【オフィシャルレポ】UtaGe!、豪華ゲストと作った狂騒空間で憂鬱を吹き飛ばした東名阪ツアー東京公演

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【オフィシャルレポ】UtaGe!、豪華ゲストと作った狂騒空間で憂鬱を吹き飛ばした東名阪ツアー東京公演

憂鬱な日々も忘れられる”宴”のような楽しさを、キャッチーでPOPな歌と踊りで届ける7人組アイドルグループUtaGe!が、主催対バン東名阪ツアー『共宴』の東京公演を2024年4月15日(月)Veats shibuyaにて開催した。

UtaGe!はこのライブで三回登場して圧巻のパフォーマンスを見せた。

1回目のステージは開幕に相応しいステージングを展開

豪華ゲストを招いた『共宴-KYOEN- in東京』でまずはトップバッターを務めたUtaGe!。時間となり、このイベントの開幕を告げる出囃子「SE-宴-」が流れる。心躍るエレクトロニックを織り交ぜたサウンドは徐々に勢いを増していき、そのサウンドとリンクするようにコール、メンバーの名前を叫ぶオーディエンスたち。「全員クラップ」の掛け声を合図に、大きな手拍子がこだまする。気合いが入り、一気にエンジンがかかる。

そして東京での開幕1曲目は「ココカラ、」をセレクト。歌い出しで茜音ぱぴこがベース音が鳴り響く中で強く強く歌い上げる。「UtaGe!、東名阪ツアー東京・Veats、全員でぶち上がっていきましょう!」と煽る。メンバーの熱い想いが込められた歌唱・大きなステップに対して、応戦するかのようにファンはコールを飛ばしていく。そんな関係が心地良い。サビの では、メンバー全員がUtaGe!として夢を追いかける想いを募らせるようにクールな歌を奏で、聴く者の心に沁みていく。オレンジと白照明が交互に点灯する中でアクティブな佇まい。と歌い上げるパートではオーディエンスも拳と声を上げて高まりを見せる。ここから始まっていくストーリーは輝かしいものであると宣誓するようだった。最後まで夢を歌い、強度のあるアクトを繰り広げた。

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間髪入れずに展開したのは盛り上がり必至のポップ・チューン「カラフルバケーション」。ターンをしたり、ジャンプしたりとアクティブなパフォーマンスで魅せる。キュートさを出しながらも盛り立ていった。 とサビで歌う通り、UtaGe!が繰り出す愉しげなこの”宴”を存分に楽しもうとみんなに伝えているようだった。人差し指、親指、小指を立てた手を翳して、観客も振りコピ。みんなでジャンプをするなど、活気がついて会場フロアは熱を帯びていく。同曲で盛り上がりの高みを目指し続け、終始テンションを上げていた。終盤ではメンバーからCO2が放射されて、歓声が上がった。この2曲で最高のスタートを切った『共宴-KYOEN- in東京』。まだまだこの後も高い盛り上がりを見せていく。

この後に登場した、Mirror,Mirrorは幻想的ながらグループらしい色を出したパフォーマンスを展開。ドラマチックレコードは多彩なセットリストを用いてこのイベントを大いに盛り上げる。

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2回目のステージではUtaGe!も多彩な楽曲群を披露し、盛り上がりを増幅

18:05から再度UtaGe!の出番となった。ステージ時間は15分。限られた時間の中で多彩な展開を広げていく。暗転したまま、メンバー7名がゆっくりと登場すると、まずは「さよならトワイライト」で魅了。手を天に翳しながらと力強くも抒情的な歌声を披露。反応するように大きく響くコール。美しいメロディーに乗りながら、ファンからの熱いコールに応えるように全員が輝いていく。この淡い恋をテーマした楽曲に対して、しっとりとした踊りや感情の入った歌で表現していった。ラストののパートでオレンジの照明が点灯、この歌詞とマッチしていた。ドキドキは止まらないし、このひと時を忘れることはない。最後まで全員が声を出し、手を翳して一体になっていき、ずっとハートビートしていった。

