オロナミンC、「本当はもっと会話したいのに……」先輩・後輩の会話のすれ違いを生み出す“すれ違い社会人用語”の実態を描いた昭和レトロ風アニメを公開
「仕事をバリバリこなして、早く一人前の社会人に」そんな思いを胸に日々がんばる若手社員のみなさん。そのためにも先輩たちと仲良くなって仕事を教えてもらいたいところだが、思わぬ障害が。それは世代間の会話のすれ違い。仕事の会話の中に「一丁目一番地」「全員野球」なんて用語が飛び交うと訳が分からず、そのうち言葉を交わすことがなくなってしますことも。そんな「先輩社員が仕事を円滑に進めるために培ってきた表現だが、時として後輩社員に意味が通じにくく、コミュニケーションのすれ違いを引き起こす用語」を“すれ違い社会人用語”と新たに定義したオロナミンCが、「すれ違い社会人用語」をテーマにしたアニメ動画を9月25日(水)から公開した。また、公開に先立って全国の社会人600名の20代の後輩社員と40代以上の先輩社員を対象に行われた「会話のすれ違いに関する世代間ギャップ調査」の結果報告も発表されたので、ここではその実態を見ていくことにしよう。
先輩・後輩の約半数以上が、会話のすれ違いによる世代間ギャップを感じている。
「20代の後輩社員と40代以上の先輩社員に、もっと会話の量を増やして仲良くなりたいと思うか?」という質問をしたところ、20代の後輩社員では89.9%が「そう思う」と回答し、40代以上の先輩社員では86.1%が「そう思う」と答えた。この結果から、両世代ともに会話の機会を増やし、より良い関係を築きたいという意欲が高いことが分かった。
「20代の後輩社員と40代以上の先輩社員がお互いに会話のすれ違いを感じたことがあるか?」という質問に、20代の後輩社員では62.3%が「ある」と回答し、40代以上の先輩社員では70.7%が「ある」と答えた。この結果から、先輩社員の方が若干高い割合で会話のすれ違いを感じていることが明らかになった。
20代の後輩社員と40代以上の先輩社員の間で、会話のすれ違いが原因で「コミュニケーション不足になった経験があるか?」という質問には20代の後輩社員では57.8%が「ある」と回答し、40代以上の先輩社員では65.2%が「ある」と答えた。
後輩の約5割、先輩の約7割が社会人用語が原因ですれ違いを感じた経験がある
20代の後輩社員に対して「社会人用語を聞いたことがあるか?」という質問を行ったところ、45.9%(約5割)が「聞いたことがある」と回答。一方、40代以上の先輩社員に「社会人用語を使った経験があるか?」と尋ねたところ、87.5%が「ある」と回答した。この結果から、先輩社員は社会人用語を頻繁に使用している一方で、後輩社員の半数近くはそのような用語を聞いたことがないことから、馴染みが薄いことがわかった。
20代の後輩社員を対象に社会人用語の認知度を調査したところ、86.0%が「社会人用語を知らない」と回答。一方、40代以上の先輩社員に「社会人用語を使って後輩社員に伝わらなかった経験があるか」を尋ねたところ、75.5%が「伝わらなかった経験がある」と答えた。後輩社員の多くが社会人用語を理解していない一方で、先輩社員はそれらを使って後輩社員とコミュニケーションを図ろうとしているため、世代間のコミュニケーションにすれ違いが発生していることが浮き彫りになった。
社会人用語が原因で会話のすれ違いを感じたことがある人の割合を調査したところ、20代の後輩社員では46.7%と約半数が、40代以上の先輩社員では71.8%と約7割以上が、そのような経験を持っていることがわかった。特に、先輩社員の方が後輩社員よりも社会人用語によるコミュニケーションのズレを強く感じていることが明らかになった。
“すれ違い社会人用語ランキング”で見る伝わらない用語のトップ3は?
20代の後輩社員と40代以上の先輩社員を対象に“すれ違い社会人用語“の認知に関する調査を実施し、世代間の認知度差、いわゆる「すれ違い度(認知ギャップ)」を調査したところ、最も差が大きかった用語のトップ3は「一丁目一番地」、「よしなに」、「鉛筆なめなめ」で、それぞれ約45ポイントの差が見られた。この結果から、特定の社会人用語について世代間での認識に大きなギャップがあることが浮き彫りになった。
このような調査結果を踏まえ、オロナミンCは世代間の会話のすれ違いを解消し、相互理解を深めるきっかけになるアニメ動画を制作。オロナミンCプレゼンツ・世代間すれ違いアニメ『社会人用語は突然に』全15話は、2024年9月25日(水)より大塚製薬公式YouTubeチャンネルにて公開スタート。また同時に、特設サイトもオープンし、視聴者に向けた様々なコンテンツを提供する。
オロナミンCの新動画を見た後輩社員の約半数が、社会人用語をきっかけに先輩と会話してみたいと回答
公開前のオロナミンCの新動画を先行して調査対象者に視聴してもらい、社会人用語に対する印象を調査した結果、先輩社員ともっと会話の量を増やして仲良くなりたい20代の後輩社員のうち、54%が「社会人用語を先輩社員に使うこともありだ」と感じ、52%が「社会人用語をきっかけに先輩社員と会話してみたい」と考えていることがわかった。一方で、後輩社員ともっと会話の量を増やして仲良くなりたい40代以上の先輩社員のうち、81%は「相手が社会人用語を理解できない場合、他の言い方を考えたい」と回答し、68%が「社会人用語の使い方に気をつけることで世代ギャップを解消する手段になる」と考えていることが明らかになった。
筆者の場合、これまでの職歴がレコード会社や出版社など一般的な常識とはちょっとズレた業種で働いてきたため、「一丁目一番地」といった用語を先輩の口から聞くことはなかったが(意味はわかるが)、いろんな人に話を聞くと業種業界ごとにそれぞれ独特な用語は存在していたようだ。でも「昔は普通に通じていたのに」と思っている先輩社員も、絶対に最初は意味がわからなかったはず。通じないと分かったら、やさしく意味を教えてあげるようにするとそこでコミュニケーションが成立するので、自分がしゃべっていることを後輩が理解できているか探りながら会話するように心がけてはいかがだろう。また、後輩社員も「意味がわからない」と先輩から遠ざかるのではなく、素直に「わからないから教えてほしい」と返すようにすれば、それが自身の成長にもつながるのではなかろうか。
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