【暗黒ゲーム業界暴露2】発売日前にゲームを販売する実態

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ゲームデータが発売日よりも早くインターネット上に流出したり、ゲームソフトが発売日よりも早く発売してしまうことがよくある。この記事は、それらのデータ流出やフライング販売についての実態を暴露するものであり、業界のウミがなくなることを願い、報道するものである。

今回は第2回として、ゲームデータの流出について、どういう経路でゲームデータがインターネット上に流出するか実態を説明していきたい(第1回 発売日前ゲームデータ流出の実態)。

ゲームを発売日前に販売すること。つまりフライング販売はゲーム業界でタブーであり、特にゲームメーカーからすれば絶対にやめてほしい行為である。ゲームが発売日前に販売されると、ゲームメーカーからすればデメリットしか生じないからだ。発売日前にゲームデータがインターネット上にアップロードされたり、ゲームの攻略情報やレビュー情報がどんどん広まるからである。

また、マジメに発売日に販売しているゲームショップからしても迷惑な話である。競合店で発売日前に手に入ることが多くの客に知られれば、発売日前に購入したいという客がフライング販売店で購入し、自分の店では購入しなくなる。これはショップにとって死活問題となる。

ゲームでよく遊ぶという秋葉原を訪れていた男女26人に「ほしいゲームが発売日より早く売られていたら購入するか?」という質問をしたところ、26人全員が「購入する」と答えた。その理由としては、「ほしいゲームはそりゃ早く欲しいですよ」「早くクリアして早く売れば高額で売れる」というものが多かった。なかには「ゲームデータだけ吸い出して、発売日になったらすぐに売る」という人もいた。

当編集部の調べで、東京都内だけでもけっこうな数のフライング販売店が存在することが判明している。たとえば、港区のフライング販売店は発売日前にゲームを販売していることで有名で、芸能人もよく訪れるという。まあ、悪質店になるとフライング販売するかわりに、別のゲームソフトを抱き合わせして販売していることがあるという。

Wii や PS3 も発売日前に販売したが、そのときは必ずゲームソフト2本の同時購入を迫られたという。購入する客にもゲーム業界を良くするというモラルを持ってもらいたい。そう考えると、まずはゲーム業界がどのようなシステムになっており、どのようなルートでゲームが自分の手に届くのか、ゲームユーザーに知識として浸透させる必要があるのかもしれない。

以前、とあるゲームハードメーカーは、フライング販売をするゲームショップに対してペナルティを加えるというルールを提示していた。ゲームソフトを入荷させない、自社関連のゲームソフトの販売権の取り消しなどである。しかし、現在はあまり機能していないという。

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