テイラー・スウィフト、【The Eras Tour】公演に先駆けてリバプールが“テイラー・タウン”に

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テイラー・スウィフト、【The Eras Tour】公演に先駆けてリバプールが“テイラー・タウン”に

 テイラー・スウィフトの【The Eras Tour】公演を前に、英リバプールが「テイラー・タウン」となった。

 現地時間2024年6月13日から15日にかけて、アンフィールド・スタジアムで予定されているテイラーの3公演に備えて、リバプールの街は大変身を遂げているところだ。地元のクリエイターたちが、テイラーの各スタジオ・アルバムにインスパイアされた11のアート・インスタレーションをデザインし、「テイラー・タウン・コース」を形成している。その中には、『エヴァーモア』を象徴する苔に覆われた演奏可能なグランド・ピアノ、『レッド』(の世界観)を閉じ込めた“赤い部屋”や、テイラーのラッキー・ナンバーである13をモチーフにした『フィアレス』の壁画などが含まれる。

 また、地元のスウィフティーが撮影した写真は、“TAYLOR”と書かれた横断幕が街の中心にあるセント・ジョージズ・ホールの正面に掲げられている様子を捉えている。

 リバプール市議会のウェブサイトには、「地球上で最もビッグなスターの1人が、ポップ発祥の地にやって来る。そして、この音楽的な機会を記念して、スウィフティーをリバプールらしく歓迎する計画があります」と掲載されている。

 同市は、「リバプール・ラブズ・テイラー(クラフト・ヴァージョン)」と題したチケット制の一連のクラフト・ワークショップを計画しており、その一環としてファンは折り紙で作品を作り、11のメイン・アート・インスタレーションの1つに加えることができる。参加者はまた、テイラーにインスパイアされた手作りのTシャツ、コラージュ、カップケーキを作ることもできる。

 市議会に加えてリバプール大学も参加し、学者、学生、ファンを対象に“テイラー・スウィフトという文化現象を解明する”ための無料シンポジウム「テイ・デー」を開催する。市議会からの通知には、「このイベントには、研究者たちがテイラーの大ヒット曲に合わせて研究成果を披露するクリティカル・カラオケ・セッションや、彼女の曲の歌詞、受賞アルバム、フェミニズムとLGBTQ+コミュニティにおける彼女の位置づけなどをテーマにした一連の対話式の講演が含まれる」と綴られている。

 リバプールは、テイラーの公演を前に総力を挙げて歓迎する【The Eras Tour】の最新の開催地に過ぎない。例えば、2023年春に同ツアーのキックオフ公演が開催された米アリゾナ州グレンデールは、一時的に「スウィフト・シティ」という名前に変更された。さらに、昨年11月のブラジル・リオデジャネイロ公演時には、象徴的なコルコバードのキリスト像にテイラーをテーマにしたTシャツの画像が投影された。

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