうなって思っています。本当に豪華なステージだなと思って、ワクワクしています。

――では改めて、イベントに向けての意気込みをお願いします。

本間:今回、本当に素晴らしい機会をいただきました。私自身アイドルを卒業して、もうステージでダンスパフォーマンスをすることはなかなかないかなと思っていたので、今回こんな豪華なステージに立たせていただけることになって、すごく光栄です。このステージではバレエの要素だったりコンテンポラリー要素のあるダンスパフォーマンスに挑戦するので、いろんな文化と音楽が合わさった特別なステージを是非、直接会場で楽しんでもらえたらうれしいです。

今度の目標と夢について

 
――ここからは、本間さん個人の活動について聞かせてください。昨年4月13日にNGT48卒業コンサートを行ってからまだ1年経ってないですが、卒業後からこれまでを振り返っていかがですか。

本間:卒業する前は、やっぱり15歳のときからアイドルをやっていたので、アイドルじゃない自分っていうのがあんまり想像できなくて不安でした。でも素敵な作品にも恵まれていろんなお芝居に挑戦することもできましたし、今回のステージのように新しく挑戦することもたくさんあって、充実しているなって感じています。

本間日陽、〈ZIPANGU the Party!!〉出演への意気込みと同郷の“ラスボス”小林幸子への憧れを語る

――イベント当日の2月14日には、『本間日陽3rd写真集 プレパレーション』が発売されるということで、発売おめでとうございます。

本間:ありがとうございます!

――結構なハイペースで写真集出してますよね?

本間:そうなんですよ(笑)。自分でもびっくりなんですけど、昨年の1月に2nd写真集を出して1年ペースで写真集を出させていただいています。これまでの1冊目2冊目はコロナ禍の影響もあって国内での撮影だったんですけど、今回は満を持してバリ島に行きました。海外での撮影は初めてで、バリ島に行くのも初めてでしたし、海外に行く機会もあんまりなかったので、写真集の撮影とは言いながらも、グループを卒業してまた新しい一歩を踏み出した今の自分にぴったりな時間を過ごせたなと思っています。

――写真集のテーマは、“1人旅”ということですが、どんなイメージの写真集になりましたか。

本間:タイトルの『プレパレーション』っていうのは、バレエ用語で「準備」という意味で、ダンスをする前にプレパレーションがしっかり決まらないとジャンプができなかったり回れなかったりするんですよ。なので、今後俳優として飛躍してもっといろんな作品に携わっていきたいという思いだったり、もっといい俳優さんになれたらいいなっていう目標に向かって準備するっていう意味も込めて、『プレパレーション』っていうタイトルをつけたので、そんな思いを馳せながら撮影に挑みました。

――タイトルが今後の活動のキーワードになっているのですね。

本間:そうですね。今しっかりと準備をして、今年、来年以降もいろんな作品に出て、もっともっとたくさんの人に知ってもらえたらいいなと思います。

本間日陽、〈ZIPANGU the Party!!〉出演への意気込みと同郷の“ラスボス”小林幸子への憧れを語る

――今後、こういうことをやりたい、こういうステージに立ちたいという夢があったら教えてもらえますか。

本間:今の目標は、NHKの朝ドラ、大河ドラマに出られるような俳優さんになることですね。新潟の地元にいたときは、おじいちゃんとおばあちゃんと毎朝、朝ドラを見て日曜日は大河ドラマを見るのが習慣になっていたので、自分自身すごくなじみのあるものなんです。新潟に自分の活動を届けたいっていう思いがあって、そういう思いの中で一番わかりやすく言うとNHKの朝ドラ、大河ドラマに出演することが夢ですね。

――今後も俳優としての活動を中心にしながら、新潟の魅力を伝えるための活動も行っていきますか?

本間:そうですね。小林幸子さんも、新潟県内外で本当に幅広く活動されているので。幸子さんの「幸子米」の栽培は、新潟で起こった中越地震(2004年)の復興支援の一環として始められたことだったんですけど、その幸子さんご自身の地元新潟への想いにすごく感銘を受けて、それが今自分が芸能活動をするにあたってすごく軸となっている部分なんです。今後とも、私も幸子さんのように新潟のみなさん、そして全国のみなさんには新潟の魅力をお届けできるような芸能活動ができたらいいなと思っています。

取材・文:岡本貴之

本間日陽、〈ZIPANGU the Party!!〉出演への意気込みと同郷の“ラスボス”小林幸子への憧れを語る

イベント情報

〈ZIPANGU the Party!!〉
2025年2月14日(金)ZEROTOKYO
OPEN/START: 23:00
HP :https://zerotokyo.jp/event/zipangu-the-party/
主催:松竹株式会社 / 株式会社TSTエンタテイメント
企画協力:MPLUSPLUS株式会社
制作協力:アソビシステム / ЯeScene
・チケット
DOOR ¥4,500-
FASTPASS TICKET:¥4,000-(優先入場・入場料金含む)
ZIPANGU GOLD PASS: ¥10,000-(Z LOUNGE・入場特典・優先入場・入場料金含む)
イープラス:https://eplus.jp/zipangu-the-party/
ZAIKO:https://zerotokyo.zaiko.io/e/zipangu-the-party
※それぞれのチケットに、ドリンク代金別(1ドリンク代 ¥950)が必要となります
※ドリンク代金は、ご入場時にお支払い頂きます
※ドリンク代金のお支払いは、スムーズにご入場頂く為、交通系ICでのお支払いを推奨しております。事前にチャージ残高を確認のうえ、ご来場頂きますようお願いします。

<特別ステージ「ZIPANGUサクラガミ」出演者>
スペシャル・ゲスト:小林幸子
石見神楽「万雷」/ D-Classics /RYO(Beat Buddy Boi)/本間日陽

・DJ LINE UP
☆Taku Takahashi(m-flo, block.fm)
BPM15Q
BUDDHAHOUSE
D-YAMA
DE DE MOUSE & RINNEEE
DJ WILDPARTY
KOTONOHOUSE
kz(livetune)
okadada
RAM RIDER
Seimei
TeddyLoid
WATARU
and more!

インフォメーション

「ZERO TOKYO」SNS
Instagram:https://www.instagram.com/zerotokyo_official/
・X: https://x.com/ZEROTOKYO_JAPAN
・TikTok:zerotokyo_official_

「ZIPANGU」SNS
・X:https://x.com/zipangu_sh

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