【今週の暮らしテック】いびき・騒音をカットするデジタル耳栓、透明だけど点灯で光るスマートブックライトなど
国内外のクラウドファンディングサイトには、便利でユニークなプロジェクトが盛りだくさんだ。なかには、世界各国の新しいガジェットが支援の返礼品として届くプロジェクトもある。
そこで今回は、今週クラウドファンディングサイトでプロジェクトを開始したガジェットのうち、家庭で役立つアイテムを紹介していく。「ありそうでなかった製品」「いつも感じていた悩みを解決してくれる製品」が見つかるかもしれない。
いびき・歯ぎしり…騒音をカットする“デジタル耳栓”
就寝時にパートナーのいびきや電車・自動車の音、隣人の生活音などが気になり、なかなか眠れないと悩む人もいるだろう。
そんな人におすすめしたいのが、現在クラウドファンディングサイトのCAMPFIREでプロジェクトを実施している睡眠用デジタル耳栓「QuietOn 3.1」。執筆時点(2024年2月14日)で、すでに目標金額を達成している注目のアイテムだ。
ANC機能で“低周波の騒音”をカット
ANC機能は、イヤホン内蔵の極小マイクが騒音を認識し、この騒音に対して“反対の音波”を当て、音波同士が音を打ち消し合う…というテクノロジーだ。
とくに、いびきや歯ぎしり、交通騒音、隣人の生活音などの“低周波の騒音”をしっかりとカットするため、騒音による睡眠不足に悩む人の強い味方となるだろう。
Apple Airpods Proよりも約3倍小さい
QuietOn 3.1は改良素材を採用し、前QuietOnモデルと比べて装着感が向上。本体サイズはわずか6.4mm×11mmとコンパクトで、公式サイトによるとApple Airpods Proよりも約3倍小さいという。
なおイヤホン本体にはバッテリーを搭載しており、一度の充電で28時間の連続使用が可能。睡眠時はもちろん、電車やバスでの移動時でも快適な静寂が手に入るだろう。
参考元:
CAMPFIRE プロジェクトページ
QuietOn公式サイト
目に配慮しながら読書をサポートするブックライト
寝る直前、機内や車内、キャンプ時に、本を読みたいけれど隣で寝ている人に気をつかってランプを付けられず、仕方なく暗い場所で本を読む…といった経験はないだろうか。
暗くて字が見えにくいシーンで、目の負担を減らしながら読書を楽しみたいときに活躍するのがスマートブックライト「AwesomePré」。
2017年に設立された、KAIST(韓国科学院)発・LED技術開発スタートアップMEMSLUXの製品で、現在Makuakeにて先行販売中だ。
柔らかく均一な光で本を照らす
MEMSLUXはライトを消すと完全に透明になり、点灯すると均一に光る“特許技術”を搭載した製品。光を直接放出するのではなく、柔らかく均一な光を生成するという、目に優しい設計だ。
広範囲を照らすスタンドライトとは違って本の上に影ができないため、体を動かしながら読む必要はない。またフレームが、外に光が過度に漏れないよう防いでくれるおかげで、周りを気にせずに自分の時間を楽しめる。
明るさ・色温度を調整できる
ダイヤルを回して明るさと色温度に調整することも可能。色の温度の範囲は2,700K~5,000Kで、温かい色味から涼しい色味まで選べる。暗闇でもほどよい明るさで読書に没頭できるだろう。
約120gと軽く、コンパクトなサイズなためポケットに入れて持ち運べる。移動中の飛行機や新幹線のなかでも、旅行先でも周りに迷惑をかける心配なく読書に集中できるだろう。いつどこでも読書時間を楽しみたい人は要チェックだ。
重さ18g、薄さ0.8cmのコンパクトな懐中電灯
夜道や光が通らない場所を照らす懐中電灯は、キャンプやアウトドア、災害時などで重宝されているアイテムだ。ただ、一般的な懐中電灯は重く、そしてかさばりやすいため持ち運びがやや不便という声もある。
クラウドファンディングサイトのMakuakeにて先行販売している「MINI LIGHT」は軽量かつコンパクトな懐中電灯。ライト関連商品の製造メーカー“Yunxiao”が手がける製品で、執筆時点(2024年2月14日)で目標金額を達成している。
持ち運び簡単。長時間使用でも疲れにくい
MINI LIGHTの魅力は何といっても重さ18g、薄さ0.8cmという極小・極薄なサイズ感だ。ズボンやキーケースに引っかけて持ち運べるだけでなく、たとえ長時間持っていても手が疲れにくい。夕方~夜の散歩や、キャンプでのナイトレクなどで活躍しそうだ。
またMINI LIHGTは「弱光」「強光」「フラッシュ」の3つの照射モードを搭載しており、用途によって使い分けることが可能。ボタン1つで簡単に切り替えられる。
急速充電に対応。最大5時間の連続使用が可能
MINI LIGHTはType-Cの急速充電に対応しており、2時間の充電で最大5時間の連続使用、スタンバイ状態で25日間以上バッテリーが持続する。
本体には耐衝撃性・耐熱性に優れた高強度合金素材を使用しているため、アウトドアや災害などのシーンでも耐えうる“頑丈な懐中電灯”を探している人にもぴったりだろう。
(文・Haruka Isobe)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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