連続で「タッチミー」へと展開。エンジョイできるこのピコピコと鳴るナンバーに対しても大きくMIXを打っていくファン。メンバーはステップを踏みながらフォメーションを移動するという流動的なダンスでこの楽しい楽曲をより助長させる。何よりキュートな笑顔が印象的であった。ラブリーで元気が溢れるダンスでより一層全員の心を打っていった。「今からUtaGe!が全員にみんなで攻撃しちゃうよ、みんな逃げて!」と述べながら手持ちのCO2を放っていく。ピースフルなお互いの関係性もなお良い。キュートに笑みを浮かべながらのアクトを繰り広げた。

またもや間を空けずに続いた「多分超魅力的人生」では、綺麗なギター、疾走感溢れるサウンドに対して、メンバーが勢いよく踊る。足や手をひらひらとさせて、キュートさを演出。同時にこの空間を心地良い雰囲気へと変貌させた。クラップを誘導したり、観客と掛け合いをしたりなど、ボルテージを保ち続ける。快活で魅力的な佇まいを見せ続けていた。

このブロックの最後は「不思議グラビティー」。大きなジャンプで始まり、以降は手を大きく広げたり、大きく回したりと、ステージの大きさ以上の開放感を作り上げていた。勢いのあるサビでメンバーのエネルギッシュさに呼応して、身体を揺らして熱狂していく。この会場にいる全員がUtaGe!の音楽、パフォーマンスを見て、改めて惹かれていく。7人は楽曲を披露するごとにエネルギーが漲っていく印象を受けた。このライブができることの喜びや楽しさを存分に感じている証拠だろう。最後のステージへの余韻を残してこのブロックを終えた。

この後は、グループのアイデンティティを確立しながらキュートさを出していたNANIMONO、熱さ・楽しさ・可憐さの全てを前面に出したSTAiNY、多彩な楽曲群を武器に6人がシンクロし続けたMyDearDarlin’と続いた。そしてトリ前に登場したFES☆TIVEはこのステージにおいて、あまり対バンイベントではなかなか披露しない「レフト⇔ライト」を一曲目に選び、さらには「シダレヤナギ」 「カンフーミラクル~愛~」 「コズミック祭大革命」 「ハレとケ!あっぱれ!ジャパニーズ!」のロングver.などの人気曲かつ盛況になる楽曲を披露、最後には代表曲「OIDEMASE!! ~極楽~」で締めて、破壊力・爆発力を生み出していた。このセットリストの組み方は夏フェスでメインステージに立つほどの豪華な楽曲群であり、熱い流れだった。このFES☆TIVEのステージを見ていたUtaGe!のプロデューサーは、「良い意味で後輩にまだまだと言わんばかりの全力のステージを見せてくれ、刺激を与えてくれたFES☆TIVEさんにはとても感謝しています」と語っていた。さらには後日メンバーの茜音ぱぴこはFES☆TIVEのステージを間近に見て語ってくれた。

「FES☆TIVEさんが私たちにも本気できてくれることがとても嬉しかったし、いつか、絶対に超えたいと思いました。それと同時にさんという高い壁を超えるには今の努力じゃ到底足りないことを思い知らされました。改めて気合いを入れ直し、上を目指して頑張ります!」とリスペクトや憧れがありつつも、追いかけたい先輩が本気でぶつかってきてくれたことへの嬉しさと、メンバーにとってもすごく刺激になったようだ。豪華出演グループが作ってくれた熱い空気と、ぶちかましたFES☆TIVEのステージに続いたのがこの日最後のUtaGe!のステージ。

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UtaGe!の最大限の力を示し狂騒空間に仕上げたラストブロック

物凄い熱を感じる空間で三度のステージとなったUtaGe!は、このブロック1曲目「さわげ!うたげーしょん!」が音先行で流れると、フロアから歓喜の声が上がり、メンバーが勢いよく登場。メンバーが登場して早速、両手を伸ばしてステージを左右移動。合わせてファンも移動して、楽しさを演出。ジャンプやハイタッチなどノリノリになりながら温度を上げる。
とピースフルにアゲアゲになりながら手を思いっきり振っていく。そんなメンバーについていくように皆がコールを絶やさず、さらなる高みを目指していった。と言うパートではコールアンドレスポンス的にと声を出していく。テンションがずっと上がり続ける空間で忘れられないほどの時間が過ぎていく。

