けやきひろば開催イベント過去最大級の10万人来場！大盛況で幕を閉じた埼玉初のベトナムフェスに潜入

今年は日本、ベトナムの外交樹立50周年。そんな節目を記念し、2023年9月1日から3日までの3日間、埼玉県で初となる「シンチャオ！さいたま」ベトナムフェスがさいたま新都心駅前のけやきひろばで開催されました。

けやきひろばではビールフェスなど数々の魅力的なイベントが多数開催されていますが、今回のベトナムフェスの来場者は3日間で延べ10万人（主催者発表）と、過去最大級の大盛況ぶり。初日の開幕式から、イベントを取材してきました。

今回のイベントのテーマは日本の十五夜にあたる「中秋節」。ベトナムでも月を愛でる日とされ、街中は色とりどりの灯篭などで彩られます。そんな中秋節のハノイの街を再現したフェスの会場は、まさにリアルベトナム。各所にフォトスポットも登場し、写真撮影にいそしむ来場者の姿が見られました。

3日間限定のイベントにもかかわらず、建てられた建造物もかなり本格的。“ベトナムのおうち”をイメージして作られた建物も、実際に現地に行ったかのような気分が味わえる本格派です。

ベトナムのお部屋も再現されていました。こういったフェスは飲食ブースなどがメインになることが多いですが、「シンチャオ！さいたま」ベトナムフェスはひと味違い、埼玉にいながらにしてリアルなベトナムの文化に触れてほしい、との想いが伝わるようなこだわりの会場づくりとなっていました。

イベント初日、夕方からは開幕式が開催されました。大野元裕埼玉県知事（写真左から2番目）や駐日ベトナム大使館・ファン・クアン・ヒエウ駐日ベトナム特命全権大使（写真左から3番目）も登壇し、それぞれ挨拶。その後、鏡割りで記念すべきイベントの幕開けを祝いました。

もちろん、フェスに行くなら気になるのが飲食ブース。多彩なベトナムフードがラインナップされていました。

こちらはバインミー。本場の味がしっかり再現された品々ばかり。もちろんフォーや揚げ春巻きなどベトナムといえば！なフードが揃っていて、リアルなベトナムの雰囲気に包まれた会場で食べるからこそ、現地へ旅行に行った気分にも。

BARもあったり、生サトウキビ搾りたてジュースといった魅力的なドリンクもあったりと、飲食ブースはかなり充実しています。

中国発祥の羽蹴り競技でベトナムの国民的スポーツ「ダーカウ」の大会も開催されました。時には足をクロスさせたり、後ろに回したりとトリッキーな技を繰り出す迫力の競技を間近で観戦。食文化だけでなく、スポーツ文化にも触れられるのも、同フェスならでは。

フェスのもう一つの目玉がコンサート。紅白歌合戦級ともいわれる現地の大物アーティストらが集結。DIVAと呼ばれる歌姫のひとり、ホン・ニュンさんやトップ歌手のクアン・ズンさんが歌声を披露し、フェスを盛り上げました。

3日目を飾るコンサートでは客席が埋め尽くされ、観客はアーティストと一体となって楽しんでいました。

こだわりの会場づくりから、フード、スポーツ、音楽、伝統芸能など埼玉がベトナム一色に染まった3日間。他にはない魅力が満載のフェスとなりました。今回初開催とのことでしたが、ぜひ毎年行きたくなるほどの大満喫できました。来年以降も2回、3回と続いていきますように…。

シンチャオ！さいたま：https://xinchaosaitama.com/

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