ゲーム実況でパシフィコ横浜が満員に! 赤髪のとも・ぺいんと・らっだぁ主催『しぐなるぜろ』1日目レポート
ゲーム実況者の赤髪のとも、ぺいんと、らっだぁ主催のリアルイベント『しぐなるぜろ -Signal Zero-』が、パシフィコ横浜 国立大ホールで開催された。本イベントは9月9日(土)と10日(日)の2日間行われ、チケットはいずれも完売。両日共に約5000人の熱狂が会場を包み込んだ。今回のレポートでは、1日目の興奮の模様をお伝えする。
豪華出演メンバーが集結
開演の16時直前、場内アナウンスは配信者グループ「○○の主役は我々だ!」から、鬱先生とトントンが担当。普段の動画と変わらない仲良さげな会話も交えつつ、丁寧に会場内での諸注意を伝えた。最後は「それでは」「開演まで」「今しばらく」「お待ちくださいましー!」「しー!」とお茶目な掛け合いで締めくくると、客席からは笑いと共に大きな拍手が。
その後ステージ中央の大きなスクリーンにはローディング画面のプログレスバーのようなものが表示され、100%になると共に会場が暗くなり、オープニングムービーが再生。やがてスクリーン下の扉が開き、らっだぁ、ぺいんと、赤髪のともの3名が登場した。
「思ったより(客席が)近いな!」「すごいことになってる」「これは緊張するね」と喜びつつ怯えた様子も見せる3人に、司会進行役のひげおやじが集まったファンとのコールアンドレスポンスを提案。客席のペンライトも、赤髪のともの番では赤、ペイントの番では黄色、らっだぁの番では青と、「しぐなる」カラーで切り替わる中、それぞれのコールアンドレスポンスで早くも場内の気温が上がっていくようだった。
続いてはゲストが登場。金豚きょー、しにがみ、Nakamu、シャークん、ぴくとといった人気配信者の面々がそれぞれマスクや覆面などを付けてステージ中央の扉より現れるが、ぐちつぼだけ舞台裾から出てきた。それでも着ぐるみ姿で誰よりも目立っている。「ぐちつぼさん、自前ですか?」と尋ねられれば、「自前ってどういうことですか? 皆さんも自前ですよね」などと答え、観客の笑いを誘う。
『エブリバディ 1-2-Switch!』で大盛り上がり
登壇者も揃ったところで、前半のコーナーがスタート。イベントのホスト側である赤髪のとも、らっだぁ、ぺいんとの3人がしぐなるチームとして、ゲストの側のメンバーから3人ずつ選んで組まれたチームと対戦をしていくという内容だ。対戦で用意されたのはNintendo Switchの『エブリバディ 1-2-Switch!』である。
最初は「20分Party」の「ノーマル」レベルから。初戦はしにがみ、ぴくと、金豚きょーの3人と「ブレインスクワット」で戦った。ゲームの掛け声に合わせて単にスクワットすればいいわけではなく、「しゃがむな」と言われた時はしゃがんではいけないルール。2回行われたうち、どちらも赤髪のともが高得点を叩き出してしぐなるチームの勝利となった。緊張感ある初戦で戸惑ったメンバーもいた様子だが、赤髪のともが「人の話をきくこと!」と、さっそく場慣れした様子で勝因を語る。
2戦目はNakamu、しにがみ、シャークんと「ギリギリバルーン」で戦ったが、こちらは2回行われたうち、どちらもしぐなるチームがバルーンを割ってしまい、ゲストチームの勝利となった。ただ結果を見ると、ゲストチームのバルーンのサイズが1回目は98%、2回目は99.9%という高記録を出しており、タイトル通り「ギリギリ」で競ったがゆえの勝敗となっていた。
3戦目は「ヒップレスリング」、いわゆる尻相撲である。らっだぁVS金豚きょーで行われた1回戦は、らっだぁがカウンターを繰り出して「はい、よゆー!」と勝利。赤髪のともVSシャークんとなった2戦目はカウンターの応酬となったが、最終的には赤髪のともが勝利した。そしてぺいんとVSぴくとの3戦目。「勝利のコツはカウンター」とわかり、戦いが始まってもお互いが一向に動かず「ケツの睨み合い」が続くも、痺れを切らして先に動いたぴくとに対し、すかさずぺいんとがカウンター。しぐなるチームが完全勝利し、「しぐなる3人、ケツでか!」というパワーワードが飛び出した。
4戦目は「だるまさんがころんだ」で勝負。こちらは金豚きょー、しにがみ、Nakamuの3人とのバトルとなり、先にチームの2人以上がゲームの中の少年にタッチできれば勝利となる。一見地味だが、実際に始まると、これがかなり白熱の試合となった。動いたかどうかはJoy-Conに搭載されたセンサーによって判定されるため、ほんのわずかでも「うごいた!」と叫ばれてスタート地点に戻されてしまう。
