KKCompanyの「BlendVision AiM」にAIによる自動タグ付け・自動クリッピング機能が追加
アジア太平洋圏に事業拠点を持つAI マルチメディアテクノロジーグループである「KKCompany Technologies」の日本法人「KKCompany Japan合同会社(以下、KKCompany)」は、4月に販売・サービスを開始した「BlendVision AiM(ブレンドビジョン・エイム)」に、新たにAIによる動画の自動タグ付け、および自動クリッピング機能を追加したことを発表。
東京ビッグサイトで6月11日〜6月13日の期間で開催された、経営課題解決のための総合展「ビジネスイノベーション Japan 2024 夏 東京」に出展しました。
「BlendVision AiM」にAIによる自動タグ付け・クリッピング機能が登場!
BlendVision AiMとは
KKCompanyは台湾発のIT企業で、KKBOX音楽配信事業、動画・ライブ配信ソリューション「BlendVision」を展開するマルチメディア事業、クラウドDX推進事業などのサービスを行っています。
台湾・シンガポール・マレーシア、そして日本といったアジア太平洋圏に事業拠点を持ちサービスを展開。
そのKKCompanyが今年4月に販売・サービスを開始したのが「BlendVision AiM」です。
動画は文字に比べて「約5,000倍」もの情報伝達が可能と言われていますが、逆に情報量が多過ぎるため、求めている情報を探し出したり抽出・纏めたりするのに手間がかかるほか、目的の動画を探し出すのにも労力・時間を要してしまうという課題がありました。
その課題を解決するべく生み出されたBlendVision AiMはAIを活用。
これまでAIが得意としてきたテキスト情報だけでなく、動画情報を含め「あらゆる情報資産の効率的な活用」を可能とするマルチメディア対応AIプラットフォーム。
アンバサダーにはタレント・予備校講師として活躍する林修先生が就任され、TVCM等にも起用しています。
BlendVision AiMに新機能が搭載!
今回BlendVision AiMに、KKCompanyが持つAIによる動画解析の技術を活かした動画内の画像・文字・シーン・音声をAIで分析し、動画のタグ付けやクリッピング(シーン分割)を自動で行う機能が新たに追加されました。
これにより、大量かつ長時間の動画の管理や見たいシーンの抽出が簡単になり、動画の活用がより便利になります。
この機能は、動画を既に大量に保有している企業をはじめ、教育機関等がマニュアルで行っている動画のタグ付けやクリップ作成ニーズを踏まえ、新たに追加開発された機能。
本機能で、動画管理者の業務の大幅な削減だけではなく、動画を視聴するユーザーがより簡単に目的の視聴部分に到達することが可能となる画期的な機能となっています。
6月13日まで東京ビッグサイトで開催されていた「ビジネスイノベーション Japan 2024 夏 東京」にKKCompanyはブースを出展。
展示ブースではBlendVision AiMの実機デモを体験出来たほか、担当者から詳細な説明をしてもらうことが可能となっていて、取材に伺った際には多くの方がBlendVision AiMを体験されていました。
今回新たに追加された新機能について、KKCompanyの福田恭司さんにお伺いしました。
「今回追加された新機能は、長い動画をAIが自動で分析し、動画内でシーンの変更などに合わせて自動的にクリッピングを行ってくれます。各シーン毎にタイトルや概要などを書き出してくれるのですが、この中にはキーワードがそれぞれ含まれていて、それがタグ付け機能と紐付き、該当する動画をピックアップしてくれる仕様となっています。」
と説明。
さらに分割されたそれぞれの動画内で、タグが紹介されているシーンが「この動画のどの部分で出てくるのか」というのも分かりやすく表示されます。
上記画像では、動画のシークバーの中で紫色の丸が表示されている部分でタグの内容が出てくるシーンとなります。
「実はこの動画は音声が一切ない動画なんです。音声が一切ない動画でもAIが分析・判定し、このシーンはどのような宝石が紹介されていて、その宝石はこのようなもの、というところまでクリッピングして表示してくれているんです。」
と福田さんは説明。音声がない動画でもクリッピングが可能というのは驚きです。
動画を手早くクリッピングして管理したい場合には、非常に重宝する機能と言えるでしょう。
さらに、このクリッピング機能は当然音声からもタグ付け・概要文へ反映してくれますが、動画のテロップや板書もAIが判定してタグなどに反映してくれるそう。
「動画にはもっともっと色々な情報が入っているのですが、それを中々活用出来ていません。(BlendVision AiMを使えば)総合的に情報を抽出して、さらに動画を活用出来るようになります。」
と教えてくれました。
動画の管理や編集を担当されている方にとっては、とても魅力的なツールと言えそうですし、この機能が追加されたことでより視聴する側も目的の動画・シーンを探しやすくなりそうです。
今後は各種SNSへ手軽にシェア出来る機能の実装を目指し開発中のほか、Eコマースにも活用出来るような機能の実装も検討しているとのこと。
これらの機能が追加されれば、さらに活用する機会が広がりそうです。
福田さんにどのような方に今後活用して欲しいかを聞いたところ、
「Eコマースシーンでの活用はもちろん、報道関係者やメディア関係者の方といった、動画をたくさん抱えている方にも活用して頂きたいですね。」
と答えてくれました。
会議の要約や議事録作成、社内教育動画の作成だけでなく、さらに活用の幅が広がる新機能が追加された「BlendVision AiM」。
これからもっと動画を活用しようと考えている法人の方や、動画の要約・編集に頭を悩ませていた担当者の方は、製品ページなどで詳細をご覧になってみてはいかがでしょうか。
「BlendVision AiM」概要
機能:AIによる動画・音声・文書データの探索・抽出・要約、複数のナレッジベース作成、動画文字起こし
価格:(1企業/法人あたり 125,000円(税抜)/月〜)、初期費用無料
想定ユーザー:コールセンター、製造業、教育をはじめとしたあらゆる業界
想定活用シーン:会議要約・振り返り、研修・マニュアル、メディア制作
製品ページ:https://blendvision.com/ja-jp/aim
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