福岡工業大学と東福岡高校が高大連携協定を締結。デジタル時代に求められる教育を追求


福岡工業大学は、東福岡学園 東福岡高校との間で、数理・AI・データサイエンス教育など、確かな教養と専門知識、スキルを有する人材育成を目的とした高大連携協定を締結した。

高大連携協定の締結背景

不足するデジタル人材の育成などを目指して、国の教育未来創造会議は、大学・高専の理系専攻学生を32年度までに5割に引き上げる目標を掲げている。さらに、文科省は全国の高校約1000校をデジタル教育の拠点として「DXハイスクール」に指定し、指定校での理系学部の進学者を増やすことを目指している。

福岡工業大学と東福岡高校の連携協定は、こうした新たな社会的なニーズに対して両校が貢献していくためにデジタル時代に求められる教育を追求し、生徒の成長を実現することを目指している。

5つの連携事項

今回の高大連携協定は、高校と大学が包括的連携のもとに、教育・研究及び文化等の分野で相互に協力し、学校教育の振興と人材育成に寄与することを目的とし、相互協力・連携体制を構築するために締結。

連携事項は、「確かな教養と専門知識・スキルを有する人材育成に関すること」「高校の探究学習に関すること」「大学主催プログラムへの高校の積極的な参加奨励」「教員の研修に関すること」「その他、大学と高校の協議の結果に基づき実施する事業」だ。


1月30日(木)には、協定の調印式を実施。福岡工業大学の村山理一学長と東福岡高校の松原功学校長との間で協定が締結された。

協定によって、東福岡高校の「総合的な探究の時間」などにおいて福岡工業大学の教員が専門的な見地からの授業への分析や助言を行うほか、次世代のデジタル人材の育成を目指す両校の関係が発展する予定だ。

福岡工業大学と東福岡高校について


福岡工業大学は、次世代の社会における実践性の高い数理・データサイエンス・AI教育プログラムとして文科省(※)に認定された授業を全学的に展開するなど、デジタル人材の育成を担う九州の中核大学としての教育体制を構築・確立している。


東福岡高校は、2024年度にDXハイスクールに指定され、2025年度入学生からの共学化に加え、新たな学園ビジョン「NEXT HIGASHI 2030」を定めて、目的別に5つのコースを改編・新設することが決まっている。特に「文理共創コース」ではデジタル人材としてのリーダーやイノベーターの輩出を目指して、数理・AI・データサイエンス教育を軸とした教育プログラムが展開される予定となっている。

福岡工業大学と東福岡高校の今後の連携に注目だ。

福岡工業大学HP:https://www.fit.ac.jp
東福岡高校HP:https://www.higashifukuoka.ed.jp/highschool

※令和6年8月、文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)」に認定

(ソルトピーチ)

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