麺が緑色! 人気ラーメン店「人類みな麺類」の怪しげな限定ラーメンを食べてみた →その味は?

極厚でとろとろのチャーシューと全粒粉入り自家製麺、旨味たっぷりの醤油スープで人気のラーメン店「人類みな麺類」。大阪にある本店では連日50人以上の行列ができるほどで、現在は東京・恵比寿やJR名古屋駅1番線にも出店していたりします。

怪しげなラーメンの試食をしてきた

先日、そんな「人類みな麺類」でなにやらちょっと怪しげな期間限定メニューが販売中という情報を入手。ありがたいことに試食会にご招待いただきましたので、恵比寿店まで食べに行ってきました。

「宇宙に最も近いラーメン」

その限定ラーメンは「宇宙に最も近いラーメン」というネーミング。実に怪しい。なんだか実業家の○澤さんとかが飛びついてきそうなラーメンですな。怪しい。

こちらは何をもって“宇宙に最も近い”と言っているのかというと、株式会社ユーグレナとコラボし、宇宙空間での培養の研究が進められている藻類「オーランチオキトリウム」「石垣島ユーグレナ」「八重山クロレラ」の3種を原材料として使用しているからなのだそう。

この3種のうち「オーランチオキトリウム」はスープに加え、「石垣島ユーグレナ」と「八重山クロレラ」は麺に練り込むことで使用しているのですが、ユーグレナなどを練り込んだ麺は当然見た目が緑色に!

しかもほんのり緑色ってレベルではなく、とっても鮮やかな深緑色。もはやラーメンの麺とは思えません。正直なところ、普通のラーメンと並べたら絶対に普通のラーメンのほうが美味しそうには見えるでしょう。

日本人は限定品に弱いとはいえ、これはさすがに通常メニューのほうがたくさん出るのでは……と思いきや、なんとこの日は「宇宙に最も近いラーメン」のみの販売でオリジナルのラーメンは終日販売なし! なんたる強気!

これは「宇宙に最も近いラーメン」の味に絶対の自信があるんだろうな……! とワクワクしたんですけど、実際は同じ鍋でいつもの麺も茹でると緑色に染まってしまうというのがメニューを絞った理由だったりするのだそう。笑

食べてみた →スープの旨味がとんでもない!

そんな感じで麺のインパクトがとにかく強烈な「宇宙に最も近いラーメン」ですが、いざスープから試食してみるとびっくり! その場で思わず言葉を失ってしまったほどにウマい!!!

スープに使用している「オーランチオキトリウム」は海洋の有機物を分解・吸収する単細胞生物の微細藻類。なのに味はまるで魚介醤油ラーメンそのもの。これには本当に驚きました。

もともと「オーランチオキトリウム」には深い旨味と程よい塩気があり、わかめや昆布に近い味がするのだそう。「人類みな麺類」の看板メニュー「らーめん原点」の鰹だしをベースに「オーランチオキトリウム」を加えてみると数回の試作でいい感じにマッチし、昆布の代替として見事に機能したのだとか。

ちなみにこの日はプラントベースの人工ねぎトロの試食もさせていただいたんですけど、こちらも味付けには「オーランチオキトリウム」を使用。言われないとわからないくらいにねぎトロの味に仕上がっていました。もはや醤油をつけて食べたらまったくわからない!

DHAを豊富に含んでいるそうで栄養的にも魅力満点。これは面白い食材ですなあ!

緑色の麺は食感と喉越しがすごい!

そして麺も麺で見かけ倒しではなく、美味しさ的にも圧倒的な存在感を発揮していました。うどんにも使われる小麦粉をベースに「石垣島ユーグレナ」と「八重山クロレラ」を加えると、食感はかなりもっちりとし、喉越しはつるっと爽快に。うーん、美味い!!

健康食品としてもおなじみのユーグレナには59種もの栄養素が含まれていますし、「八重山クロレラ」にもビタミンDなどの栄養がたっぷり。この麺を使って施策していく中で、スープの塩味が薄れてまろやかさが際立ったり、鶏ガラなどの臭みを消す効果なども感じられたそうで、こちらも可能性を大いに感じる結果になったようです。

2月4日と5日に大阪本店でも販売

その見た目の怪しさとは裏腹に、いざ食べてみると大満足だった「宇宙に最も近いラーメン」。恵比寿店での販売前には名古屋店で先行販売されたのですが、そちらで味に感動した方がはるばる恵比寿までまた食べに来たり、恵比寿店でも2日連続で食べに来る方がいたり、反響もかなりよかったようです。

恵比寿店での限定販売はもう終了してしまったんですけど、2月4日(日)と5日(月)には大阪の本店で1700食限定で販売されます。関西方面にお住まいで気になる方はぜひお試しを。関西以外の方も週末で大阪旅行がてら食べに行くのもアリ。宇宙に行くよりは近いですからね!

(執筆者: ノジーマ)

  1. HOME
  2. グルメ
  3. 麺が緑色! 人気ラーメン店「人類みな麺類」の怪しげな限定ラーメンを食べてみた →その味は?
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。