岡江久美子さん遺作「車線変更‐キューポラを見上げて‐」上映 出演俳優村上弘明が能登半島地震の募金を呼び掛ける 

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岡江久美子さん遺作「車線変更‐キューポラを見上げて‐」上映 出演俳優村上弘明が能登半島地震の募金を呼び掛ける 
舞台挨拶をする村上弘明。

女優岡江久美子さんの遺作映画となった「車線変更 -キューポラを見上げて-」の上映会が1月8日に 東京・日比谷図書文化館・日比谷コンベンションホールで開催された。主人公の父親役を演じた村上弘明、国枝秀美プロデューサーが登壇した。

平田雄也演じるオートレーサーの息子が大会目前に事故に遭い、障害者となるが、地域社会に支えられて、困難を乗り越えた家族が再生する様子描く。妻役の岡江さんと村上の出会いは、岡江さんが司会を務めていた「はなまるマーケット」(TBS)。

出演ドラマの番宣ゲストとして出演した村上は、お気に入りのイタリアンレストランのスイーツを、「おめざ」として持参したところ、年間一位を獲得。

「その店にお互いの夫婦、四人で行きましょうという話をしていたんですけどね。あんなことになりましてね」と悼んだ。 村上が演じたのは、1964年東京オリンピックの聖火台も作った鋳物工業の街、埼玉県川口 市で鋳物工場を営む昭和風の世襲経営者。映画のサブタイトルの「キューポラ」は、鋳物工場の屋根から突き出た溶解炉の煙突のこと、鋳物の街川口を象徴している。

「胃袋が四つ欲しいなんて、控室では朗らかに 談笑していた岡江さんも撮影現場に向かうと 笑顔が消え、夫をたてる従順な妻に変身。 オンオフの切り替えも自在に役に没してました」 と回想した。

「この映画は地域の支えによって再生する家族の物語です。相互扶助の中で成り立っている社会。でも、今ネット社会になって、そういった本来の人と人との関係性が崩れかけているのではなかろうか。昭和の匂いを色濃く反映させたこの物語から今では失いかけた何かを見いだしてくれたら、大変嬉しく思います」とアピールした。

本作の製作自体が、地域の支えで再生したという経緯を持つ。2019年に撮影がほぼ終了していたにもかかわらず、コロナ禍で編集、仕上げが滞り、村上自身も本作品のお蔵入りを懸念した。

しかし、撮影舞台となった埼玉県川口市の市民団体などの支えで蘇り、村上は宣伝隊長に就任。それからは、クラウドファウンディングなどでいろんな媒体を通じ資金を募り、ついに2022年末に川口市で先行ロードショーを開催。その後、岩槻映画祭を皮切りに、岩手県盛岡、宮崎他を経て、東京初上演 に至った。

また、令和6年能登半島地震について、岩手県陸前高田市出身の村上は、「12年前の東日本大震災。あの光景は未だに私の脳裏に焼き付いています。今も避難場所で不安と悲しみの中で過ごしていらっしゃる方々の想いは察するに余りあります。なんとか道路が復旧して十分な支援が行き届くように願っています」と会場に設置した募金箱への募金も呼びかけた。)撮影・文@野島茂朗)

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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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