漫画家がインボイス制度に激怒「差別を助長するシステムを国が主導でやってる」「ザコどもが生きられる状態を作らないといけない」

漫画家やポーカープレイヤーとして活躍しているピョコタン先生が、インボイス制度について苦言を呈し、激怒している。インボイス制度の悪影響で「差別が起こる」のだという。
仕事をもらえない人が出てくる?
ピョコタン先生は「文化が成熟するためには一番下のザコどもが生きられる状態を作らないといけない」とYouTube動画内でコメント。出版社はインボイス関連で面倒くさい手続きを避けるようになり、仕事をもらえない人が出てくるという。
<ピョコタン先生の動画内コメント / 要約>
「出版社が漫画家に描かせるとき、免税事業者に描かせると出版社がちょっと損するの。1000万円以上売り上げがないヤツというのは「こいつゴミじゃん」「こっちで消費税払ったり手続き面倒くせえからコイツに(仕事)やんなくていいや」というふうになるんだよ。その差別を助長するシステムを国が主導でやってるのが相当ヤバイ。
下の人間の気持ちがわからない金持ちっているじゃん。「そもそもそんなやつ世の中に存在する価値ないんだよ」って極論を言いたがる。あいつらって何もわかってない。文化が成熟するためには一番下のザコどもが生きられる状態を作らないといけない。底辺でも生きられる状態が作られていることが文化の成長。そのゴミの中から一握り、1/10000の確率で天才が生まれるんだよね、尾田栄一郎、鳥山明、ぜんぶの業界でそうなの。最下層がしっかり生きられる状態を長く維持していくことがマジで国にとって大事なの。
日本は貧困国化している。インボイスで弱小を切り捨てることで、その業界自体がやせ細る。日本が貧困国なのは間違いない。少子化していて、人口が減っていて、高齢者が増えてる。高齢者は使い物にならないし年金で暮らしてるわけじゃん。生産性が一気に落ちるわけじゃん。ドン詰まりですわコレは」

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