秋田の伝統工芸「樺細工」を使用したレザーブリーフケースとショルダーバッグ先行販売中

秋田の伝統工芸「樺細工」を使用したレザーブリーフケースとショルダーバッグ先行販売中


作品を通じて世界をもっと面白くする秋田横手発の職人チーム「KRAFT DORF」が、山桜の樹皮を用いた秋田の伝統工芸「樺細工」を使用した新作「革×樺バッグ」シリーズを1月28日(日)よりMakuakeにて先行販売している。

「樺細工」を使用した革×樺バッグ


今回登場しているのは、「ブリーフケース」249,800円(税込・一般販売予定価格)、



「ショルダーバッグ」199,800円(税込・一般販売予定価格)。

いずれも数量限定の発売で、最大20%OFFの新作記念価格で先行予約販売(先着順)も行う。今回のプロジェクトの実施期間は1月28日(日)~ 2月28日 (水)18:00。商品到着予定は5月より順次となっている。

山桜の樹皮を用いた工芸


秋田伝統工芸である樺細工は、山桜の樹皮を用いた世界でも例を見ない工芸だ。山桜の樹皮は、代々受け継がれてきた技術で剥がすと数年で再生し、樹木を枯らすことはない。その語源は万葉集の長歌の中で、山桜を「かには」と表現したものが後に「かば」に転化したと言われている。


樺細工は素材の美しさが魅力の工芸品だが、同時に優れた素材の性質の上に成り立っている。その特徴のひとつが、湿気を抑えてくれる性質。印籠、薬篭、胴乱、茶筒など、時代と共に特徴を活かした製品が生み出され、伝統の技術が受け継がれてきた。茶筒のように日々手に触れるものは光沢を増し、山桜独特のつやを保っている。

天然木を素材に使用した革小物は世の中に存在するが、湾曲する革製品の装飾に樺細工は使い難い側面があった。それは、樺細工が湾曲に弱い(割れる)という性質を持つため。しかし、「革×樺バッグ」に使用する樺細工には特殊加工が施されており、この「湾曲に弱い」という性質を克服したものとなっている。

革×樺バッグ を実現した革職人


「革×樺バッグ」をこの世に生み出したのは、革職人である木内正信さん。秋田県仙北市角館町に門を構える樺細工製造販売元 八柳の協力のもと、樺細工への特殊加工から製造まで漕ぎ着けた。


樺細工を使うにあたり、こだわったのは樺の色艶を立たせる革の「黒」。日本国内有数の皮革産地である姫路に赴き、無数にある素材の中から最も「革×樺バッグ」に相応しい革を選定。雨風に曝され、大荷物の荷重にも耐える撥水性と強靭性を必須として、手にしてから十年以上の付き合いにもなり得る革に求められるのは、持ち主を飽きさせないエイジング(経年変化)だ。


さらに選んだ革は、ベジタブルタンニン鞣しのヌメ革を染料で芯まで染めた後、一枚一枚手塗りでワックスを塗り込み仕上げた国産のもの。使うにつれ、徐々に表面のワックスが内部に染み込み、輝く艶と同時に滑らかな手触りも楽しめるのもポイント。もし白っぽさが気になるのなら、布で乾拭きすることで「艶のある黒」を使い始めから楽しむことも可能。表面の浮き出たワックスを拭いたとしても、内部までワックスがある程度染み込んでいるので、水にも強い仕様となっている。


この画像は数年使用した同革のウォレット。「表面が擦れるアイテムなので、起毛を寝かせたエイジングに近い質感だと思います」と木内さんは語る。また「一年に一回程度の手入れをしてあげることで、十年以上は革と樺のエイジングが楽しめるバッグです。天候や公私問わず、行き先にどんどん連れ出して欲しいですね。仮に破損等があっても修理受け付けますし、KRAFT DORFにはブランドが続く限りいつまでも免責金額での修理・交換を受け付ける半永久保証サービスがあるので、末長く愛用して貰えたら嬉しいです」とのことだ。



「KRAFT DORF」が作品を通じて紹介していく「手仕事の作品でうまれるライフスタイル」に今後も注目だ。

Makuake:https://www.makuake.com/
プロジェクト名:レザー×秋田樺細工 ブリーフケース&ショルダーバッグ

半永久保証サービス:https://kraftdorf.com/warranty

(山川温)

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