激安で旨い! 昭和の匂いを残す「定食酒場食堂」が閉店 ミュージシャン、俳優ら常連から惜しむ声
子供食堂、60円ラーメン等、毎月のようにテレビ番組の取材も入り、話題になった定食酒場食堂(東京・都営地下鉄曙橋付近)が、建物の老朽化のため解体されることになり、一月末の閉店が決まった。都心の家賃高騰のため、移転先探しも難航し、苦渋の決断のようだ。
「長年に渡り、皆様ご愛顧ありがとうございます。閉店までの間お楽しみ下さい」
「時代は流れても、何処までも昭和を貫き通して来ましたが、次もまた昭和を創ります。
昭和の旅人より」
と店主の天野雅博氏の達筆の張り紙が印象的だ。
昨年、相田翔子、ダイアモンド☆ユカイをゲストに迎えたライブで注目されたシンガーソングライター大西亜里はこう語る。
「階段が急でハシゴを上るようでびっくりしましたが、アパートを改装して、中階段を作ったそうで、昭和の味わいある建物でした。先日初来店だったのですが、頂いたメニュー、どれもとても美味しかったです。ポテトサラダは印象的でした。ポテトサラダ大好きです。
もう、食べることができないのは寂しいのです。新店舗の場所が早く見つかると良いですね」
2月から、ディズニープラスで配信のハリウッド版「SHOGUN 将軍」(真田広之主演)の総合統括所作指導を務めた歌舞伎役者、時代劇俳優の若和屋帆之亟は、海外ロケ中に友人のSNSで同店を知った。
「とても残念でなりません。昭和レトロを感じさせる歴史遺産的な外観と内装、そして店主天野さんの格安絶品料理と昭和頑固親父のイメージからのギター弾き語り等、私にとって憩いの場のお店が解体閉店となってしまう事は悲し過ぎます。是非、皆様のご協力の元、何処かで新たな定食酒場食堂の新装開店を願います。今まで素敵な時間を有難う御座いました」と話す。
元フォーリーブスのメンバーで音楽プロデューサーの長田栄二氏が弾き語りすることもあった。昨年、強者ミュージシャンにより結成されたラウドロックバンド「断頭台のメロディー」のギタリスト小笠原健一は、
「マンションの隣の住人が誰かもわからないような世の中で、人が人を呼ぶような、お隣さんとも気兼ねなく自然と話が弾んでしまう、そんなアットホームな雰囲気の暖かいお店でした。今どき探してもなかなかないそんなお店がなくなるのはとても残念です。ここで大切な仲間もできました」と話す。
テレビドラマ『相棒』で薬物依存症の女性キャラクター「シャブ山シャブ子」を怪演し、瞬間視聴率女王に輝いた女優の江藤あやは、「昭和の雰囲気がたっぷり味わえる、懐かしい感じの居酒屋が無くなってしまうのは寂しいです」
さだまさし親戚のミュージシャンで戦国評論家の奥村慎也は、「歴史好きな人がお城へ行って激動の戦国時代に想いを馳せるように、正にその外観、階段の手すりからトイレのドアに至るまで昭和の匂いが染み込んだこの店を愛しく思うのは…今の時代に閉塞感を感じれば感じるほど全てがギラギラしてたあの頃がいい時代だったなぁ…って思うからなんだろうね」と話す。
定食酒場食堂のメモリアル写真集を準備中の写真家小町剛廣氏は、「昭和の遺産みたいなユニークな店がなくなってしまうなんて、残念。残念。残念・・・ここのマスターが作る料理は何を食べても最高に美味い。マスターの料理に対しての情熱が伝わって来るからだと思う」と語る。
1月24日から、米米CLUB石井美奈子主演の舞台に出演する元仮面女子の上下碧は、
「昭和にタイムスリップしたようなお店の雰囲気やメニューで楽しいお店がなくなってしまうのは寂しいです。定食酒場食堂でいただいた60円ラーメンは一生忘れません!」と話している。
多くの人に愛された定食酒場食堂。条件が合う移転先が決まれば再オープンできるという。良き物件が見つかることを願う。(文@霜月潤一朗)
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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。
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