ダークサイド、4年ぶりのニューALより「S.N.C」のMV公開
ニコラス・ジャー、デイヴ・ハリントン、そして新メンバーのトラカエル・エスパルザの3人によるバンド、ダークサイドが、3rdアルバム『Nothing』をリリースすることを発表し、新曲「S.N.C」をミュージック・ビデオと共に公開した。
これまでの2作品を制作するにあたり、ニコラス・ジャーとデイヴ・ハリントンは、様々なアイデアやメロディの断片をスタジオに持ち込み、それらを形作っていき、『Psychic』(2013年)と『Spiral』(2021年)が誕生した。しかし『Nothing』は、自由な即興演奏やアコースティックなリフ奏法、エレクトロニックな浮遊感などから導き出された音像を模索した結果となった。また、ジャーとハリントンは、長年の友人でありコラボレーターでもあるドラマー兼楽器デザイナーのトラカエル・エスパルザを新たなメンバーとして迎え入れた。
2022年秋、ダークサイドは8年ぶりにライブ・バンドとして生まれ変わった姿を披露すべく、一連のツアーを企画した。復帰に向けての準備として、ダークサイドは米LA北東部にテナントを借りた。エスパルザがメンバーとして加わったことで、バンドのサウンドと精神は根本的に変貌した。2022年の夏を通して、新生トリオはゼロから自分たちを作り上げていった。The Spiral Houseで、彼らは自分たちの新しいアイデンティティと表現方法を解読していった。こうした即興のセッションから、「Nothing Jam」というひとつの重要な指針が生まれた。
このコンセプトは、最初、マインドフルネスを絶えず探求する中で浮かんできたものだったが、それだけでなく、ハリントンが毎朝、生まれたばかりの娘と過ごすひとときにも由来している。彼は、娘と一緒に床に座って何もしないという行為に深い美しさを見出したのだった。
「Nothing(無・何もない)」というモチーフは、2023年の春から夏にかけて行われたダークサイドのヨーロッパ・ツアーで繰り返し登場した。「Nothing Jam」における無の感覚は、むしろ、創造の源となる宇宙と化す可能性を秘めていた。アルバムのレコーディング・セッションはツアーのオフ日に開始され、3人は南フランスのスタジオに籠った。彼らはすぐに自由奔放でゆるいグルーヴに身をゆだねた。フランスの後には米LAで1週間、さらにパリで1週間のセッションが続いた。その結果誕生したのが、アルバム『Nothing』だ。
2025年2月28日に世界同時発売となる本作は、デジタル/ストリーミング配信に加えて、国内流通仕様盤CDに解説書を収録。輸入盤はCDと通常ブラック・ヴァイナルに加え、数量限定レッド・ヴァイナルが発売される。
◎リリース情報
アルバム『Nothing』
2025/2/28 RELEASE
<CD国内仕様盤(解説書封入)>
2,500円(plus tax)
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