【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

2024年9月7日〜8日の2日間にかけて、=LOVE(通称:イコラブ)の7周年コンサート、=LOVE 7周年コンサート「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」が神奈川県・Kアリーナ横浜にて行われた。オトトイでは、その初日であるDAY1の模様をレポートする。

2017年の結成以来着実にファンを増やし、「アイドルに憧れられるアイドル」としても、人気のグループ=LOVE。様々なことがいまの社会を取り巻きながらも、彼女たちはこの7年間、まっすぐ前をみて走り続けてきた。このコンサートは、イコラブにとって過去最大規模のキャパシティとなる公演であり、その7年の集大成を見せる場である。

ライヴは齋藤樹愛羅、佐々木舞香の「きあまい」コンビによる影ナレのあと、煌びやかな映像と共に『Overture』でスタート。セットリストの1曲目は、大ヒット中の最新シングル『絶対アイドル辞めないで』。イコラブ以外のアイドルを推している人にも、その歌詞が共感を集める、究極の推し活ソング。YouTubeでのMVの再生回数は、グループ史上最速となる24時間で100万回に到達(現在は800万回目前)。TikTokでの楽曲再生数は1.3億回を突破している、イコラブの新たな代表曲だ。

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

メンバーは「魔法少女」をテーマにした、カラフルな衣装に身を包んで登場。一気に大歓声が沸いた。メンバー10人は「THE FIRST TAKE」でも話題になった圧巻の歌唱力と、アイドルとしてのキラキラとした輝きを放ち、一気に集まったファンを魅了した。

続いて披露された『アイカツハッピーエンド』では、「ここからはメンバーがみんなの近くに行っちゃいます!」と叫び、ステージに用意された花道を歩きながらセンターステージまで移動。さらに他己紹介ソング『ヒロインズ』へと雪崩れ込み、曲間の決めゼリフでは、アドリブを交えながら、会場一体となってコールで盛り上げた。

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

コンサートは序盤から一気に盛り上がりを見せる。『わたし、魔法使い』の曲間には「今日はみんなのこと幸せにしちゃうね」と大谷映美里が決めゼリフを言うと、銀テープが連続で発射。さらに、『お姫様にしてよ!』では、「Darling」のあとで、メンバーの名前を叫ぶコール&レスポンスも発動した。

イコラブのコンサートには、こういったメンバーの名前を叫ぶセクションが多く存在している。推しの名前を叫んで好きな想いを全力で伝えるのは、ファンにとって幸せなことであり、その愛が伝わっているからこそメンバーもそれに応えることができる。そういった愛の循環が行われていて、それがイコラブのコンサートの一体感にも伝わっているのだと感じた。

コンサートはここで恒例の自己紹介ソロダンスセクションへ。続いて披露された『24/7』。ここで齋藤樹愛羅、髙松瞳、野口衣織、諸橋沙夏、山本杏奈の5人が赤一色のパンツスタイルの衣装へとチェンジ。レーザーの光のなか、クールなビートに乗せて、そのダンスのスキルを見せつけた。そして今度は、大谷映美里、大場花菜、音嶋莉沙、佐々木舞香、瀧脇笙古の5人が、ガーリーな秋服風の衣装で、『お姉さんじゃダメですか?』を披露。先ほどまでの雰囲気をガラッと変え、会場の空気をキュートに包んだ。

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

コンサートはここから幕間のVTR企画「さなきあクッキング」へ。これは齋藤樹愛羅、諸橋沙夏、およびアシスタントの「シロクマ」が登場し、かき氷を作るというもの。齋藤がアシスタントのシロクマ君の名前を「クロシマ」君と呼び間違えると、大きな笑いが起きていた。がしかし、途中で緊急ニュースが入る。諸橋記者および、齋藤記者のレポートによると「逃げ出したシロクマが大暴れ」だという。さらに、「“可愛い警報”が神奈川県全域に発令され、10匹の猫が脱出した」とのニュースが飛び込み、次の楽曲への期待を高めた。

VTRが終わると、超絶キュートな猫ちゃんへと変身したメンバーがステージへ登場。再び大きな歓声が沸くなか、『しゅきぴ』を披露。猫たちは、ステージから客席へと脱走し、ファンをメロメロにしていた。さらに、『ドライブ デート 都内』での「いきなり妄想デート」のコーナーでは、思い思いの言葉をにゃんにゃん語で。コンサートはさらに『仲直りシュークリーム』、『Want you!Want you!』とアッパーチューンを連発。『Want you!Want you!』では、上空から無数の風船が客席へと降り注ぎ、会場にいた人々の心を盗んでいった。

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

ステージから猫が去ったあとは、ステージにはストリングスのカルテットが登場し、『ズルいよ ズルいね』を佐々木舞香、野口衣織、諸橋沙夏の3人が披露。幻想的なストリングスの中に、美しい歌声が混ざり合い、抜群のハーモニーを魅せる。ここから再びメンバー全員が登場。先ほどのカルテットに加え、ギター、ベース、キーボード、ドラムの生演奏も加わり、『The 5th』をパフォーマンス。これから始まる寒い季節に、暖かな想いを届けた。

次の曲では、「次の曲では、1番大きな声出してください!」「7周年まだまだこれからだよー!」と野口衣織が叫び、『探せ ダイヤモンドリリー』を披露。大きな大きなコールが広いKアリーナ中に響いた。コンサートはそこからジャジーでファンキーな『ようこそ!イコラブ沼』で会場にいるすべての人間をイコラブ沼へと導いていく。さらに『呪って呪って』では、金管楽器のビッグバンドも加わるなか、野口衣織がベースをセンターで生演奏。その真剣な眼差しが人の心をグッとつかんだ。

