【連載コラム】AFAMooのCreative Life―第50回 “爽快なエレクトロニックチューン” パソコン音楽クラブ「Hello feat.Cwondo」

2024/06/23 19:00 OTOTOY

みなさんこんばんは。Uilouという2人組音楽ユニットでのアーティスト活動と並行して、OTOTOYでニュース記事を書いているAFAMoo（アファム）と申します。今回も毎週日曜日に更新中のSpotifyプレイリスト「Tokyo Dance Pop」に掲載している新譜をトラックメイカー目線で解説します。本日取り上げるのは、パソコン音楽クラブ「Hello feat.Cwondo」です。

パソコン音楽クラブ「Hello feat.Cwondo」

本作はパソコン音楽クラブが2024年6月19日(水)にリリースしたニューシングルです。トラックのプロデュースを手掛けたのはパソコン音楽クラブ。爽快なエレクトロニックチューンに仕上がっています。

楽曲は、心地良いシンセサイザーの音からスタート。同時に裏拍でシェイカーを鳴らしつつ、スネアドラムをマーチングバンドのように細かく刻んでいるのが印象的ですね。イントロが終わるとヴォーカルが入りますが、フィルターがかかったシンセの音だけが鳴っています。そこから徐々にドラムの音が増えていき、1分くらい経過したところでようやく4つ打ちのキックドラムが鳴り始めます。ストリーミングの再生を意識してイントロを減らし、曲を歌から始めるアーティストが多い中で、盛り上がりを約1分間作らないという構成にしているのが凄いなと思います。

キックドラムが入ってから、楽曲全体が一気にグルーヴィーになって最高です。太すぎず細すぎないキックドラム、締まりのあるクラップ、抜けが良く勢いのあるクローズドハイハット。そこにめちゃくちゃ気持ち良いシンセの音が乗っていて、踊らずにはいられませんね。本格的なダンスミュージックの鳴りでありながら、幅広い層に刺さりそうなサウンドで本当に素晴らしいです！

リリース情報

パソコン音楽クラブ「Hello feat.Cwondo」

https://ototoy.jp/_/default/p/2150802

プレイリスト情報

力の抜けた魅力的な歌声も必聴の楽曲になっています。今週の新譜には他にも素晴らしい楽曲がたくさんありますので、プレイリスト「Tokyo Dance Pop」をチェックしてみてください。プレイリストの試聴とフォローは下記のリンクから！