【東京モーターショー2009】プレスキットもガジェットになる時代

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2007年に続く41回目の開催となる自動車の見本市『東京モーターショー2009』が、10月24日(土)から11月4日(水)にかけて千葉・幕張メッセで開催されます。これに先立ち、21日と22日に報道関係者招待日として国内外のメディアが招待されました。ガジェット通信も取材に行ってきましたよ!

まずプレス(報道)参加者は、入場手続きの後プレスセンターで資料を受け取ります。こちらの資料は“プレスキット”と呼ばれるもので、モーターショーで発表される製品や技術のプレスリリース、カタログ、写真などから構成します。

最初に驚いたのが、モーターショー事務局が発行するプレスキットが、USBメモリーとして配布されていること。取材の手引きや出展社一覧、会場地図、日本自動車工業会のパンフレットがPDFファイルとして収録されています。分厚くて重い紙の束を渡されるより、こちらの方がはるかにスマート。感心しながら、今度は出展社各社のプレスキット配布所へ行ってみます。

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またUSBありました!マツダが配布するプレスキットは、ネックストラップ付きのUSBメモリーです。広報資料のパンフレットがPDFファイルで収録されているほか、写真素材も解像度「高」「低」の2種類で用意されています。必要なファイルをコピーした後は普段持ち歩くUSBメモリーとしても使えるという、ノベルティ感あふれるガジェットでうれしい限り。

他社のプレスキットを見て気づいたのが、豪華なパンフレットや冊子など、紙ものの資料があまりないこと。「紙資源のムダ使いをしない」という環境への配慮があるのかもしれません。CO2排出削減など、環境技術への対応が迫られている自動車メーカーの取り組みがプレスキットからもにじみ出ているようです。

ちなみに、日産自動車はURLが記載されたカードが1枚で、すべてプレス用のウェブサイトから資料をダウンロードする形態。他社も写真素材は基本的にウェブサイトから配布して、プリントや紙を減らすよう努めています。CD-ROMを配布していたのは国内メーカーでは1社のみ。こちらも紙は使っていませんが、再利用できないことを考えると今後は廃止される運命にありそうです。

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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

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