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

ここからメンバーはブラスバンドを引き連れてセンターステージへ移動。『「君と私の歌」』、『Oh!Darling』、『海とレモンティー』で、イコラブの持ち味である甘い甘い空間を展開。『夏祭り恋慕う』では、夏も終わりかけた9月に、恋の花火が舞った。コンサートはここからさらに、クライマックスへ。『この空がトリガー』、『青春”サブリミナル”』と人気曲を立て続けに披露し熱量を高めていく。『青春”サブリミナル”』 では、メンバー全員で円になって、7周年を迎えた喜びを爆発させた。

本編最後は1stシングル表題曲『=LOVE』。「イコラブちゃんと一緒に幸せになってくれますかー?」と髙松瞳が叫ぶと、観客席は再びヒートアップ。キラキラの紙吹雪が舞う中、ラストはファンとともにみんなでジャンプ。最後まで想いを届けた。

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

大きな「イコラブ」コールに導かれ、アンコールは、まずは佐々木舞香と野口衣織の2人が登場。客席の端から端まで恒例のウェーブを行う。しかし2人がダッシュしても客席のウェーブの方が早くて追いつけないというちょっとしたハプニングが。2時間のコンサートを駆け抜けた後も全力な姿に、会場は一気に笑顔になった。

そこから「みんな出てきてー!」と叫ぶと、なんと今度は、客席からメンバーの声が。アンコール1曲目の『ナツマトペ』は、2階席、3階席まで移動したメンバーたちとともにパフォーマンス。まだまだ終わらない元気な夏を感じさせた。ステージに戻り、メンバーはマフラーを身につけ『僕らの制服クリスマス』をパフォーマンス。夏の空気を一気にクリスマス模様へと変貌させた。

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

コンサートはそこから『笑顔のレシピ』へ。コンサート前日、キャプテンを務める山本杏奈が、Xにてメンバーの写真とともに「流行りはメイクレシピだけど…私のえがおのレシピはファンの皆さんが居てくれるイコラブです。いつもありがとう♡」と想いを綴っていた。きっとこの日集まったファンにとっても「えがおのレシピ」は、イコラブなのだと思う。大きな笑顔に包まれながら、コンサートは最後の曲へ。

ラストナンバーは、この日のコンサートのスタートを飾った『絶対アイドル辞めないで』。キュートでかわいい楽曲なのにどこか切なくて、最初に聴いたときよりもエモーショナルな気持ちが胸に去来した。大きな感動が包む中、大団円でコンサートは終演。幕が降りる最後の最後までメンバーは手を振り、「ありがとう!」と感謝を伝えた。

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

最後に山本杏奈が「今日はひとりひとりがこのコンサートを作り上げたんだってことを忘れないでください!」と叫んでいた。思えばこの日メンバーは、アリーナだけでなく、2階席、3階席のステージから遠い位置まで意識して一生懸命目線を配って、レスを飛ばしていた。これはきっとファンを愛する気持ちからなのだろう。大きな愛とともに7周年を迎えた=LOVE。8年目も、ここからも大きなステージへ向かって、突き進んでいくはずだ。

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

取材&文:西田健

=LOVE 7周年コンサート「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」DAY1 セットリスト

-Overture-
M1. 絶対アイドル辞めないで
M2. アイカツハッピーエンド
M3. ヒロインズ
M4. わたし、魔法使い
M5.お姫様にしてよ!
-MC-
M6. 24/7
M7. お姉さんじゃダメですか?
M8. しゅきぴ
M9. 「ドライブ デート 都内」
M10. 仲直りシュークリーム
M11. Want you!Want you!
M12. ズルいよ ズルいね
M13. The 5th
-MC-
M14. 探せ ダイヤモンドリリー
M15. ようこそ!イコラブ沼
M16. 呪って呪って
M17. 「君と私の歌」
M18. Oh!Darling
M19. 海とレモンティー
M20. 夏祭り恋慕う
M21. この空がトリガー
M22. 青春”サブリミナル”
-MC-
M23. =LOVE

[ENCORE]
EN1. ナツマトペ
EN2. 僕らの制服クリスマス
EN3. 笑顔のレシピ
EN4. 絶対アイドル辞めないで

ツアー情報

【=LOVE アリーナツアー 2025】

【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」
=LOVE アリーナツアー 2025の開催が決定!
詳細、チケット情報などは追ってお知らせいたします。

<日 程>
2025年2月2日(日) 埼玉県・さいたまスーパーアリーナ
2025年2月22日(土)、23日(日・祝) 千葉県・LaLa arena TOKYO-BAY
2025年3月8日(土) 愛知県・ドルフィンズアリーナ
2025年4月12日(土) 福岡県・マリンメッセ福岡B館
2025年5月5日(月・祝)、6日(火・休) 東京都・国立代々木競技場 第一体育館

インフォメーション

【=LOVE information】
オフィシャルHP:https://equal-love.jp/
公式X:https://x.com/Equal_LOVE_12
公式Instagram:https://www.instagram.com/equal_love.official/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@equal_love_12
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCv7VutirxDn3RWIJXI68n_A

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 【ライヴ・レポート】イコラブ、過去最大規模のコンサートで7周年をお祝い!──「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

OTOTOY

ハイレゾ音楽配信/メディア・サイト。記事も読めるようになったアプリもよろしくどうぞ。

ウェブサイト: http://ototoy.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。