【オフィシャルレポ】壮大な世界観を大迫力で表現した〈Revo’s Orchestra Concert〉6/30公演
2024年6月29日、30日の2日間にわたって、昭和女子大学 人見記念講堂で『Revo’s Orchestra Concert』が開催された。
これは、今年デビュー20周年を迎える
この『Revo’s Orchestra Concert』では、Sound Horizonの楽曲はもちろんのこと、TVアニメ「進撃の巨人」で使用されたLinked Horizonの「紅蓮の弓矢」「暁の鎮魂歌」、スクウェア・エニックスのファンタジーRPG「BRAVELY DEFAULT」で使用された「希望へ向かう序曲」、そしてRevoがももいろクローバーZのために作詞作曲編曲した「MOON PRIDE」なども演奏された。さながらRevoの長年にわたるキャリアを踏まえたベスト的な選曲だともいえる。そうした楽曲群が、栗田博文の指揮とともに、70人に及ぶ東京フィルハーモニー交響楽団により演奏されていき、Revoの壮大な世界観を大迫力で表現していった。
公演の第1部は、RevoがMCなどのために出てくる以外は、すべてオーケストラよる演奏。中盤には、音楽評論家とのトークコーナーが挟まれ、昼の部では冨田明宏、夜の部では宗像明将とのトークが展開された。公演の第2部では、昼の部ではシンガーのSAK.、夜の部では声優の石川由依がゲストとして登場して歌い、Revoも2013年の「第64回NHK紅白歌合戦」で歌唱した「紅蓮の弓矢」を歌い上げた。さらに、Revoがゲストやトークゲストも招いて「即ち…光をも逃がさぬ暗黒の超重力」「栄光の移動王国 -The Glory Kingdom-」を歌い、公演は幕を閉じた。
Revoは、Sound HorizonでもLinked Horizonでも自身のクラシックの素養を音楽に込めてきたが、今回遂にオーケストラのみによる演奏でそれが全面的に花開き、Revoの音楽家としての今後の活動への期待をさらに高めた。それを何よりも感じさせたのは、ファンによる「ブラボー!」の大歓声だったのだ。
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写真:藤村聖那
取材・文:宗像明将
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