「マジで本当にむかつく!」など、真剣勝負ゆえにメンバーの怒号が飛ぶ。赤髪のともが少年の真後ろまで接近するも、結局「うごいた!」とスタートに戻されたときには、客席からも「あーっ!」という嘆声が漏れた。このまま勝負はつかないままかと危ぶまれたが、最後は「だーるーまーさーんーがー……」と少年の声がゆっくりになった瞬間、金豚きょー、らっだぁ、ぺいんとの3人がゴール。しぐなるチームが勝利して「3対1」となり、ホスト側の優勝となった。
続いては「20分パーティ」の「プロ」レベルに挑戦。より難しく、真剣度も増した戦いが繰り広げられていく。1戦目はぴくと、Nakamu、シャークんと「穴あきバルーン」の勝負し、しぐなるチームが勝利。2戦目はぴくと、金豚きょー、シャークんと「忍術修行 刀編」で戦い、ゲストチームの勝利となった。
3戦目の「早斬り」対決でぺいんとVS金豚きょー、赤髪のともVSシャークん、らっだぁVSしにがみの3組で一斉に戦ったときには3組ともしぐなるチームの勝利に。しかし4戦目、Nakamu、ぴくと、シャークんと「だるまさんがころんだ2」に挑むと、ゲストチームの2人が先にゴールを決めて勝利。「2対2」で、拮抗した試合運びとなった。
そして最後のゲームにまたしても「だるまさんがころんだ」が選ばれると、ようやく着ぐるみ姿のぐちつぼが動く。「ちょっと外科手術するね」とまさかのJoy-Conを背中から着ぐるみ……否、“内臓”に入れる形で参戦となった。
ゲストチームにはさらにNakamuとぴくとが加わり、バトルがスタート。相変わらずシビアな判定に試合は拮抗し、少年が「動いた!」と言って誰かが戻される度に客席から「ワ―ッ!」と声が上がる。着ぐるみのぐちつぼも見た目にはまったく変わる様子はないが、画面を見るとしっかり進んだり、「うごいた!」と言われて戻されたりしている。
客席からも「頑張れー」と声援が送られる中、やはり最後に少年の声がゆっくりになったタイミングで一斉に全員が前へ出る。勝ったのはしぐなるチームで、これで「ノーマル」「プロ」ともにホスト側が2連勝を収めることとなった。残念ながらゴールできなかったぐちつぼへも「ナイスファイト!」と賞賛が送られつつ、司会のひげおやじから「皆さんは内臓に(Joy-Conを)入れないようにしてください」と注意が語られ、客席から笑いが起きた。
その後は改めてゲストのトークも挟みつつ、「時間が許す限り、アラカルトでちょっと遊んでみませんか」と、『エブリバディ 1-2-Switch!』の「パーティ」モードでは選ばれなかったゲームに挑んでみることに。その中から「常識スピードクイズ」が選ばれると、1回戦はしにがみ、シャークん、金豚きょーのチーム対、ぐちつぼ、Nakamu、ぴくとのチームというゲストチーム同士の対決となった。
内容は「水を温めると氷になる」や「夜の挨拶と言えばこんばんは」など、あまり考えなくてもわかりそうな問題にマルかバツかで答えるというもの。知識よりもスピードが求められるゲームとなっている。こちらはぐちつぼ、Nakamu、ぴくとのチームが異様な強さを見せつけ、1問目から3問目まで完全勝利を収めた。2回戦、今度はこの勝者のチームがしぐなるチームと戦うと、やはり勝利して2連勝。「最後ぐらいはね」と、ホスト側からゲストチームへ花を持たせる結果となった。
「面と向かって遊ぶのは楽しいですね。応援ももらえて」と赤髪のとも、「しぐなるのみんなはお尻が強いんだな」とぺいんと、「だるまさんがころんだ、まじ許さんからな」とらっだぁがそれぞれ感想を述べ、『エブリバディ 1-2-Switch!』での対戦コーナーは終了となった。
『PICO PARK』に悪戦苦闘
ステージ転換のタイミングで、配信者グループ「○○の主役は我々だ!」の面々からのビデオメッセージも挟んだ後、後半は8人同時に遊べるNintendo Switchのアクションパズルゲーム『PICO PARK』での協力プレイコーナーがスタートした。こちらは「WORLD MODE」にて、しぐなるの3名と、金豚きょー、しにがみ、シャークん、Nakamu、ぴくとの8人による協力プレイで進んでいく。基本的には横スクロールのステージ内でカギを見つけ、ゴールの扉を開いて全員脱出できればクリアというゲームになっている。
ステージ1-1、2-3、3-3と、司会のひげおやじから指定されたステージを次々とクリアしていく一向。さすがは全員人気配信者だけのことはある。ステージ5-2はジャンプするたびにプレイヤーが変わるというトリッキーな内容で少々行き詰ったものの、「がんばれー!」という客席からの声援を受け、見事クリアした際には「わーーー!」という歓声が上がった。
が、大きな壁となって立ちはだかったのが6-4だ。「Don’t Push」と書かれたボタンが出てきて、それを1人でも踏むとミスとなってしまう。しかもステージの後半ではボタンが等間隔で並んでいるので、1人1人テンポよく飛び越えていくのが難しいのだ。
