国内最大級のeモータースポーツ大会「JEGT」2023シリーズはSengoku Gamingが優勝!昨年に続き2連覇
2024年1月12日(金)から14日(日)まで開催された世界最大のカスタムカーイベント「TOKYO AUTO SALON 2024(以下、東京オートサロン2024)」
車好きの車好きによる車好きのためのイベントは無事閉幕しましたが、東京オートサロンがeスポーツにも絡んでいるというのはご存知でしょうか。
SaigaNAK編集部は昨年に引き続き「東京オートサロン2024」を取材!
eモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」の2023シリーズ王者を決める最終戦の様子をお届けします。
JEGT 2023の年間王者が決まる!
アリーさん(左)、沢すみれさん(右) – Saiga NAK2023年10月9日(月)、11月18日(土)に開催された「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 SERIES Supported by GRAN TURISMO」ラウンド1、2の結果を受けた順位表は以下の通りです。
1位: TC CORSE Esports MAZDA(50pt)
2位: Sengoku Gaming(46pt)
3位: TC CORSE SPK e-SPORT Racing with TOYO TIRES(34pt)
4位: KOSHIDO RACING(30pt)
5位: EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川(22pt)
6位: AUTOBACS(21pt)
7位: eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS(16pt)
8位: NISSAN×TRUST RACING(8pt)
9位: KOSHIDO Jr. RACING(6pt)
10位: ZIMA RACERS(4pt)
出場選手の皆さん – Saiga NAK
今回のラウンドファイナルでは1位に35ポイント、2位に25ポイント、3位に20ポイント・・・と付与されていくので、試合結果次第では大逆転の可能性も十分あり得ます。
谷口信輝さん(左)、西澤健太さん(右) – Saiga NAK解説はお馴染み、谷口信輝(@NOB_TANIGUCHI)さんと西澤健太(@NiShiKeNgame)さん。
谷口さんは「オフラインという場で賞金をかけた戦いに注目したい」と語りました。
JEGTは今回で4度目になります。
私どもオートバックスはちょうど今年、看板を掲げてから50年になります。
できるだけ多くのお客さんに車好きになってもらおうという想いから、リアルのレースではSuper GTを26年続けており、おじいちゃん世代から孫世代まで通算1,000万人のお客さんに来ていただいております。
eモータースポーツではおじいちゃんも孫も一緒に走ってレースが楽しめる。
これから先もモビリティに関するイベントをしっかり支えていきたいと思っています。
今日は復興の意も込めて、精一杯、明るく元気に楽しくレースしていただければと思います。
皆さんがんばってください!
各チームで作戦が分かれるスタート
レーススタート! – YouTubeファイナルラウンドの舞台はイタリア「モンツァ・サーキット」
レースのグリッド(開始位置)を決めるスーパーラップの結果ZIMA RACERSがポールポジションを獲得しています。
スタート時のタイヤ選択にも各チームの戦略が出たラウンドファイナル。
ポールポジションを獲得したZIMA RACERSはハードタイヤで温存しつつ後続をブロックしたい構えです。
一方、まさかのミスでスーパーラップ最下位からの幕開けとなったEVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川はソフトタイヤで序盤から巻き返しを図ります。
オープニングラップから激しい攻防が繰り広げられますが、最後尾からソフトタイヤでスタートしたEVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川は5ラップ目で早くも首位に躍り出ます。
スーパーラップのミスを帳消しにする山中選手の素晴らしい走り!
ドライバーチェンジも見どころ
ピットが近づくと次のドライバーは後方で待機 – Saiga NAK今回のラウンドファイナルでは各ドライバー6周の走行義務とソフト・ミディアム・ハードタイヤの使用義務が課せられています。
第1スティント(ドライバー)がハードタイヤで走ったチームは6周走破と同時にピットイン!
目の前で実際にドライバーチェンジが行われるというのもオフライン大会の醍醐味ですね。
昨シーズンチャンピオンのSengoku Gamingは14周目でソフトタイヤに履き替え!
燃料が少ない第3スティントとはいえソフトタイヤで残り9周を走らなければいけない役割を奥本博志選手が担います。
ラストスパート!
総合優勝争いの直接対決 – YouTubeEVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川が首位を独走するなか、総合1位のTC CORSE Esports MAZDAと総合2位のSengoku Gamingが直接対決!
ハードタイヤで走る加藤達彦選手をソフトタイヤの奥本博志選手が直線で刺してSengoku Gamingが2位に!
