昼間の太陽光発電の電気を有効利用して再エネ普及を応援する「おひさまプラン」開始
たんたんエナジーは、日中の電力を給湯に有効利用してくれる関西エリアの家庭を対象とする新たな電力料金プラン「おひさまプラン」を創設。1月27日(月)に申込受付を開始した。
日中の太陽光発電の電力有効活用が必要
太陽光発電が普及し、晴れた日の日中に多くの電気を生み出せるようになった一方で、太陽光発電があまり働かないにも関わらず需要が多い明け方や夕方の時間帯は需給調整が難しくなっている。このため、昼間の時間帯の再エネ電力の出力抑制が増加。再生可能エネルギーのさらなる導入および主力電源化のためには、再エネ電源を多様化するとともに、日中の太陽光発電の電力を有効に活用する取り組みが必要となってきている。
解決したい家庭の課題
一般的なエコキュートは、深夜にお湯を沸かして保温をしておき、夜にお風呂などに使用する。気温が低い時間帯にお湯を沸かすため消費電力が多くなり、保温時間が長いため熱損失の量も増える。
また、太陽光発電をFIT以外の方法(卒FITや非FIT)で売電する家庭は、電力の買い取り価格が安いため自家消費した人には経済的なメリットも生まれるが、一般的に昼間の需要は大きくない。蓄電池を設置しても、大きめの太陽光発電の場合には早い時間帯に蓄電容量が一杯になってしまい、売電するしかない状態が生まれている。
これらの課題の解決には、日中の電力を給湯に有効利用することで貢献できる。たんたんエナジーはこれを応援するための新たな料金プラン「おひさまプラン」を創設した。
「おひさまプラン」の内容
「おひさまプラン」の対象は、関西電力送配電エリアで、日中に湯沸かしを行う「おひさまエコキュート」などを利用したり、既存のエコキュートの湯沸かし時間をずらしたりして、日中の電力を給湯に有効利用することに協力できる、契約電力10kW以下の家庭。太陽光発電を設置していない家庭も対象となる。特に、オール電化で、省エネに取り組み、比較的消費電力量が少ない世帯におすすめのプランだ。
基本料金は、最初の6kWまで1契約1200円、6kWをこえる1kWにつき300円。10時〜16時のおひさまタイムは1kWにつき15.8円、8時〜10時と16時〜18時のシフトタイムは1kWにつき28.8円、18時〜翌8時のナイトタイムは1kWにつき25.3円。
たんたんエナジーのシミュレーションによれば、他社オール電化プランと同等の価格で、太陽光発電の電力の有効利用・さらなる再エネ導入に貢献できる。詳しくは、たんたんエナジー公式サイトのおひさまプラン詳細ページで確認を。
福知山市や国でも支援を実施
なお、京都府福知山市では、2024年度に「福知山市家庭向け自立型再生可能エネルギー導入事業費補助金」という新制度を創設し、太陽光発電や蓄電池と同時に設置する昼間沸上げ形自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯(おひさまエコキュートなど)への支援を実施。国も「給湯省エネ事業」により、おひさまエコキュートへの手厚い支援を行っている。
たんたんエナジーの「おひさまプラン」を活用して、日中の電力を有効利用してみては。
たんたんエナジー公式サイト:https://tantan-energy.jp
おひさまプラン詳細:https://tantan-energy.jp/information/ohisama
(山本えり)
ストレートプレスは、トレンドに敏感な生活者へ向けたニュースサイトです。ファッション、ビューティー、ライフスタイル、モノの最新情報を“ストレート”に発信します。
ウェブサイト: http://straightpress.jp
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。