【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.41「この春からバンド始めたい人はレトロマイガール!!を見よう」
こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
「この春からバンド始めたい人はレトロマイガール!!を見よう」
私、遊津場は3月15日に開催される「MiMiNOKOROCK FES JAPAN in OSAKA 2025」のスペシャルアンバサダーに就任しました。吉祥寺エリアにて毎年開催され、若手アーティストのたしかな目標となるサーキットフェスとなっているミミノコ。大阪では2020年以来となるサーキットフェスの開催で、今回は4会場で行われます。既に出演が発表されている関西アーティストには、このコラムで紹介してきたアーティストも多いのですが、まだ紹介していない出演アーティストを3月15日まで数回紹介していこうと思います。今回紹介するのは、
レトロマイガール!!は大阪北摂出身のスリーピースバンド。10代の頃から活動しており、私もその名前を初めて知ったのは、2020年のeo Music Tryというコンテストの音源審査通過者の中で「ひときわ若いバンドがいるな」と思ったのがきっかけでした。その後、コンスタントにライヴを重ねて、サーキットイベントでは入場規制を連発する存在になり、この冬から春にかけても名古屋でらロック、東京見放題、福岡ONTAQ、香川サヌコロ、札幌IMPACTなどなど、全国各地のサーキットフェスへの出演が決定しています。2月15日のホーム・茨木JACK LIONで行われる自主企画は既にSOLD OUTしています。
花菜(Gt/Vo)の伸びやかな歌声とギター、あやき(Ba/Cho)のクールに楽曲をコントロールするベースとコーラス、ひらおか(Dr/Cho)のアグレッシブなドラムの3人のステージングはシンプルにバランスが良く、あとは何より楽しそうに演奏する姿があり、見ていてバンドを始めたくなるでしょう。「バンジー!」や、いろんな思いを抱きながらもバンド愛を全面に出した新曲「Bスタジオ」といった楽曲は特に聴いていてワクワクします。「落陽」や「君と夕焼け」は等身大ながらも、年齢関係なくノスタルジックな気持ちになれますし、「映画で会いましょう」のような曲もそうですが、本当に情景描写や温度がクッキリと見えて感じる楽曲が多いです。
今回のミミノコには606号室のような盟友バンドもいますが、本当にバンドを始める前にレトマイを見ていた関西のバンドマンも何人かいるのではないかと思います。この4月から関西の高校や大学でバンド始めようと思ってるお客さんもいるでしょう。そんな人が「バンドって、かけがえない!」という気持ちをきっと抱くようなステージになるでしょう。
インフォメーション
・遊津場SNS
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