【福島県喜多方市】懐かしい蔵の町並みを歩いてみれば

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福島県喜多方市

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、福島県喜多方市を写真とともに紹介する。

Vol.263/福島県喜多方市

これまで高郷、山都、熱塩加納と、喜多方市の中でも中山間部に位置するまちを巡ってきた。今度は田んぼの風景を通り抜けて、市街地へ入っていく。町の雰囲気がどんどん変わり、赤瓦の屋根も多く、白壁の蔵も目立つ。「蔵のまち」とも呼ばれる喜多方市街地は、往年の雰囲気をまだ十分に残していた。その中を自転車で通り抜けていく高校生の姿も、グッとくるものがある。

旧甲斐家蔵屋敷という蔵座敷を見学できないかと思っていたが、このときは改装工事中だった。そうして長く守られていくのだから、良いことだ。周辺を見渡すだけでも立派な雰囲気を感じられた。

昔ながらの町並みを歩く

旧甲斐家蔵屋敷

色も独特

駄菓子屋だ

日常も一緒に

喜多方ラーメン。「名物をその土地で食えば名物なのだ」

喜多方といえばラーメンであることも、紛れもない事実だ。全国的な有名店もある。そして、地元の方々によって愛されるお店もあるだろう。今回はまちを歩いている中でふと見つけたラーメン屋に入った。地元の方たちが多く、思い思いにラーメンを啜っている。貼り紙から、喜多方には朝ラーの文化があることも知った。やはり本気度が違う。何より名物というものは、食が集まる都市部で食べるのも良いけれど、やはり本場の土地で食べてこそである。同じ味だとしても、それは不思議な法則としてこれからも残っていくだろう。汗をかきながら一杯のラーメンをいただいた。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

   

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