【米ビルボード・アルバム・チャート】Stray Kids『HOP』初登場1位、マライア・キャリー『メリー・クリスマス』TOP10入り

 Stray Kidsの新作『HOP』が1位にデビューした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 『HOP』は、今年の8月3日付で1位に初登場したミニ・アルバム『ATE』からわずか4か月でリリースされた作品で、以下に続く6作目のNo.1デビューを飾った。

『★★★★★(5-STAR)』(2023年6月17日付)
『Oddinary』(2022年4月2日付)
『MAXIDENT』(2022年10月22日付)
『樂-STAR (ROCK-STAR)』(2023年11月25日付)
『ATE』(2024年8月3日付)
『HOP』(2024年12月28日付)

 初めてのランクインから6作連続で1位に初登場したのは、ラッパーのDMXが『イッツ・ダーク・アンド・ヘル・イズ・ホット』(1998年)、『フレッシュ・オブ・マイ・フレッシュ・ブラッド・オブ・マイ』(1998年)、『アンド・ゼン・ゼア・ワズ・エックス』(1999年)、『ザ・グレイト・ディプレッション』(2001年)、『グランド・チャンプ』(2003年)で5作を達成したのを上回る、史上最多記録となる。

 また、2000年以降のチャートでは、それぞれ同6作を記録したBTS、リンキン・パーク、デイヴ・マシューズ・バンドと並びグループとしての首位獲得最多記録にも到達している。

 『HOP』は、今週の集計期間(2024年12月13日~12月19日)にセールスが176,000(セールス・チャートでも1位に初登場)、ストリーミングが10,000(1,483万回再生)、トラックによるユニットは1,000をそれぞれ記録して、累計187,000ユニットを獲得した。

 高セールスを記録した本作は、パッケージと特典の異なる7種類のCDがリリースされていて、それぞれ公式ウェブサイト、Barnes & Noble、Walmart、Targetなどで販売されている。今週の週間セールス176,000枚のうち、171,000枚がそれらCDによる売上枚数で、残りの5,000枚はデジタル・ダウンロードだった。

 『HOP』は一部英詞を含む韓国語をメインとしたアルバムで、英語以外の言語で首位を獲得した史上27作目、2024年ではTWICEの『With YOU-th』(3月9日付)、前述の『ATE』(8月3日付)、ATEEZの『GOLDEN HOUR : Part.2』(11月30日付)に続く4作目のNo.1タイトルを獲得した。

 英語以外の言語で首位を獲得した全27作のうち、18作が韓国語をメインとしたアルバムで、その他はスペイン語をメインとしたアルバムが5作、イタリア語をメインとしたアルバムが1作、フランス語によるアルバムが1作、2作がスペイン語、イタリア語、フランス語を含むアルバムだった。その27作中、23作は2018年以降にリリースされたアルバムで、1位を獲得したK-POPアルバムのうちそれぞれ6作をBTSとStray Kidsの作品が占めている。なお、初めてK-POPのアルバムが首位を獲得したのもBTSの作品だった。

 先週2位にランクインしていたケンドリック・ラマーの『GNX』(100,000ユニット/20%減少)は、今週も同位をキープ。先週17週目の首位を獲得したテイラー・スウィフトの『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』(85,000ユニット/65%減少)は3位に順位を下げて、サブリナ・カーペンターの『ショート・アンド・スウィート』 (69,000ユニット/ 9%減少)は5位から4位、マイケル・ブーブレの『クリスマス』(68,000ユニット/10%増加)も7位から5位にそれぞれ上昇した。

 2週間前に64年ぶりのTOP10入りを果たした故ビング・クロスビーのホリデー・アルバム『アルティメット・クリスマス』(65,000ユニット/15%増加)は、今週6位に上昇して最高位を更新。映画『ウィキッド ふたりの魔女』(65,000ユニット/13%減少)は6位から7位に順位を下げて、ビリー・アイリッシュの『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』(62,000ユニット/11%増加)は9位から8位、チャペル・ローンの『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』(56,000ユニット/12%増加)は11位から9位に、それぞれ上昇した。

 今週10位には、先週14位にランクインしていたマライア・キャリーの『メリー・クリスマス』が上昇して、約1年ぶりのTOP10復帰を果たしている。本作のリリースは1994年の10月で、1994年12月17日付で3位に初登場した後、2019年12月14日付で25年ぶりにTOP10入りして、今年で通算7シーズン目のランクインを達成した。

 本作に収録されている「恋人たちのクリスマス」のヒットもあり、週間ユニットは前週から22%増加の56,000を記録して、週間ユニット最高上昇率となっている。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは12月28日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『HOP』Stray Kids
2位『GNX』ケンドリック・ラマー
3位『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』テイラー・スウィフト
4位『ショート・アンド・スウィート』サブリナ・カーペンター
5位『クリスマス』マイケル・ブーブレ
6位『アルティメット・クリスマス』ビング・クロスビー
7位『ウィキッド ふたりの魔女』サウンドトラック
8位『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』ビリー・アイリッシュ
9位『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』チャペル・ローン
10位『メリー・クリスマス』マライア・キャリー

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