【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.25「注目のミナホ出演者⑤〜1つ1つを大切に積み上げた若き本格派スリーピース・CRYSOON〜

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.25「注目のミナホ出演者⑤〜1つ1つを大切に積み上げた若き本格派スリーピース・CRYSOON〜

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「注目のミナホ出演者⑤〜1つ1つを大切に積み上げた若き本格派スリーピース・CRYSOON〜」

大阪のラジオ局FM802が主催する一大ショーケースライヴイベントMINAMI WHEEL。ついに今週末の開催になり、出演アーティストの動きも慌ただしくなっています。彼らとしても「ミナホ出演」は目標に挙げられ、このイベントに出演できたから音楽を続けられてきたというバンドやアーティストも多くいます。もちろん私も毎年参加しています。そんな私が注目する関西のアーティストをピックアップしていきたいと思います。

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.25「注目のミナホ出演者⑤〜1つ1つを大切に積み上げた若き本格派スリーピース・CRYSOON〜

今回紹介するのは、平均年齢21歳・大阪発スリーピースロックバンド・CRYSOONです。無垢なギターロックサウンドはただの熱量勝負ではなく、河野(Gt/Vo)の書く歌詞と合わさって、真摯に心の奥のところまで掴んでくるものがあります。2023年に当時サブスクやEggsでの楽曲配信なし、YouTubeチャンネルもなしの状態ながら現場での評価を集め、関西の大型コンテスト・十代白書のファイナリストになりました。そのまま関西ライヴハウスシーンで精力的に活動し、今年は見放題やODD NUMBER、OSAKA RING CIRCUITといったメジャーシーンで活躍するロックバンドも揃うサーキットイベントにも名を連ねています。

そして今月1日には新曲「逸れ花火」をリリース。しっかり力強いバンドサウンドが鳴っているのに、浮かぶ情景は自然の音しか聴こえないほどの静寂が包みます。ライヴ動画が公開されている「春惑い」でもそうですが、彼らの季節感を取り入れた楽曲は抜群。涙腺をもしっかり刺激します。私自身、十代白書以降なかなかライヴが見れてなかったので、現場での感動が、どれほど強くなっているのかワクワクドキドキしています。ちなみに出演は最終日14日の心斎橋BRONZE19時ですが、12日のアフターイベントに一足早く出演します。こちらはアコースティック編成でのライヴとのことで、じっくり曲の世界観に浸れるでしょう。

その後のライヴ予定では、11月29日に以前このコラムでも取り上げたphalanxとのツーマンライヴ「思慕、ための瞬き」も開催します。そしてまだまだ年末、そして来年以降もライヴを重ねていくのではないかと期待する1組です。この機会に是非感情を揺さぶられに来てほしいですね。

5回に渡ってミナホに出演する期待の関西若手バンドを紹介してきました。私もインディーズ知りたての時に行ったミナホは、ほとんど出演者を知りませんでしたが、適当に入ったライヴハウスで見たバンドを好きになったことがあります。もちろん無理は禁物ですが、空き時間にはふらっとライヴハウス入ってみましょう。もしその参考に記事がなったのであれば最高に嬉しいです。

インフォメーション

・遊津場SNS
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OTOTOY

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