【宮崎県えびの市】南九州最大級の買い物市「京町二日市」が開催。物との一期一会を温泉街で楽しむ

宮崎県えびの市・JR京町温泉駅前にて、2月1日(土)～2日(日)に「京町二日市」が開催。

100年以上の歴史を持つ南九州最大級の買い物市で、会場には露店が並ぶほかに吹奏楽演奏や大道芸などのイベントも行われる。

約350店舗の露店がならぶ南九州最大級の買い物市

京町温泉は、宮崎県で最も泉源の豊富な温泉として100年以上の歴史を持つ。かつては雷温泉とも呼ばれており、その由来は大正時代に黒松旅館(当時)の経営者が温泉を掘削中、少量の湯がゆう出。孟宗(もうそう)竹に国旗を掲げて喜んだところ、先端に雷が落ちて竹が飛び散って翌日から湯が出るようになったからといわれている。

同温泉街の中心部にあたるのがJR京町温泉駅。2月1日(土)～2日(日)に開催される「京町二日市」は、両日9時～17時にこのJR京町温泉駅前を会場として約2kmが歩行者天国となる。南九州随一の規模を誇る、100年以上の伝統を持つ買い物市で、毎年開催時には全国から10万人もの買い物客が訪れるという。

歩行者天国に並ぶ露店の数は約350店舗あまり。食料品・衣料品・雑貨・電気機器・植木・骨董品など多種多彩な品々がそろう市では、お手頃価格の品が見つかることも。一期一会の出会いを期待して、目利きをしながら買い物を楽しんでみては。

各地のご当地グルメが集まったエリアやキッチンカーブースもオープンするので、買い物の後の腹ごしらえにもうってつけ。

買い物以外にも、多彩なイベントプログラムが用意される。両日とも陸上自衛隊えびの駐屯所による「特殊車両展示」や、えびの市・小林市のダンス教室に通う子どもたちによる「ダンスパフォーマンス」などが行われる。

1日(土)は、加久藤中学校・飯野中学校の吹奏楽部による「吹奏楽演奏」、2日(日)は鮮やかな衣装が目を楽しませてくれる「よさこい踊り」など、地元の学校や団体によるパフォーマンスも。

そのほか、大道芸パフォーマンスや警察犬とのふれあいも実施。2日(日)10:00には、「第79回南九州駅伝大会」がえびの市真幸地区体育館前からスタートするので、冬の風物詩である駅伝のスタートの瞬間を観戦してみるのも楽しそう。

会場までは、コカ・コーラえびの工場と永山運動公園駐車場から往復の無料シャトルバスが9:00～17:30に運航する。

京町温泉街の中心地ということで、弱アルカリ性の単純泉で神経痛や関節痛、冷え性などに働く効能があるという温泉への日帰り入浴ができる施設も多数ある。気軽に楽しめる足湯もあるので、買い物帰りに疲れを癒しながらリフレッシュしてみては。

霧島連山の恵みとともにある街

宮崎県・鹿児島県・熊本県の県境、南九州のほぼ中央に位置するえびの市は、隣県主要都市まで約1時間、福岡市まで約2時間30分、鹿児島空港まで約40分でアクセス可能な交通利便性が高い市だ。

一方で、自然が豊かなことも魅力のひとつで、市の北部には九州山脈、南部には霧島ジオパークの一部でもある「えびの高原」をはじめとする霧島の山々が連なる。霧島山系の湧水池も多数点在し、水底までくっきりと見えるほど透明度の高い「陣の池」は神秘的な光景で絶好のフォトスポットとしても人気高い。毎年夏には「陣の池」にホタルが舞う幻想的な光景が見られることでも知られている。

自然豊かなえびの市は農業も盛んで、清浄な高原の空気のなかで育った高原キャベツや高原イチゴのほか、宮崎県商品ブランド産地に認定されているピーマン・ハウスきんかん・イチゴなどが育てられている。また標高700mの高原にある牧場で育てられた「宮崎牛」は、全国和牛能力共進会において最高賞の内閣総理大臣賞を4大会連続で受賞。

「日本の米づくり百選」にも選ばれた「うまい米どころ」としても名高く、肥沃な土壌と高原特有の昼夜の気温差という条件下で作られるえびの産米「ヒノヒカリ」は日本穀物検定協会主催の「米の食味ランキング」において2015年に特Aを獲得した。

大地の恵みは、1554年、霧島山の噴火により湧き出た湯が起源の「吉田温泉」や、県内最多の泉源数を誇る「京町温泉」の良質な湯に浸かることで感じることもできる。「京町二日市」が行われる「京町温泉」の湯は、新陳代謝を促進し肌がなめらかになる効能もあるそうで美人湯としても知られている。

大人から子どもまでが楽しめるプログラムや露店が目白押しの「京町二日市」。家族での週末のおでかけ先として、南九州随一の買い物市に訪れてみては。

■京町二日市開催概要
開催日時：2月1日(土)～2日(日)9:00～17:00
会場：京町温泉駅前
住所：宮崎県えびの市向江590
詳細：http://kyomachifutsukaichi.com/index.html

(Kanako Aida)