ジョニー・マー、モリッシーによる商標やツアーに関する主張に反論「レガシーを守るのが私の役目」
モリッシーとジョニー・マーの間の緊張が高まり続けている。現地時間2024年9月17日、マーのマネージメントがインスタグラムに、モリッシーがここ数週間にわたって主張してきた一連の内容を否定するコメントを投稿した。
モリッシーは、マーがザ・スミスとして来年ツアーを行う計画のオファーを“無視した”こと、発売予定だったベスト・アルバムのリリースを妨害したこと、バンド名の商標を取得したことなどを主張していた。
マネージメントの声明は、「モリッシーが最近自身のウェブサイトでザ・スミスの名前の商標権に関して出した声明は正しくありません」と始まり、2018年に“第三者”がバンド名を利用しようとしたため、マーが“ザ・スミスの名前を保護するために協力しよう”とモリッシーに連絡を取ったことが明かされている。声明によると、モリッシーが応答しなかったため、マーが単独で商標登録を行ったが、2024年1月にマーは“モリッシーに共同所有権の譲渡契約に署名し、この文書の実行にはモリッシーの署名が依然として必要”とのことだ。
この声明にはマーの直接の引用も含まれており、彼は、「第三者がバンド名から利益を得るのを防ぐため、そのレガシーを守るのが私の役目になりました。自分と元バンド・メンバーの両方を代表して私はそうしました。ツアーのオファーについては、無視したわけではなく、断りました」と述べている。
その投稿は、マーが別のボーカリストとのツアーを計画していないこと、また“すでに存在する数”を考慮して、ベスト盤のオファーを断ったと結んでいる。
マーのマネージメントによる反論の前日、モリッシーは自身のサイトに『The Plot Thickens』(陰謀は深まる)というタイトルのメッセージを投稿していた。彼はマーが、「ザ・スミスの名称の100%の商標権、知的財産所有権を申請することに成功」した上、「モリッシーへの一切の相談なしに、モリッシーに“異議”を申し立てる標準の機会も与えずに」申請したと主張している。
モリッシーはさらに、この商標権によりマーは、「自分の選んだボーカリストを使ってザ・スミスとしてツアーを行うことができる。また、モリッシーがその名称を使用することも禁止していると同時にモリッシーの経済的な生活基盤を大幅に奪っている」と付け加え、「モリッシーは一人で1982年5月に音楽ユニット名“ザ・スミス”を創出した」と締めくくっている。
伝説の英バンドであるザ・スミスは、4枚のスタジオ・アルバムをリリース後、1987年にメンバー間でいがみ合いながら解散した。
関連記事リンク(外部サイト)
モリッシー、ザ・スミスのベスト盤のリリースをジョニー・マーが“阻止”したと主張
モリッシー、ザ・スミスの元ベーシストだった故アンディ・ルークを追悼
ジョニー・マー、選挙運動でザ・スミスの曲を使用したドナルド・トランプを非難
国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!
ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。