当初こそ「ミスったら歓声がもらえる」「ミスった方がおいしい」と和気あいあいと楽しんでいたメンバーたちだったが、何度もミスを重ね続けてさすがに焦りが見えてくる。観覧に徹していたぐちつぼが「みんな、リラックス、リラックス!」と声をかけたりする中、ようやく赤髪のともが鍵をゲット。「みんな、終わりにしようぜ!」とゴールまで進むも、最後にシャークんがボタンを踏んで台無しに。本当に1人のミスも許されない。
その後もNakamuがボタンを踏んでミスったところを「大丈夫!」と赤髪のともが抱きしめたり、しにがみがミスって土下座をしたりといった場面もあったが、最後は8人プレイならではのとある攻略法を見つけ出し、見事ステージクリア。
その後も7-4、8-1、9-1、10-2と所々で難所を挟みつつも、順調にステージを進めていく一向。そこでらっだぁが急に「トイレ」と家にでもいるような気軽さでステージを去ると、12-4からは「いけるぜ」とぐちつぼが再び“内臓”にJoy-Conを入れる外科手術を行って参戦した。
最後のステージだけあって、強制スクロールの超難易度。皆が白熱する中らっだぁが戻ってくるが、誰も相手をしてくれず、しょんぼりとステージ端に座り込んで観客に徹する場面も。その後は司会の隣に立って“解説役”ポジションを取るなどして「ずるい場所見つけたねぇ」とひげおやじに突っ込まれたりしていた。
次が最後の挑戦というところでも、またミスをしてしまった一同。らっだぁから「もう一回ってことにしてみたらどう?」と提案があり、ひげおやじが「じゃあ、もう1回だけやってみる?」と了承。泣きの一手でようやくクリアとなり、会場は大盛り上がりに。「もう1回やったらできるって踏んだらっだぁさん、流石でした」とまとめるひげおやじに「いや、俺らでしょ!」とメンバーから突っ込みが入りつつ、「台本通り、盛り上がりましたね!」とコーナーを締めくくった。
出演メンバーからメッセージ
舞台の最後に、登壇したメンバー一人ひとりから感想や来場者へのメッセ―ジが送られたので、以下で紹介していこう。
金豚きょー:
最初めっちや緊張してたんですけど、やってたら割と普通にしゃべれるようになってました。今は緊張もなく、楽しかったです。
しにがみ:
(歓声を受けて)気持ちいぃー! 今回のイベントで大きな問題があるのが見つかりまして……反射神経がない!(「ゲーム実況者?」とひげおやじからツッコミが入る)これから反射神経を鍛えて。足をひっぱらないように頑張ります!
シャークん:
歓声があるのは初めてなんで、テンション上がりますね。(客席から「かわいー!」などの声援を受け)考えてたこと飛んだんですけど……楽しかったです。
Nakamu:
僕も緊張しまして、こう見えて。(今は)きょーさんがおっしゃってたように、普段通りに。先輩方と顔を突き合わせて楽しかったのと、沢山の声援がもらえてうれしかったです。
ぴくと:
最後まで慣れませんでしたけど、皆の前でキョドっちゃって。でも楽しかったです、ありがとうございます。
ぐちつぼ:
(歓声を受けて)もう1回、もう1回、もう1回!(歓声)あと1回!(歓声)おっけー!満足しました! 楽しかったです!
らっだぁ:
楽しかったです。ゲストの皆さんも来てくれてありがとうございます。お客さんたちも温かくて、イベント久しぶりだったんですけど、本当にやってよかったです。また機会あると思うんで、また来てください。
ぺいんと:
まず感謝したいのが、誘ってくださったこのしぐなるの2人、ありがとう。そして、ゲスト出演してくれた皆さん、そしてひげさんも! そして何より、来てくれた皆さんありがとうございました!
赤髪のとも:
(歓声を受けて)あー、本当にきもちいやこりゃ。(「温泉か!」とひげおやじからツッコミを受ける)最後のダメ押しのもう1回っていうところでバシッときめるのが、長年の実況者だと思いました。本当に最後、会場が一致団結した感じが凄い気持ちよかったです。ありがとうございました。
本イベントは2023年11月26日(日)、Kアリーナ横浜にて追加公演の開催も決定している。今回参加できなかった方も、ぜひ興奮のステージへと足を運んでみよう。
しぐなるぜろ公式サイト:
https://getnews.jp/mcn/signalzero
オフィシャル先行二次(抽選)受付URL:
https://eplus.jp/signalzero/[リンク]
※受付期間:10/9(月)12時より開始~10/15(日)23時59分まで
おまけ
(取材・平原学 / 写真・オサダコウジ)
ウェブサイト: https://getnews.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。