“社員の睡眠を見守る”クラウドサービス「datasleep」。フィンランド発の睡眠リングOura Ringと連携

生産人口が減少する今、企業は社員のパフォーマンス向上を重視し、社員は自身のコンディションを気遣いながら働くことが求められている。

企業は、「社員の健康」を経営戦略の一部として捉え、健康に関する取り組みを積極的に行う“健康経営”を実現することが必至だ。

今回は、健康経営に活用できそうな、睡眠リングを用いたクラウドサービス「datasleep(データスリープ)」を紹介したい。

チームの活動変化に伴う睡眠の質の推移などを観察

datasleepは、“社員の睡眠を見守る”クラウドサービス。フィンランドのオーラヘルス社のリング型睡眠トラッカー「Oura Ring」と連携し、睡眠や健康関連データの収集・分析を行うものだ。

Oura Ringが測定したデータをもとに、個人とチームの睡眠を「見える化」。チームの中でうまく眠れていない人を見つけたり、チームの活動の変化に伴う睡眠の質の推移などを観察したりできる。

「睡眠・コンディション・活動」の3つの観点から、チーム・組織の睡眠データをスクリーニングするほか、睡眠と活動の理想的なバランスをデータで提示するという。

高精度のデータ収集により、疲労やストレスの兆候を早期に検出するdatasleepは、組織の健康や生産性アップに貢献すると期待されている。

リング型睡眠トラッカー「Oura Ring」

datasleepに活用されているOura Ringは全世界で100万個以上の販売実績を誇っている指輪型センサー。「睡眠・コンディション・活動」の3つの健康指標を計測し、健康維持の手助けを行っている。

たとえば“睡眠”の測定では、心拍数やレム睡眠の時間から、睡眠効率を測ることが可能。可視化されたデータをもとに、睡眠の質を確認できる。

起床時の準備具合、体の調子や状態を表す“コンディション”は、心拍数や体温、回復指数をもとに測定。

1日の活動量を表す“活動(アクティビティ)”は、活動時間や非活動時間、トレーニング頻度をもとに測定する。また、Oura Ringは1日の活動目標の設置や管理も実施するという。

社員の健康維持を重視する現代

datasleepは、経済産業省「IT導入補助金2023」にも採用。提供元のブロードバンドジャパン社は、睡眠リングと連携したdatasleepのようなツールの導入は企業の健康経営や人的資本の安全・衛生面における投資としての意義が増してくると伝えている。

従業員の健康を改善することで全体的な生産性を上げることに取り組む企業は増えている。健康経営は従業員の満足度やロイヤリティを向上させる手段ともなり、今後も関心が高まるだろう。

※Oura Ringは医療機器ではないため、医療的な診断や治療の用途には使えない

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000130444.html

「datasleep」ポータルサイト:https://www.bbjpn.com/case12/

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. “社員の睡眠を見守る”クラウドサービス「datasleep」。フィンランド発の睡眠リングOura Ringと連携
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。