ダサさの極致「上納システム」はフジテレビ騒動以前にも存在していた 六本木・西麻布人脈と半グレ
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現在問題となっているのは、フジテレビの幹部社員が日本屈指の人気タレント(中居正広氏だけではないとの推測も成り立つ)に対して自社の女性アナウンサーを「性的接待も有り」の目的で酒席、会食などで同席させたか。上納システムはあったのか――。
そして、それはガバナンスの問題――すなわち会社ぐるみなどではないか――という点です。これは2月より調査が開始された「第三者委員会」の報告を待たなければなりませんが、現在各テレビ局も自社で、そのような「上納システム」の有無の聞き取りをしているようです。
「上納システム」などという慣習は女性をモノ扱いしているおぞましいものだと言えます。そして1990年代後半から2000年代前半にかけては六本木・西麻布近辺で飲んでいるスポンサー企業――特にタレントやグラビアの登竜門のようなイベント主催者――に対しては当時ではそう呼ばれていなかった半グレやその周辺者たちが「上納」を行っていたことは実は、当時、あの地域の取材を得意としている記者らは知っていた事です。
20年くらい前には、西麻布近辺の雑居ビル内ではグラビアアイドルやタレントの卵たちを有力者や有名芸能人たちに斡旋していました。言い方を変えれば「上納」です。
因みに、最も大規模な「上納」は元AV女優村上麗奈(現在起業家)が1990年代にブルネイ王国の王子に気に入られ、当時は「性接待」という文言にて週刊誌各誌で報道された事があります。これなどは規模的に大きい案件ですが、バブル後でも、急にカネを持った起業家やそれに群がる男性タレント・アイドルたちをいわば餌に、西麻布、六本木あたりのクラブのVIPでは上納が行われていました。彼女たちを女子アナに置き換えてみれば、上納システムはこの頃から萌芽を見せていたと言ってよいでしょう。
テレビ局ならずとも(フジテレビに関しては第三者委員会の報告書を待ちます)、六本木や新宿、湾岸のタワーマンションで著名なアラフィフの起業家らが、学生時代に遊べなかった反動でしょうか、後輩のYouTuberやインフルエンサーらに20代の女性を紹介して悦に入っている動画が散見されます。……「上納」でしょう、これ。
そんなに若い女性と付き合いたいなら、自分自身で、自腹で、恥をかいてもいいから口説けと言っておきます。上納などは「粋」とはほど遠い遊び方であり、みっともない事この上ありません。ちなみに六本木界隈ではこういう輩ばかりで、かつてのおしゃれで限られた大人が集う街とは程遠い様相を見せています。ダサい街にダサい輩が幅を効かせているのが現状です。そしてそれは芸能界にまで蔓延しているようです。(文@久田将義)
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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。
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