【宮城県旧津山町(登米市)】北上川沿いのまちへ。柳津虚空蔵尊で心を整える
日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、宮城県旧津山町(登米市)を写真とともに紹介する。
Vol.310/宮城県旧津山町(登米市)
旧津山町で最初に訪れたのは、柳津虚空蔵尊(やないづこくうぞうそん)だ。「日本三所の秘仏」と呼ばれていて、参拝者も後を絶たないという。仏像には詳しくないので、その場の雰囲気を感じるのが楽しみ、といったところではある。そして、柳津虚空蔵尊では仏像がご本尊だが、入り口には鳥居が、本堂にもしめ縄があった。「神仏習合なのかな?」と思わせる。
参拝客の中では、本堂の目の前に「これを唱えてください」というお経が書かれてあったけれど、二拍手して参拝する方もいた。もし、神仏習合の文化がここに根付いているのであれば、柏手を打つかどうかは問題ではなく、心を込めることの方が大切だろう。
その後、市街地を通って「道の駅津山」も訪れた。市街地は北上川沿いに広がっており、川を中心としたまちのつくられ方を感じた。そして、道の駅に着くと、昨年末にリニューアルしたとのことで、店内も新しい。
ペン、箸置き、ストラップ、お皿……。すごくいろんな「木の工芸品」があって、見ていて楽しかった。ぼくも2000円分ぐらい買い物してしまった。節約しなきゃ。
ちなみに、ぼくの出身地の岡山県には、津山市がある。B’zの稲葉さんの故郷だ。M-1王者ウエストランドも津山市出身だ。津山は熱い。でも、いつか同郷の人たちと津山の話題が出たら、「宮城県の津山」も全力で推したい。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247
ストレートプレスは、トレンドに敏感な生活者へ向けたニュースサイトです。ファッション、ビューティー、ライフスタイル、モノの最新情報を“ストレート”に発信します。
ウェブサイト: http://straightpress.jp
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。