2023年いちばんおすすめの文庫は、『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』ドニー・アイカー著、安原和見訳(河出文庫)に決定!
書評誌「本の雑誌」が、その年にでた文庫のおすすめを紹介するガイドブック『おすすめ文庫王国2024』にて、「本の雑誌が選ぶ2023年度文庫ベストテン」を発表しました。
1位に選ばれたのは、『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』ドニー・アイカー著、安原和見訳(河出文庫)。59年のソ連で起きた雪山登山をしていた若者9人が全員謎の死を遂げた事件の真相を探る、まるでミステリー小説かと見紛うほどの、手にしたら貪るように読み進む一気読みのノンフィクションです。
2位には『神よ憐れみたまえ』小池真理子(新潮文庫)、3位には『天離り果つる国 (上・下)』 宮本昌孝(PHP文芸文庫)が選ばれました。以下の順位は下記に。
〈本の雑誌が選ぶ2023年度文庫ベストテン〉
1位『死に山 』ドニー・アイカー 安原和見訳/河出文庫
2位『神よ憐れみたまえ』小池真理子/新潮文庫
3位『天離り果つる国 (上・下)』 宮本昌孝/PHP文芸文庫
4位『とにもかくにもごはん』小野寺史宜/講談社文庫
5位『穏やかな死者たち』エレン・ダトロウ編 渡辺庸子、市田泉他訳/創元推理文庫
6位『いつの空にも星が出ていた』佐藤多佳子/講談社文庫
7位『完全版 日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?』田中康弘/ヤマケイ文庫
8位『化け者心中』蝉谷めぐ実/角川文庫
9位『いつかたこぶねになる日』小津夜景/新潮文庫
10位『午後三時にビールを 酒場作品集』中央公論新社編/中公文庫
また「おすすめ文庫王国2024」では、現代文学(永江朗選)、恋愛小説(吉田伸子選)、SF(大森望選)、時代小説(青木逸美選)、エンターテインメント(藤田香織選)、国内ミステリー(宇田川拓也選)、海外ミステリー(関口苑生選)、雑学(内田剛選) 、ノンフィクション(東えりか選)、ライトノベル(タニグチリウイチ選)とジャンル別の文庫ベストテンも発表しています。
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