熾烈な優勝争いに観客の皆さんも釘付けです。
両サイドから抜かれる – YouTubeTC CORSE Esports MAZDAはその後もタイヤの差で後続をブロックしきれずに順位を落とします。
そしてそのままチェッカーフラッグ!
ラウンドファイナル最終結果
1位: EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川
2位: Sengoku Gaming
3位: TC CORSE SPK e-SPORT Racing with TOYO TIRES
4位: TC CORSE Esports MAZDA
5位: ZIMA RACERS
6位: NISSAN×TRUST RACING
7位: KOSHIDO RACING
8位: KOSHIDO Jr. RACING
9位: AUTOBACS
10位: eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS
審議によるペナルティを踏まえたラウンドファイナルの最終結果はご覧の通り。
そして総合順位は・・・
1位: Sengoku Gaming(71pt)
2位: TC CORSE Esports MAZDA(65pt)
3位: EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川(57pt)
4位: TC CORSE SPK e-SPORT Racing with TOYO TIRES(54pt)
5位: KOSHIDO RACING(37pt)
6位: AUTOBACS(24pt)
7位: NISSAN×TRUST RACING(17pt)
8位: eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS(17pt)
9位: ZIMA RACERS(16pt)
10位: KOSHIDO Jr. RACING(11pt)
・・・となりました!
Sengoku Gamingが2022シリーズに続き2連覇達成!おめでとうございます!
第3位: EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川
– Saiga NAK山中智瑛選手
鈴木聖弥選手
鷲尾拓未選手
森本健太選手
大野爽太選手
第2位: TC CORSE Esports MAZDA
– Saiga NAK佐々木唯人選手
坪井俊介選手
加藤達彦選手
龍翔太郎選手
三宅陽大選手
佐藤真太朗選手
第1位: Sengoku Gaming
– Saiga NAK川上奏選手
奥本博志選手
井芹颯真選手
今村駿佑選手
小林利徠斗選手
– Saiga NAK
ラウンドファイナルを1位で締められなかったのが少し悔しいところでもありますが、大会史上初の2連覇ということで大変うれしく思います。
一緒に戦ってくれたメンバーにありがとうと言いたいです。
3連覇を目指してまた来シーズン戦っていきますので、応援をよろしくお願いします。
大波乱のエキシビションレース
– Saiga NAKラウンドファイナルの集計や審議の合間に行われたエキシビションレースでは、谷口信輝(@NOB_TANIGUCHI)さん、大湯都史樹(@Oyu_Toshiki0804)さん、小山美姫(@mkhouse001)さんといったリアルレーサーに加え、沢すみれ(@sumiresour)さん、ボドカ(@VodkaChaso)さん、鈴木ノリアキ(@NORIAKIISGOOD)さん、SPYGEA(@spygea_jp)さん、どぐら(@maneater_dgr)さん、ta1yo(@ta1yo_tv)さんというインフルエンサー、プロゲーマーの皆さんが大集合!
事前に行った助っ人ドライバードラフト会議で組んだ即席チームで対決しました。
– Saiga NAK
コースは「東京エクスプレスウェイ 東ルート 外回り」
狭い幅が特徴で、助っ人ドライバーでさえサイドバイサイドのままピットインするなどで熾烈な争いが繰り広げられます。
各チームの助っ人ドライバー2人が2周ずつ走ったあとはリーダーたちがバトンを繋ぎます。
格闘ゲームやシューティングゲームが得意な皆さんもレースゲームのシビアな難易度に四苦八苦。
コースではない場所に激突したり後続車を巻き込む大クラッシュを引き起こしたり・・・良い意味でエキシビションらしいレース展開になりました。
後続の大混乱の影響を全く受けない安定した走りを見せた大湯都史樹さんチームが優勝!
eスポーツでもリアルレーサーの実力を見せつけました。
・・・ということで今年の「東京オートサロンeスポーツエクスペリエンス」は閉幕。
昨年の東京オートサロン2023よりも規模を拡大して行われた今年のeスポーツ施策はどのステージでも立ち見が出るほど注目を集めました。
「グランツーリスモ7」や「ストリートファイター6」を体験できるブースは親子連れにも人気で、車好きとeスポーツ好きを繋ぐ役割をしっかり担っていたと思います。
イベント当日に現地で観戦した方も、まだ見ていない方も。
大盛りあがりで幕を閉じた「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」のアーカイブ映像をYouTubeチャンネル「JEGT GP Official」から、ぜひご覧ください!
© TOKYO AUTO SALON ASSOCIATION
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