【京都府京都市】中高生の探究学習の成果を地域企業や一般市民に発表する「関西探究文化祭」開催
「10代の『やってみたい』を育てる、叶える。」を掲げ、探究的な学びを支援するe-donutsは、中高生が年間を通して取り組んできた探究学習の成果を地域の企業や一般市民の人々に向けて開放する「関西探究文化祭」を、2月8日(土)の13:00~17:00に、QUESTIONで開催する。イベントは入場料無料、入退場自由となっている。
イベント開催の背景
「関西探究文化祭」は、学校の枠を越えた「地域との直接的な交流の場」をつくり、生徒が自分たちのアイデアを実社会に向けて発信・検証する機会の提供を目的としている。
既に学校合同発表会や探究コンテストなどの機会が各地で増えつつあるが、今回e-donutsは、さらに直接地域に開かれた形で実施し、地域企業や一般市民からの生のフィードバックを得ることで、課題解決へのリアルな手応えを体感できる「新たな教育機会」を創り出したいと考えている。
最終的には、学校現場と地域社会との連結を深め、中高生が地域のリアルを感じながら探究活動へのモチベーションを高めるとともに、地域で探究活動を支えることが「当たり前」になる基盤を形成したいという思いから、今回のイベントが企画された。
約30チームが出展
「関西探究文化祭」の出展テーマ例は、「茶殻とたぶ粉でお香を作れるキットを作りたい!」「命を救うオリジナル防災枕“とことこ”を広めたい!」「おもちゃみたいにワクワクするCDパッケージを作りたい!」「クラゲ好きが作る、新しいクラゲ展示を実現したい!」「竹モルックで遊びながら環境問題を解決したい!」「リユース容器を拡げるためのプランを広めたい!」など、約30チームの個性豊かな中高生が出展する。
イベント共通通貨として「京都祭コイン」を活用
「関西探究文化祭」では、京都市のふるさと納税返礼品にも採用されているコミュニティ通貨「京都祭コイン」を導入し、生徒の探究活動の価値を可視化する取り組みに挑戦する。
イベント来場者は、「京都祭コイン」を中高生の各ブースに対して「応援」の形として投下することで、生徒の販売・展示・企画を後押しするという仕組みだ。
応援として投下されたコインは各生徒チームごとに集計し、その結果に応じて生徒チームに景品や体験引換券を贈呈し、さらに学びを深める後押しを行う予定となっている。
e-donuts代表からのコメント
e-donuts代表理事の藤原彪人氏は、2022年に京都大学経済学部を卒業後、A.T.カーニーに新卒で入社。約1年間複数業種の戦略策定案件などに従事したのち、同社を退職。自身の家庭環境を背景に教育に強い関心を持ち、学校支援をすべく2023年5月にe-donutsを創業した。
藤原氏は以下のようにコメントしている。
「中高探究の現場に伴走をする中で、様々な生徒の活動に出会ってきました。純粋な知的好奇心や、世の中・身の回りへの課題意識、そして自由な発想から生まれる生徒たちの探究は、大人が驚くようなアイデアに溢れており、私は感激する日々です。
ですが、多くの生徒は自分たちの潜在性に気づいておらず、本来もっと探究できるはずが一定のラインに収束させてしまっています。本イベントを通じて、そうした生徒が自分たちの『やってみた』を地域社会に直接表現することで、想像力と自信の拡張に繋がること、そして地域社会にも中高生の発想力が大きな刺激となることを目指します」
中高生の探究学習の成果を地域に開放する「関西探究文化祭」に参加してみては。
■関西探究文化祭
日時:2025年2月8日(土)13:00-17:00
会場:QUESTION(コミュニティ・バンク 京信)
住所:京都府京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町
(yukari)
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