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繋ぎで「カラフルパラレル」へ。両手をゆらゆらさせるダンスをみんなが振りコピ。タイトルの通り、カラフルになったステージでこの曲でもエネルギッシュな姿で、全員の心を昂らせ続けた。肩を組んで皆で歌いながらジャンプ。後方までパンパンの会場が舞うように揺れていく。

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まだまだ止まることを知らないUtaGe!。続いて「PARTY HIGH!!」ではパラパラ調のダンスで7人全員がシンクロしていく。気持ち良いビートに乗りながらどんどんパワーが高めていく。熱狂を超えていくそんな空間は、最高のパーティと言っても過言はない。何度も飛び跳ねてUtaGe!の創り出すステージにのめり込んでいった。間奏では全員が連動した踊りで改めてポテンシャルの高さを示していた。熱量は高くなるばかり。

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そして、「ボジティブファイター」では身体に響くメロディが気持ちを高める。大きくサークルを作ったり、ピースを振ったりと、ポジティブさを存分に表す。間奏ではみんなが頭を振って、一体感をもたらしていく。超ハッピーな雰囲気を醸し出していく7人のパフォーマンスは魅力的で、グループの良さを存分に引き出していた。MCで自己紹介をして、このライブも最終盤へ。次は東名阪ツアーの各箇所で行っている新曲の初披露へと移った。

新曲のタイトルは「ハチャメチャUtaGe!ビ→ト」。重厚感がありつつハートビートさせるメロディーが特徴の新曲もまたテンションを大きく上げる。クールに歌いながら7人の心技が一体となったダンス。個々でも緩急のある踊りは能力の高さが垣間見える。サビと歌いながら、バイブスを上げて言った。曲中のラップパートもボルテージを上げる。最後までワチャワチャとなりながら白熱していった。

「最狂乱クレイジー」でも変わらず、だれもが皆、踊りまくる。ラスサビでは大喝采が起こる。そしてこのライブ最後は「ピリラブリューション」をドロップ。UtaGe!の7人が力を振り絞り、渾身の姿を見せていた。気迫、気力全てをこのステージで昇華する。そんなメンバーを後押しするようにと声を出し続けたオーディエンス。熱狂どころか空間は狂騒状態になり、最高のラストを迎えて、このライブは幕を閉じた。全員で集合写真を撮影してステージを後にした。

こうして『共宴-KYOEN- in東京』は大盛況で終えた。5/12の2周年ワンマンライブやその先の未来に向かって、まだまだ楽しい宴を作り続ける同グループにはまだまだ期待したい。素敵な景色を見続けるため、7人は躍動し続ける。

【オフィシャルレポ】UtaGe!、豪華ゲストと作った狂騒空間で憂鬱を吹き飛ばした東名阪ツアー東京公演

Photo: 白木淳也
TEXT:石山喜将

ライヴ情報

〈UtaGe! 主催ライブ『共宴-KYOEN- in東京』セットリスト①〉

1. ココカラ、
2. カラフルバケーション

〈UtaGe! 主催ライブ『共宴-KYOEN- in東京』セットリスト②〉
1. さよならトワイライト
2. タッチミー
3. 多分超魅力的人生
4. 不思議グラビティー

〈UtaGe! 主催ライブ『共宴-KYOEN- in東京』セットリスト③〉
1. さわげ!うたげーしょん!
2. カラフルパラレル
3. PARTY HIGH!!
4. ボジティブファイター
5. ハチャメチャUtaGe!ビ→ト(新曲)
6. 最狂乱クレイジー
7. ピリラブリューション

アーティスト情報

・オフィシャル・ウェブサイト
https://utageidol.info/
・X
https://twitter.com/info_UtaGe

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