【栃木県】那須塩原市図書館でフラワークリエイター篠崎恵美氏のインスタレーションを展示中

栃木県の那須塩原市図書館「みるる」にて、フラワークリエイター篠崎恵美氏によるインスタレーション「Now / Then, Present(いまとそれから。プレゼント)」が、11月23日(木)～12月15日(金)の期間で開催されている。

篠崎恵美氏(edenworks)について

フラワークリエイターの篠崎恵美氏は、花や植物を扱うクリエイティブスタジオ「edenworks」を主宰。“花を棄てずに未来に繋げる”を理念に掲げ、独自の感性で花の可能性を引き出し、花のロスを最大限になくすクリエイションをする。店内装飾からウィンドウ装花、雑誌、広告、CM、MVなど、花にまつわる創作を広く手がけ、週末限定のフラワーショップ「edenworks bedroom」、ドライフラワーショップ「EW.Pharmacy」、植物のコンセプトショップ「conservatory by edenworks」、花と人を繋ぐフラワーショップ「ew.note」など様々なショップを展開している。

花という唯一無二の造形物を日常の図書館に

今回のインスタレーションのタイトル「Now / Then, Present」は、“いまの瞬間”と“それから永遠に続いていく”ことを意味している。「Present」という単語は“プレゼント(贈り物)”の意味であり、“存在する・そこにある”という意味も含まれる。

同展では、花という唯一無二の造形物を、日常の図書館にインスタレーションとして展示する。それは生きた作品であり、日々変化していくことをコンセプトにしている。

展示期間中に花を使った生きる作品の日々の変化を感じてもらうとともに、展示終了時には会期中にドライフラワーになった作品を包装して来場者にプレゼントすることでインスタレーションが完成。ロスフラワー(本来廃棄されてしまう花)を最大限になくす制作を目指す「edenworks」ならではの作品であり、花を通してコミュニケーションや新しいストーリーが生まれ、それがずっと続いていくことを願う作者の思いが込められている。

今回のインスタレーションは、篠崎恵美氏の過去の作品の中でも一番規模が大きく、「みるる」の展示作品の中でも過去最大。作品プレゼント実施日は12月16日(土)・17日(日)、なくなり次第終了となる。

那須塩原市のアートへの取り組み

那須塩原市では、アートを活かしたまちづくりを推進するため、「那須塩原市ART369プロジェクト実行委員会」を令和元年度に発足。市が事業費を補助しており、アートのワークショップイベントやアーティスト作品の展示など、市内でのアートに触れる機会の提供を進めている。

令和2年9月に開館した那須塩原市図書館「みるる」は、JR宇都宮線の黒磯駅前に位置し、1階には乳幼児と児童のスペースや近隣の牧場が手掛けるカフェ、2階には静かに読書や学習ができるスペースなど、多様な読書環境を提供。グッドデザイン賞2021、第33回栃木県マロニエ建築賞を受賞している。

那須塩原市図書館「みるる」で、フラワークリエイター篠崎恵美氏によるインスタレーションを鑑賞してみては。

edenworks HP：https://edenworks.jp/pages/about
那須塩原市ART369 HP：https://art369.jp/

■那須塩原市図書館
住所：栃木県那須塩原市本町1-1

(山本えり)